「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことよりえいことぜよ。」(ロバート・ルイス・スティーヴンソン)
「宝島」「ジキル博士とハイド氏」らあで世界的に有名な、イギリスのスコットランド生まれの小説家、冒険小説作家、詩人、エッセイスト、ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850〜1894)さんの言の葉ながやき。
夢を持って生き、その夢を叶えるっちゅう目的地にたどり着くこたぁ、そりゃあ素晴らしいことながよ。
けんど、ほいたら同じように夢を持って生きて、結果としてその夢を叶えるっちゅう目的地にたどり着く前に、残念ながらこの世を去ってしもうた人は、どうじゃろうか?
その人生は、無駄やったがやろうか?
そりゃあ無駄やない、否、むしろ目的地にたどり着くよりかえい人生やといえると、かのスティーヴンソンさんは断言するがやき。
まず、夢の目的地にたどり着く前にこの世を去ってしもうた人は、残念かもしれんけんど、夢を持ったまんま、希望を持ったまんまであの世に旅立つことができるっちゅう意味じゃあ、まっこと幸せな人生やったといえるがよ。
さらに、たとえ自らはその夢の目的地にたどり着けんかったとしたち、そこまでの道のりを希望を持って歩んで来ちょったら、その人の周囲やあるいは子供や孫らあから、その夢の後を継ぐもんが必ず現れるっちゅうことながやき。
1人の人生じゃあ叶えることができんかった壮大な夢のバトンが、次の代に引き継がれ、2代3代に渡って引き継がれ、世代を超えて壮大な夢の目的地に、いつしかたどり着くらあて、何ちゅうロマンあふれる素晴らしいことじゃろう!
ほんじゃき、自分の一生で目的地にたどり着けるかどうからあて、考える必要らあないがよ。
ただただ希望に満ちて一歩一歩、夢に向こうて進んで行きゃあ、それでえいがぜよ。