「『幸せな子』を育てるがやのうて、どんな境遇におかれたち『幸せになれる子』を育てたいが。」(美智子皇后)
第125代の今上天皇陛下の皇后であらせられる、美智子皇后陛下(1934〜)の言の葉ながやき。
「幸せな子」っちゅうんは、生まれついての境遇が一般的に見て「幸せ」に見えるっちゅうだっけのことながよ。
ちんまい子供の頃は、生まれついての境遇が全てやき、それで「幸せ」かもしれんけんど、その子が物心ついた時に、その境遇を「幸せ」やと思わんかったら、その子は「不幸せ」やっちゅうことになるがやき。
逆に、生まれついての境遇が一般的に見て「不幸せ」に見えたとしたち、ちんまい子供の頃は、生まれついての境遇が全てやき、そん時ゃあ「不幸せ」かもしれんけんど、その子が物心ついた時に、そんな境遇やったとしたち「幸せになれる」と信じることができりゃあ、その子は間違いのう将来「幸せ」になれるっちゅうことながよ。
物心ついた時、どんな境遇やったとしたち、自分の力で「幸せになれる」と信じることができるような子に育てるっちゅうんは、親が子に与えることができる、何ものにも変えがたい最高に素晴らしいギフトやっちゅうことながぜよ。