まず最初の仕事の「SAKE TRAINING」は15時半からやき、午前中と昼間は予定が空いちょったがよ。
ほいたら迫田さんから連絡があり、「お酒を持ってないろうか」とのこと。
この日の手持ちのお酒はなかったがやけんど、何に使いたかったがか訊ねたところ、実はこの前日の大使館での「LONDON TOSA SAKE FAIR 2017」に、迫田さんが「アップル」(レコード会社の方)の方をご招待しちょったがやけんど、手違いか何かで大使館に登録がされちょらんかって、ご来場いただいちょったに入場できんと帰られたとのことで、彼のところにお詫びに持って行きたいっちゅうことやったがやき。
ほいたらお酒はないけんど、高知から手持ちしたお菓子のお土産が1つ余るき、それを使うてくださいやっちゅうことで、ワシと高知県中小企業団体中央会の川田さんと3人で、お詫びにうかがうことになったがよ。
こちらの建物の27番が、かのビートルズの「Apple Corps Limited.」さんの本社ながやき。
ちなみに、昨年ビートルズ来日50周年を迎えた際、アップル社公認で記念のオリジナルピンバッチを作ったがやけんど、そのデザインを手がけたがが迫田さんやって、そん時にお世話になったアップル社のライセンス管理の責任者がポール・コールさんで、その方を今回のイベントにご招待しちょったっちゅうがよ。
こりゃあさぞご立腹やろうと、緊張して待ちよったら、ニコニコ満面笑顔で、ポールさんはワシらあを出迎えてくださり、社内のビートルズグッズがあふれる部屋にご案内してくださったがやき。





まずは3人で、つたない英語でお詫びさいてもうて、高知のお菓子をお渡ししたがよ。

ポールさんは、まったく怒りもせんと、終始笑顔で応対してくださり、コーヒーを淹れてくださり、社内のアチコチをご案内してくださり、ビートルズシングルのジュークボックスや、貴重なゴールドディスクらあも見せてくださり、さらにナント!ビートルズのLP、CD、グッズらあのお土産までいただき、恐縮しまくりでアップル社を後にしたがやき。




ポールさん、まっこと申し訳ございませんでした!後日秘蔵の大吟醸をお届けさいていただきますきに!
ホッと胸をなでおろした3人は、急にお腹が空いてきて、地下鉄の駅前でカレーの匂いにこぢゃんと反応!


匂いをたよりにウロウロしもって、ついに店を特定さいて、「Haandi」っちゅうインド料理店に入り、カレーをいただいたがよ。
このカレーが旨いこと、旨いこと!
キングフィッシャービールとカレーで、大満足やったがやき。
その後は、まだちくと時間があるっちゅうことで、こりゃアノ場所に行くしかないっちゅうことで、世界一有名な横断歩道、あのビートルズのアビーロードに行って、写真を撮りまくったがよ。
ある意味超レアな、すぐ横が工事中のアビーロード横断歩道の写真ながやき。

当然、アビーロードスタジオの写真もおさえてきたがよ。

さて仕事、仕事!
15時20分にタザキフーズの西谷さんと待ち合わせ、「TOSA SAKE TRAINING」を実施する、バンズ(肉まんのまんじゅう)にはさんだ料理が人気のジャパニーズレストラン&バー、「Flesh&Buns」さんへ。


こちらのお店は、「司牡丹」の「山柚子搾り」と「土佐鶴」さんの「純米大吟醸」を扱うてくださりゆうっちゅうことで、「土佐鶴」さんの方々もお越しになり、スタッフの方々を集めての「SAKE TRAINING」を開催さいてもうたがやき。


系列店舗のスタッフの方々にも声かけしてくださったようで、20名ばあの方々が集まられたがよ。
まずは西谷さんから、簡単なご挨拶と趣旨説明があり、「土佐鶴」さんから「純米大吟醸」の解説とウリのポイントらあのお話があり、みんなあでテイスティングさいてもうたがやき。
続いてはワシから、「山柚子搾り」の解説ながよ。

西谷さんに通訳していただきもって、「山柚子搾り」の美味しさの秘密について、4つを語らいてもうたがやき。
�仝粁舛�違う!(農薬不使用の山奥の柚子果汁、司牡丹の純米酒、日本一の清流の湧水)
��後口にえぐみがない!(柚子の大量の油分を少し取るっちゅう作業)
�0掬歸�な美味しさ!(吟醸酒並みに瓶燗火入れ)
�ぅ妊競ぅ鵐札鵐后�(一目見ただけで美味しそうなデザインと柚子皮の手触りの化粧場)
デザインの部分についちゃあ、このお酒のデザインを手がけた迫田さんに、解説してもうたがよ。

さらにワシから、楽しみ方についても解説さいてもうたがやき。
食前酒にも食後酒にも、さらに食中酒としても使えるっちゅうことながよ。
特に、日本酒と日本酒の間にはさむことで、酸味が舌をリフレッシュさいて、その後にますます日本酒が飲めるようになるっちゅう酒ながやき。
またデザートとしても、バニラアイスクリームにかけたり、そのまま凍らせてシャーベットにも使えるし、カクテルの原料としても使えるっちゅうお話らあをさいてもうて、皆さんでテイスティングしていただいたがよ。
皆さん、「確かにこりゃ旨い!」っちゅう納得の表情やって、化粧箱を触りゆう方々もおられ、こぢゃんと手応えを実感さいてもうたがやき。
「Flesh&Buns」の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
無事1時間ちょいばあで「TOSA SAKE TRAINING」を終え、さあこの後はいよいよ今回のツアーでの最後の仕事、「TOSA SAKE DINNER」ながよ。
川田さんは別件の会場に向かわれ、ワシらあは西谷さんのご案内で地下鉄を乗り継ぎ、タワーブリッジの近くのテムズ川沿いにある船着き場に到着したがやき。
このあたりは高級住宅地らしゅうて、そこで最近オープンして人気になっちゅうヌーベルブリティッシュ(新イギリス料理)の「Dokke(ドック)」さんにうかごうたがよ。




まっこと最高のシチュエーションに、ワシも迫田さんも土佐鶴さんの方々らあも、ちくと興奮気味やったがやき。
まずは「山柚子搾り」をこぢゃんと気に入ってくださっちゅうっちゅう、オーナーシェフのニールさんと、共同オーナーのデザイナーのエマさんにご挨拶さいてもうたがよ。


ほんで、土佐鶴3種類、司牡丹3種類のお酒と、司牡丹の半纏手拭いや可杯らあをディスプレイさいてもうたがやき。
19時ちょい前ばあからお客様がご来場されだし、19時半にゃあイギリス人のお客様11名と、ワシらあ6名の17名満席にて、「TOSA SAKE DINNER」の開会ながよ。

まずは西谷さんから、簡単な開会のご挨拶と趣旨説明があり、続いては乾杯酒の「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)がサービスされ、ワシの発声にて乾杯し、ディナーのスタートながやき。


このお酒のフルーティで高貴な香りとなめらかで深い味わいのバランスに、アチコチから「WOW!」っちゅう感嘆の声が聴こえてきたがよ。
ほんで、このお酒についてワシから、簡単に解説さいてもうたがやき。
ちなみにこの後も、お酒が出されるたんびに、ワシか土佐鶴さんが簡単な解説を加えさいてもらうっちゅう流れながよ。
お次は、何やら分からんもんが登場したがやき。
グラスに白いバラと丸い氷が入っただっけのもんで、これを一体どう食すりゃあえいがかっちゅう感じながよ。
ほいたらそこに、温めた柚子風味の液体が注がれ、それをいただくがやけんど、柚子の風味とほのかなバラの風味が、何とも心地えい飲み物に変身したがやき。

いきなり驚きの演出ながよ。
さらに驚きやったがが、続いての花山椒!

何とこれをまずは一口で食べろっちゅうがやき!
口中は刺激的な山椒の風味でいっぱいになったがよ。
以前NHKの「ためしてガッテン」で、山椒の辛みは脳を直撃し、味覚野を目覚めさせて、その後の食べ物を美味しゅう感じさせるっちゅう番組があったけんど、まさにそれながやき。
けんど山椒好きのワシは大丈夫やけんど、イギリス人の方々は大丈夫やっつろうか?
さてお次は、「牡蠣の唐揚げ マッシュルームチップス 昆布風味」と「土佐鶴 Azure」(吟醸酒)のペアリングながよ。

牡蠣の旨みと昆布の風味が見事なバランスで、マッシュルームチップスがアクセントになり、これが旨いこと旨いこと!
さらにそこに「Azure」をいただきゃあ、この料理のほのかな生臭さが消え、美味しさ倍増ながやき。
続いては、「ハマチ パイナップル ハラペーニョソース アボカド パフドライス」と「土佐鶴 純米大吟醸」のペアリングながよ。

ハラペーニョソースは、刺激的な辛みのないタイプで、ハマチは表面を炙ったもんやき、言うてみりゃあハマチのタタキっちゅう感じながやき。
このハマチのタタキに、意外にもパイナップルやアボカドがバッチリで、これまた旨いの何の!
さらにそこに「土佐鶴・純米大吟醸」をキュッとやりゃあ、お互いの風味を引き立て合うて、箸もグラスも進むこと、進むこと!
お次は、「海藻と牡蠣とスズキのスープ」の登場ながよ。

これが、これでもかっちゅうばあ磯の風味が強烈なスープやって、一歩間違えりゃあ生臭いとしか思えんようになるギリギリのラインを突いてきちゅう感じながやき。
日本酒は、こういう生臭さを消してくれるパワーがあるがやき、このスープにこそ日本酒を合わいてほしかったのう!
続いては、「アジとパクチーとスイカのカルパッチョ風」と「土佐鶴・天平」(大吟醸原酒)のペアリングながよ。

意外にもスイカが、アジの旨みやパクチーの強烈な風味とバッチリやったがやき。
そこに「天平」をキュッとやりゃあ、この料理の美味しさがグッと引き立つがよ。
お次は、「ウズラのロースト シメジ グリーンペッパーコーン」ながやき。

これまたなかなかスパイシーな料理で、ウズラの旨みがシメジやグリーンペッパーコーンの辛みで、見事に引き立つがよ。
続いてのメインディッシュは、「牛肉の朴葉焼き味噌ソース エリンギ オニオン クリスピーガーリック」と「司牡丹・船中八策」(超辛口・純米酒)のぬる燗のペアリングながやき。
朴葉焼きで、かつ味噌ソースっちゅうたら、もはや和食の牛肉やき、これが、ワシがお燗番さいてもうた「船中八策」のぬる燗と、合わんわきゃあないがよ。


牛肉の風味、朴葉の風味、味噌ソースの風味らあの濃厚な味わいを、超辛口のこの酒が出汁のように下から支えるようにして引き立て、後口は潔いばあ心地ようサラリと流してくれるもんやき、次々と箸も杯も進み、食べて飲んで語り合うて、食べて飲んで語り合うて、みんなあ大盛り上がりに盛り上がったがやき。

辛口の燗酒を酌み交わしゃあ、イギリス人やち土佐人と何ちゃあ変わらんっちゅうことながよ!
お次は、デザートの「Yuzu ball」で、柚子やに真っ黒いボールがあるだっけで、またまたビックリながやき。


半分に割ってみりゃあ、中に柚子アイスクリームが入っちょって、外側の真っ黒い部分は炭の入ったメレンゲながよ。
これが見た目に反して軽い感じで、まっこと爽やかで美味しかったがやけんど、これに「山柚子搾り」を合わせるがやないがやったら、どうするがやろうと、ちくと心配になったがやき。
ほいたらラストの、デザート2品目「Zen garden」に、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)をペアリングさせるっちゅうがよ。
「山柚子搾り」のデザインについちゃあ、ここでも迫田さんにお願いしたがやき。

さて「Zen garden」は、ココアバニラの砂の上に、バナナと黒ゴマのアイスクリームの大岩、チョコレートの石とコケを乗せた、見事な枯山水の庭やって、その美しさにアチコチから感嘆の声があがったがよ。


しかもこれが、「山柚子搾り」と見事な相性ながやき。
バナナと黒ゴマが合うがにもビックリやったけんど、それらあがさらに「山柚子搾り」にも合うらあて、まっことえい気づきを与えてもうたがよ。
最後にワシから、土佐鶴さんの天平グラスと司牡丹のお猪口、さらにグループごとに司牡丹の半纏手拭いのプレゼントらあがあるっちゅう報告をさいてもうて、約3時間に及ぶ「TOSA SAKE DINNER」は、無事大団円のお開きとなったがやき。
お土産を片手に帰路につかれるお客様らあの満面の笑顔に、大成功を確信したがよ。
ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございました!
お客様が帰られた後、司牡丹の前掛けをつけたオーナーシェフのニールさんと記念撮影らあをして、ワシらあも「Dokke」さんをあとにしたがやき。

ニールさん、エマさん、「Dokke」スタッフの皆さん、そしてタザキフーズの西谷さん、まっこと素晴らしい会を、ありがとうございました!
こうしてこの翌日、ロンドンのヒースロー空港から羽田経由で高知に帰り、高知県産業振興計画における「土佐酒輸出促進事業」の3年目(平成29年度)は、無事すべて終了となったがぜよ。
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司牡丹酒造株式会社