
水口先生がお元気やった頃、ワシらあ蔵元が各地で主宰する「旬どき・うまいもの自慢会」をこぢゃんと応援していただき、また会の命名者も水口先生やったがよ。
ほんで8年ばあ前に、東京で初の開催となる「旬どき・うまいもの自慢会in東京」(「2009年7月27日」のブログ参照)を、こちらの「宝」にて開催したこともあったがやき。
その際にご参加いただいちょった水口先生のお仲間の皆さんから、またあんな美味しいお料理と美味しいお酒の会を、是非開催してほしいっちゅうご要望をいただき、まずは3年前の5月に「宝」にて「初鰹と司牡丹の会」(「2014年5月15日」のブログ参照)を開催し、続いて一昨年10月に「戻り鰹と司牡丹の会」(「2015年10月30日」のブログ参照)を開催し、昨年は6月に「初鰹と司牡丹の会」(「2016年6月14日」のブログ参照)、11月に「天寿とハタハタ・司牡丹と戻り鰹の会」(「2016年11月8日」のブログ参照)を開催し、本年は5月に「初鰹と司牡丹の会」(「2017年5月18日」のブログ参照)を開催し、今回に至るっちゅう経緯ながよ。
ちなみに昨年秋の会の際に、水口先生が晩年提唱されよった「ディライト・マーケティング」から、「旬と日本酒・輝きの会」っちゅう名称が正式に決まり、水口先生のお弟子さんである吉川京二さんが会長にご就任されたがやき。
会のメンバーは、ブリヂストン、NEC、京王プラザホテルらあの有名企業のOBの皆さんっちゅうお歴々が中心で、酒通・食通の方々だらけやろうき、気合いも入るっちゅうもんながよ。
まずはワシゃあ16時過ぎばあに「宝」に入り、16時半にゃあ「浦霞」の佐浦社長さんもいらっしゃり、続いては今回の呼び掛け人でもある、かつて水口先生の元でワシらあの事務局をご担当いただきよった澤田さんがいらっしゃり、ちくと打ち合わせや準備らあをしたがやき。
ちなみに「浦霞」の佐浦社長さんも、かつて存在しちょった「日本八壺会」っちゅう、水口先生から学ぶ日本酒蔵元の勉強会に所属されちょって、「旬どき・うまいもの自慢会・宮城」を開催されよった仲間ながよ。
ほんで次々とお客様がいらっしゃり、ワシらあ蔵元含めて32名(数名遅れて参加)が集まり、17時半にゃあ呼び掛け人の澤田さんの司会にて開会ながやき。

まずは、当会の吉川会長さんから開会のご挨拶があったがやき。

ほんで、ウェルカムドリンクの「純米原酒につけた浦霞の梅酒」を楽しんでいただきもって、ご参加メンバーの江戸好きイラストレーターいずみ朔庵さんによる、「江戸時代の日本酒話」のミニ講演があったがよ。
★ウェルカムドリンク:「純米原酒につけた浦霞の梅酒」(リキュール)

江戸時代の日本酒は今よりか甘うて度数も低いお酒やったとか、江戸時代の居酒屋は酒屋から始まったとか、上方からの「下り酒」のお話とか、いろんな興味深いお話をしてくださり、アチコチから「へえ〜!」「ほ〜っ!」っちゅう声が上がったがやき。
ほんで江戸時代クイズらあも出され、何名かの方々に、いずみ朔庵さん著の「財布でひも解く江戸あんない」〜マンガで辿る江戸時代の暮らしと遊び〜(いずみ朔庵 著 誠文堂新光社 1500円+税 2016年6月20日発行)が当たり、プレゼントされたがよ。



続いてはワシから、お次は「浦霞」の佐浦社長さんから、ご挨拶と自己紹介らあがあったがやき。

ほんで、「司牡丹・維新の里」を皆さんに注いでいただき、このお酒で乾杯し、18時過ぎばあから宴会となったがよ。


★乾杯酒:「司牡丹・維新の里」(純米酒)
●先付:「豊国しらす真丈」「チャンバラ貝旨煮」「酒盗チーズ」「かぼちゃ団子のずんだ和え」

このお酒の華やかな香り、ナチュラルな膨らみのある味わい、心地えい後口のキレの三拍子揃うた美味しさが、先付の美味しさをグッと引き立て、いきなり皆さん、箸も杯も止まらんなったようながやき。
会場は、イッキに大盛り上がりとなったがよ。
そこに、早くもこの日のメインのお酒とお料理が登場し、さらに大盛り上がりとなったがやき。
★「浦霞・特別純米酒ひやおろし」(特別純米酒)
★「司牡丹・船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)

●鮮魚:「三陸塩釜ひがしものメバチマグロの刺身」「高知直送の一本釣り戻り鰹のワラ焼き塩タタキ 土佐の酢みかん直七掛け」

まずは、「浦霞ひやおろし」と「メバチマグロの刺身」の組み合わせ!
三陸塩釜で捕れるメバチマグロの中でも、わずか5%ばあしかない最上級品が、この「三陸塩釜ひがしもの」っちゅうブランドを名乗れるっちゅうがよ。
一口いただきゃあ、その脂の美味しさが、まっこと品格すら感じさせるばあ上品で、口中で淡雪のごとく溶けていくがやき!
さらにそこに「浦霞ひやおろし」をキュッとやりゃあ、このお酒のやわらかで優しい膨らみが、さらにメバチマグロの品格をワンランクアップさせるかのように膨らみまくり、旨いこと旨いこと!

お次は、鮮度抜群の戻り鰹のワラ焼き塩タタキと、「船中・ひやおろし」の最強タッグ!
ファームベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんから送ってもうた土佐の酢みかん「直七」をタタキに搾りかけていただきゃあ、ワラ焼きの燻した風味、戻り鰹の旨味、塩タタキの塩辛味、直七のやわらかな酸味らあが、この酒のリッチな旨味によって、見事に融合し、膨らみを増し、美味しさ倍増ながよ!
これまた絶品で、鰹もお酒も進むこと進むこと!
「メバチマグロ」と「浦霞ひやおろし」、「鰹の塩タタキ」と「船中八策ひやおろし」っちゅう、まさに東西秋の味覚最強タッグ同士の組み合わせに、皆さんも満面全身満開笑顔になっちょったがやき。
また、初参加の方々もおられるし、せっかくの機会やきっちゅうことで、皆さんお1人お1人の自己紹介タイムもあり、盛り上がったがよ。
★「蔵の華・浦霞・純米大吟醸2014BY」(純米大吟醸酒)
●焼物:仙台牛の炙り焼き

続いては、「浦霞・純米大吟醸」と「仙台牛」っちゅう、まさに垂涎の組み合わせながやき。
このお酒の高貴な香りとやわらかで優しい旨みが、仙台牛のコクや旨みを包み込むようにして膨らまいて、もはや言葉も出んばあ美味しいがよ!
皆さんも、あまりの美味しさに恍惚の表情を浮かべられちょったがやき。
★「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)
●温菜:四方竹さつまとヒオウギ貝の煮おろし

お次は、昨年の世界最大の市販日本酒コンテスト「SAKE COMPETITION 2016」の「純米大吟醸部門」において、見事第2位に輝いた、「司牡丹・槽掛け雫酒」の登場ながよ!
その品格ある華やかな芳香と、豊かな味わいの構成成分のすべてが完全に溶け合うて口中に膨らんでゆく美味しさは、まっこと堪えられんがやき!
四方竹のシャキッとした食感、薩摩揚げのコク、ヒオウギ貝のたっぷりの旨味らあを、このお酒が丸ごと包みこみ、ワンランクもツーランクも美味しさを昇華させてくれるがよ!
さらにさらに、皆さん恍惚に浸られちょったがやき。
★「花は咲く・蔵の華純米吟醸・浦霞」(純米吟醸酒)
●逸品:秋刀魚の包み焼き〜肝ソース〜

続いては、「浦霞・純米吟醸」と「秋刀魚」の組み合わせながよ。
このお酒の優しい吟醸香、心地えい酸味、やわらかな甘みらあの絶妙なバランスが、秋刀魚の旨みをグンと引き立て、旨いの何の!
こりゃまっこと、交互にやりゃあ止まらんなる美味しさながやき。
●食事:四万十鶏と牛蒡の炊き込みご飯


シメのお食事の四万十地鶏の炊き込みご飯も、まっこと絶品の美味しさやって、赤だしとの相性も絶妙で、皆さんまっこと幸せの笑顔満開で召し上がられよったがよ。
★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●甘味:柚子シャーベット

ラストはデザートとデザート酒で、最初はちくと抵抗感があったような男性陣も「こりゃウマイ!」と太鼓判!
とにかく全体のお酒とお料理の組み合わせが絶妙やと、皆さんからこぢゃんとお誉めの言葉をいただけたがやき。
気がつきゃあ時間は既に21時を過ぎ、乾杯から3時間がアッちゅう間に過ぎちょって、大団円のお開きとなったがよ。
皆さん、ちくと千鳥足で、満面全身満開笑顔で、まっこと嬉しそうに帰路に尽かれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、佐浦社長、吉川会長、呼び掛け人の澤田さん、まっことありがとうございましたぜよ!
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部を以下にご紹介さいていただき、今回のブログを締め括らいていただきます。
●初めての参加ですが、とても満足して楽しくすごしました。
●3度目の参加ですが、楽しく、おいしいお酒、お料理、ありがとう。
●美味しすぎて、声を失います。
●美味しくて楽しくて最高です。
●来て良かった!!
●仲間が増えて楽しいです。
●酒もすごいが、料理も最高!
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司牡丹酒造株式会社