2017年12月09日

香港3日目!「地酒処 吟」で「試飲商談会」と「Tosa Night」ぜよ!

 12月4日(月)は、一昨日、昨日のブログに引き続いての香港出張の3日目やったがやき。


 この翌日にゃあもう帰国やき、この日はいろんな予定がビッチリやったがよ。


 まずは朝からお腹が空いたもんやき、コーズウェイベイのホテルを出て、近所の「南記粉麺」っちゅうお店で、朝食にスープ麺を注文したがやき。


 メニューを見たち、店員に聞いたち全くチンプンカンプンやったき、適当に注文したがやけんど、謎の肉の入ったトマトスープの細麺やって、これが意外に美味しかったがよ。
(1)トマトスープ麺

 ほんで、ホテルのロビーに朝9時45分に、高知県産業振興推進部地産地消・外商課の山本企画監さんと佐竹主幹さんと横山主事さんらあと待ち合わせ、太古城に移動したがやき。


 こちらの「ABC Cooking Studio」さんに11時のアポやったき、ちくと時間があるっちゅうことで、その近所にある「イオン スタイル」さんと「アピタ」さんに司牡丹のお酒が置かれちゅうっちゅうらしいき、見学に行ったがよ。
(2)イオンスタイル酒売場
















 まず「イオン スタイル」さんの酒売場にゃあ、いきなり入り口前のところに、日本名門酒会の「ひやおろしコーナー」がドカンとあり、「船中八策ひやおろし」と「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」も、ズラリやったがやき。
(3)ひやおろしズラリ!イオン

 さらに店内にゃあ、定番の「船中八策」と「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」も、しっかり置かれちょったがよ。


 こりゃあなかなかスゴイ品揃えの酒売場ながやき。


 続いては、「アピタ」さんの酒売場の見学ながよ。
(4)アピタ酒売場
















 こちらは「イオン」さんと比べたら、ちくと寂しい酒売場やったけんど、司牡丹は「山柚子搾り」の1升瓶と「柚子の大バカ十八年」が置かれちょったがやき。
(5)アピタに山柚子搾り

 さて、11時にゃあ「ABC Cooking Studio」さんへ。
(6)ABCクッキングスタジオ

 こちらにて田丸玲奈さんとKarman Tseungさんとご挨拶さいてもうて名刺交換し、いろいろお話を聞かいてもうたがよ。


 司牡丹の所在地である佐川町の堀見町長さんが、「ABC Cooking Studio」さんの創業者である横井さんと懇意やっちゅうことで、11月1日に東京にてお会い(「11月8日」のブログ参照)し、ご紹介してもうたことがあったがやき。


 「ABC Cooking Studio」さんは、日本国内のみならず、今やアジアを中心に海外にも積極的に展開されよって、好評を博しちゅうがよ。


 ほんで実は堀見町長さんが、横井さんを尾崎高知県知事さんらあにもご紹介されちょって、海外店舗にて高知県とコラボしたビジネスらあも提案されちゅうらしいがやき。


 そんな関係で、今回是非香港の田丸さんに直接お会いして、いろいろお話をうかがわいてもらいたいっちゅうことで、うかごうたっちゅうわけながよ。


 香港事情らあのいろんなお話を聞かいてもうて、まっことこぢゃんと学びになったがやき。


 同社は、香港でアッパーミドル(中流階級の上位層)以上をターゲットにしちょって、30代ばあの若い方々が多うて、その大半が日本ファンやき旅行をするっちゅうたらまずは日本で、日本の都道府県も既にある程度知っちゅうっちゅうがよ。


 香港〜高松の航空便もあるき、そういう意味じゃあ、高知県にも香港の方々の大量インバウンドの可能性は大いにあるっちゅうことながやき。


 さらに「ABC Cooking Studio」さんと他県がコラボした事例らあも聞かいていただき、まっこと勉強になったがよ。


 たっぷり1時間もお時間をいただき、まっことありがとうございましたぜよ!


 その後は、コーズウェイベイのホテルに荷物らあを取りに戻り、昼食にしょうっちゅうて歩きよったら、いっつもは大人気の行列のできる点心専門店「點點心」が1組しか並んでなかったき、そちらへ入ったがやき。
(7)點點心で昼食(8)點點心の小籠包

 ほんで、炒麺やらタコご飯やら春巻やら小籠包やら海老焼売やらを注文し、4人でシェアし、美味しゅういただいたがよ。


 その後は、中環に移動し、この日のイベント会場「地酒処 吟」さんに13時半ばあに到着し、みんなあで会場設営ながやき。











 「TOSA NAKAMA SAKE」の暖簾やポスターらあを飾り、この後の「試飲商談会」に参加する4蔵元(司牡丹、土佐鶴、桂月、無天無冠)のお酒を並べたがよ。
(9)「吟」看板とポスター

 ちなみにこちらのお店は、この前日のイベントにてミニセミナーを担当してくださった、酒サムライの百瀬あゆちさんの経営されゆうお店で、百瀬さんは「きき酒師」の上位資格である「日本酒学講師」の資格も取得されちゅうがやき。
(10)入り口に暖簾

 さて、14時から16時まで、香港におけるキーパーソンやレストランオーナーらあの実需者らあを招いての「試飲商談会」が開催されたがよ。


 司牡丹のディストリビューターである「Nippon Foods」さんの周さんも、お手伝いに来てくださったがやき。











 「日本清酒株式会社」さん、「酒諺和酒家有限公司」さん、「京都貿易(香港)有限公司」さん、「利き酒処 五勺」さんやジャーナリストの方々らあが10名ほどお越しいただいたがやけんど、皆さんお越しになる時間がバラバラなもんやき、いらっしゃった方々から順番に各社のお酒を1本1本飲んでもうて、4蔵元が順番に解説をさいてもうたがよ。
(11)4蔵のお酒

 ワシも、「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)と「船中八策」(超辛口・純米酒)を注いで、通訳の方と共に解説さいてもうたがやき。


 ほんで皆さんが集まられた頃、ワシから土佐酒ブランドコンセプト「TOSA NAKAMA SAKE」のプレゼンをさいてもうたがよ。


 ほんで最後に、各社のリキュールを順番に試飲していただき、解説をさいてもうたがやき。









 「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」は、もちろん大好評やったがよ。
(12)試飲商談会風景(14)試飲商談会風景3(13)試飲商談会風景2

















 けんど、今回参加してくださった方々は、司牡丹にとっちゃあ既に取引があるお店か、ライバルのディストリビューターの方とか、ジャーナリストの方とかばっかしやったき、新規取引の話にゃあつながらんかったがは、ちくと残念やったがやき。


 16時過ぎにゃあお客様は帰られ、引き続き「地酒処 吟」さんにて、日本酒ファンの方々を集めての「Tosa Night」ながやけんど、こちらは18時からやっちゅうことで、ちくと軽い夕食を食べに出たがよ。


 「王府(WANG FU)」っちゅうお店で、拉麺と点心らあをいただいたがやき。
(15)王府(16)拉麺

 さて「地酒処 吟」さんに戻り、「Tosa Night」の準備ながよ。


 こっからは「豊能梅」さんも加わり、5蔵元のお酒をメインにして、さらに土佐酒17蔵のお酒もズラリと並べてのパーティながやき。












 「吟」さんのお料理もズラリで、「Tosa Night」らしゅう「鰹のタタキ」や「葉ニンニクのヌタ」らあの土佐料理も並べられちょったがよ。
(17)「吟」17社の酒ズラリ9(18)料理ズラリ9(19)鰹のタタキ
















 今回は、40人ばあの来場になるやろうっちゅうことで、ビチビチ満員になるき、5蔵元のブースは外のテラス席に準備さいてもうたがやき。


 司牡丹は、「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)、「船中八策」(超辛口・純米酒)、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)の3アイテムの出品ながよ。
9(20)司牡丹ブース

 18時ばあから、ぼちぼちお客様が来場されだいたがやき。


 「吟」さんのお客様や領事館、JETRO、JNTOらあのメディア、酒エキスパート、商社らあの方々が次々に来場され、蔵元ブースはてんてこ舞いになったがよ。
(21)「Tosa Night」風景

 会場が大入り満員になった18時45分ばあにゃあ、高知県酒造組合理事長のワシからご挨拶さいてもうて、土佐酒ブランドコンセプト「TOSA NAKAMA SAKE」を、簡単にプレゼンさいてもうたがやき。


 ほんで、皆さんに「NAKAMA猪口」に土佐酒をあらためて注いでいただき、一斉乾杯をしたがよ。










 続いては、皆さんに飲み食いしていただきもって、順番に5蔵元が自社PRをさいてもうたがやき。
(22)蔵元PR

 自社PRが終わりゃあ、皆さん飲んで食べて語り合うての大宴会の本番ながよ。


 ほんで19時ばあにゃあ、司牡丹ブースは横山さんに変わってもうて、ワシと「土佐鶴」の農本さんと山本企画監さんは、通訳の方々と共に、ちくと別会場に移動したがやき。


 実はこの日から、高知県蔵元17蔵のお酒を1本ずつ並べて「Tosa Night」を開催しゆうお店が、他に3軒あるがよ。


 尖沙咀の高知家さかな応援の店「吉(Kichi)」さん、中環にある高知の龍馬バーガーのお店「5019(ゴーイング)」さん、同じく中環の寿司店「寿司喰(Sushi Kuu)」さんの3店ながやき。


 ちゅうことでワシらあは、「寿司喰」さんに、ちくとお手伝いにうかごうたがよ。
(23)「寿司喰」店内(24)「寿司喰」17蔵のお酒

 広々としたダイニングスペースに、個室も完備しちゅう清潔感あふれるお店で、お客様は欧米人の方々が多かったがやき。


 こちらの料理人の向川哲さんにご挨拶さいてもうたら、「あの銘酒の司牡丹の社長が来てくれた!」っちゅうて、感激してくださったがよ。


 ほんで、司牡丹のお酒は辛口やき、和食料理の邪魔をせんと、料理もお酒も進むっちゅうことで、「儲けさいてもらいよります!」っちゅうて語ってくださり、まさに我が意を得たりやったがやき。


 早速、ワシと農本さんと山本さんとの3組に分かれて、3銘柄ずつばあの土佐酒を携えて、通訳の方々と一緒に店内を回り、いろんなお客様に土佐酒をサービスしていったがよ。


 ちなみに司牡丹のお酒は、「船中八策」やき、「辛口のお酒が、和食の素材そのものの美味しさを、出汁のように下から支えて押し上げ、さらに美味しゅうなります!」っちゅうて説明し、注いで回ったがやき。


 21時過ぎからが来客のピークやっちゅうことで、まだこの時間は半分ばあの席しか埋まってなかったもんやき、30分ばあで全てのお客様を回り終えたがよ。


 この後は、「寿司喰」さんのスタッフの方におまかせし、ワシらあは再び「吟」さんに戻んたがやき。
(25)再び「吟」で「Tosa Night」(26)再び「吟」で「Tosa Night」2

 ほいたら、さらにお客様が増えたようで、会場はビチビチの満員電車状態になっちょったがよ。


 司牡丹ブースにて、ちくとお客様にお酒を注いで説明しゆううちに、20時半ばあになったき、再びワシゃあブースを横山さんにお願いし、会場を出たがやき。


 ワシゃあこの後、ディストリビューターの「Nippon Foods」さんの金林さんと、ケネディタウンにて待ち合わせ、香港で司牡丹のお酒を一番売りゆうっちゅうお店「Missy Ho's」さんにうかがうことになっちょったがよ。








 21時ばあにお店に到着したがやけんど、「Missy Ho's」っちゅう看板があるだっけで、何のお店やら分かりにくいき、一見客が入れるような店やなかったがやき。
(27)「Missy Ho's」入り口(28)「Missy Ho's」店内

















 店内に入りゃあ、全体にこぢゃんと個性的な装飾が施されたバーやって、日本人客らあまず来ん、お客様は現地在住の欧米人が中心やっちゅうがよ。
(29)「Missy Ho's」店内2(30)「Missy Ho's」店内3



















 オーナーさんは、ちくと出られちゅうっちゅうことで、金林さんと2人で、まずはビールを注文さいてもうたら、日本のビールやったがやき。


 ちくと点心やお浸しをいただきもってビールを飲んで語り合いよったら、オーナーのPersi Percyさんが戻って来られたがよ。
(32)点心とお浸し

 司牡丹の社長が来てくれたっちゅうことで、パーシーさんは大悦びやって、一緒に座って3人で飲むことになったがやき。


 普段から定番の「船中八策」の1升瓶が前日に売り切れたっちゅうことで、金林さんが手持ち納品した720ml瓶を開け、3人で乾杯したがよ。
(33)船中八策

















 カルパッチョやオリジナルの寿司らあをいただきもって、「船中八策」を酌み交わし、いろいろ語り合うて盛り上がったがやき。
(34)カルパッチョ(35)オリジナル寿司

 こちらのお店はバーやき、出るお酒はカクテルらあが中心やけんど、出される料理は和食アレンジが多いきに、日本酒も置きたいっちゅうことで、オーナーのパーシーさんが大好きな「船中八策」を1アイテムだっけ置いちゅうっちゅうがよ。


 ほんで、「船中」の1升瓶が、2日で1本ばあのペースでカラになるっちゅうがやき、まっこと有り難いかぎりながやき。


 いろいろお話をうかごうてみたら、パーシーさんはオーストラリア生まれで、10代の頃から京都で和食の修行をされ、その後オーストラリアで和食店を経営されて、4〜5年ばあ前に香港に来て「Missy Ho's」をオープンさいたっちゅうがよ。


 ほんで、日本におった頃から「船中八策」が大好きになり、実は20年ばあ前に司牡丹に酒蔵見学にも来られたことがあるっちゅうがやき。


 ここであらためて、和食の修行をした料理人の方は、辛口の「司牡丹」や「船中八策」を好むがやないかっちゅう仮説が、脳裡に浮かんだがよ。


 パーシーさんもそうやし、この日にうかごうた「寿司喰」の向川さんも同じようなことを語られよったし、また山梨の「和菜屋 宴」さんの中嶋さんも、修行時代に司牡丹が気に入って、独立したらこの酒をメインにして店をやろうと決められ、山梨市で司牡丹だけで20種類以上も常備してくださり、大人気店になられちゅうがやき。


 土佐の辛口にとっての最大のキーマンは、和食の修行をされた料理人やっちゅうことやないろうかのう!


 パーシーさん、こぢゃんと嬉しいヒントをいただき、まっことありがとうございましたぜよ!


 23時の閉店になっても、盛り上がりまくりのパーシーさんは、まだ飲もうとされよったき、ワシゃあ翌朝の帰国の飛行機が早いっちゅうことで、再会を約束してガッチリ握手し、記念撮影をしてお別れしたがよ。
(36)記念写真

 パーシーさん、金林さん、まっことありがとうございました!


 今後とも、何とぞ宜しゅうお願い申し上げます!


 こうしてワシの香港出張は終了し、翌日の5日早朝発の飛行機にて日本に帰国したがやき。


 3泊4日やったけんど、1週間分ばあに感じた、中身の濃い、こぢゃんと充実した3日間やったがよ。


 香港の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!




















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 13:42│Comments(0)