11月18日(土)は、「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)にて、「司牡丹とシャモ鍋&土佐料理を堪能する会〈2017〉」が開催されたがやき。
実はこの会は、坂本龍馬さんの誕生日であり命日でもある11月15日の近辺の土曜日に毎年開催しよって、今年で13年、14回目の開催になるがよ。
司牡丹は龍馬さんと最も縁の深い蔵元やし、シャモ鍋は龍馬さんの好物で、亡くなる直前にも食べろうとしよって食べ損ねちゅうっちゅうことで有名なし、さらに「宝」のある東京国際フォーラムは元土佐藩邸やし、その上今年は「大政奉還150年」「船中八策150年」かつ「坂本龍馬没後150年」で、来年は「明治維新150年」っちゅう大きな節目の年やき、こぢゃんと意味が深いがやき。
しかも毎回ゲストとして、龍馬さんの子孫でチーズプロフェッショナルの坂本嵩さんや、勝海舟さんの子孫の高山みな子さんにもお越しいただき、一緒に杯を酌み交わすことができるっちゅう、何とも凄い会ながぜよ!
以前に日経新聞の「交遊抄」にもワシがこの会のことを書かいてもうたき、ご存じの方もいらっしゃるろう。
ちなみに昨年の会は、「2016年11月16日」のブログをご参照くださいや。
さて今年は、18名のメンバーにて18時より開催やったがよ。
18時ちょい過ぎにゃあ、ワシの進行にて開会し、今回はいっつもの龍馬さんの子孫・坂本嵩さんと勝海舟さんの子孫・高山みな子さんに加えて、榎本武揚さんの曾孫の榎本隆充さんと玄孫の隆一郎さんにもお越しいただいちょって、榎本武揚さんといやあ、東京農業大学を創立した方でもあるき、蔵元にとっちゃあ大恩人(農大醸造学部出身者が多い)ともいえる方やっちゅうて、ご紹介さいてもうたがやき。
また、今年の春に大磯町の旧吉田茂邸が再建され、一般公開されちゅうけんど、そのボールルームにゃあ、吉田茂元首相とワシの曾祖父のツーショット写真と共に、吉田さんの愛飲された「豊麗司牡丹」が飾られちゅうがよ。
そんなご縁で、大磯町参与の柴田明彦さんにも初参加していただいちゅうっちゅうて、ご紹介さいてもうたがやき。
ほんで、乾杯酒の「司牡丹・維新の里」(純米酒)をグラスに注いでいただき、坂本嵩さんのご発声にて乾杯し、いよいよ開宴ながよ。
★「司牡丹・維新の里」(純米酒)
●前菜:ハガツオのヌタ シラスのミニ春巻き 鰆の西京焼き(司牡丹の酒粕漬け) トンゴロイワシ イワシのトマト煮
●坂本さん持ち込みのチーズ:モルビェ(Morbier)
まずは乾杯酒のフルーティな香りとやわらかな味わいに、「おいし〜い!」っちゅう感動の声がアチコチからあがり、そこに前菜盛りに加えて、坂本さんが持ち込みしてくださった、こぢゃんと貴重なチーズも出され、坂本さんに解説していただいたがやき。
モルビェは、スイスとの国境のフランスはジュラ山地で造られる、木炭の粉を真ん中に挟み、モンペリヤード種っちゅう指定された牛のミルクのみを使うた貴重品やっちゅうことやったがよ。
このチーズ、軽い甘みとやわらかな味わいで、まっこと「維新の里」のフルーティな香りとなめらかな旨みにバッチリやって、あらためて日本酒とチーズの相性の良さを実感さいてもうたがやき。
また、前菜の各珍味とも当然バッチリで、いきなり皆さん、箸も杯も止まらんなったようで、一気に盛り上がったがよ。
●ファーム・ベジコの日本一のキュウリと「司牡丹・食べる酒粕」
続いて登場した、ファーム・ベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんが送ってくださった、野菜ソムリエサミットで食味評価日本一に輝いたキュウリと「食べる酒粕」の組み合わせは、皆さんから「こりゃナンボでもイケて、お酒も進む!」と大絶賛やったがやき。
★「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)
●鮮魚:ワラ焼き戻り鰹の塩タタキ 直七(ファーム・ベジコ)
お次はいよいよ、土佐直送の戻り鰹の登場ながよ。
獲れたての戻り鰹を、直ぐ様さばいてワラで一気に焼き上げ、冷凍せんとチルド便で直送し、翌日到着したっちゅう鮮度抜群プリップリのタタキながやき。
分厚う切り分けられた鰹を、天日塩と直七(なおしち)のやわらかな酢で、塩タタキとしていただきゃあ、これがタマルカっちゅうばあ旨いこと、旨いこと!
さらにそこに、リッチな旨みの「船中ひやおろし」を合わせりゃあ、互いの美味しさをグンと引き立て合うて、もはや鬼に金棒の最強タッグながよ!
皆さんからも、歓喜の声や感嘆のため息が聞こえてきて、見回してみりゃあ、皆さん全身満面満開笑顔になっちょったがやき。
★「豊麗司牡丹」(純米酒)
●焼物:四万十ポークのローストポーク
続いては、「豊麗司牡丹」と焼物ながよ。
豚肉料理と合わせるっちゅうことで、あえて冷やさんと常温(20℃程度)にて提供さいてもうたがやけんど、このお酒のなめらかで豊かな旨みが、四万十ポークの旨みと見事に共鳴し合うて、後口はサラリと爽やかにキレて、またポークが食べとうなる、食べたらまたこのお酒が飲みとうなる・・・ちゅう具合に、交互にやりゃあ止まらんなるがやき!
ここで柴田さんに、ちくと大磯町の旧吉田茂邸について、ご紹介していただいたがよ。
★「司牡丹・黒金屋」(金賞受賞・大吟醸原酒)
●逸品:室戸産・金目鯛の酒蒸し
お次は、本年度全国新酒鑑評会・最高位金賞受賞酒そのものの、超貴重な最高ランクの大吟醸「黒金屋」と「金目鯛」っちゅう、ダブルゴールドの豪華な組み合わせながやき。
このお酒の天まで届くかっちゅう高貴な香りと品格ある深い味わいが、金目鯛そのもののナチュラルな素材の旨みと見事に寄り添い合うて、お互いに引き立て合うがよ。
皆さんも、まさにそのダブルゴールドな美味しさに、ウットリされちょったがやき。
また、今回は初参加の方々も多かったき、このあたりでお1人ずつ自己紹介をしていただき、盛り上がったがよ。
★「龍馬からの伝言・日本を今一度せんたくいたし申候」(超辛口・純米酒)〈常温(20℃程度)&ぬる燗(40℃程度)〉
●鍋物:龍馬の愛した「軍鶏鍋」(すき焼き風)
さあ、いよいよメインの龍馬さんの愛したシャモ鍋ながやき。
龍馬さんの誕生日であり150回忌の3日後に、元土佐藩邸にて、龍馬さんの子孫の方や勝海舟さんの子孫の方や榎本武揚さんの子孫の方々らあと一緒に、龍馬さんの愛したシャモ鍋を、「龍馬からの伝言」でいただくっちゅうがやき、こりゃもう最高に美味しゅうて楽しいこたぁ、最初っから分かりきっちゅうがよ。
皆さんもう、満面ニコニコ笑顔の花が百花繚乱咲き乱れ、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・さらにアチコチ席を移動したりしもって、大盛り上がりとなったがやき。
●食事:軍鶏玉丼
〆の食事は、そのシャモ鍋の残りのダシを使うての、絶品玉丼ながよ。
シャモのダシと玉子とご飯っちゅう、黄金の御三家の組み合わせに、山椒のピリリとした風味も加わりゃあ、そりゃあもう旨いに決まっちゅうがやき!
皆さん、幸せいっぱいの至高の表情を浮かべられちょって、さらに盛り上がっていったがよ。
★デザート酒:「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●甘味:柚子シャーベット
ラストは、柚子シャーベットと柚子リキュールで、爽やかに〆ていただいたがやき。
こうして、ふと気がつきゃあ、スタートから3時間半経過の21時半になっちょって、高山さんに中締めしてもうて、大団円のお開きとなったがよ。
高山みな子さん、坂本嵩さん、榎本隆充さん、榎本隆一郎さん、柴田明彦さん、そしてご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
なお、最後に記念写真を撮らいてもうたがやけんど、中締めのちくと後やったもんやき、何名かの方々が既に帰られちょって、その方々にゃあまっこと申し訳ございません!
ほいたらラストに、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声のほんの一部を以下にご紹介さいてもうて、本日のブログを締めさいていただきます。
●一度にこんなに司牡丹さんのお酒を楽しめるなんて、夢のようです。
●大変楽しい一時でした。
●お料理、お酒、コストパフォーマンス良し!
●素敵な皆様と、世が世なら一緒の空間にいられない様な会にお招きいただき、ありがとうございます。
●食事とピッタリのお酒を用意していただき、ありがたいです。
●歴史上の方々に近づけた様な気がします。
●本当に素晴らしいCP&ホスピタリティです。
●最高です!!コスパも人のキャラ、竹村さんのもてなし!
●いつも仲間が良い!司牡丹最高においしい!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社