1月31日(水)の晩は18時半から、第7回「郷土野菜を楽しむ会(with 和ハーブ)」が、「土佐料理 司 高知本店」(http://www.kazuoh.com/honten/)さんにて開催されたがやき。
ちなみにこの会は、第1回から第3回までは、「野菜ソムリエコミュニティこうち」(http://vfckochi.jugem.jp/)さんの主催で、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)が共催にて、毎年1回1月に開催してきた会ながよ。
第1回は平成24年1月に「草や」さんにて開催(「2012年1月23日」のブログ参照)し、第2回は平成25年1月に「土佐料理 司 高知本店」さんにて開催(ワシゃあ欠席のためブログなし)し、第3回は平成26年1月に「ビュッフェレストラン エズ」さんにて開催(「2014年1月14日」のブログ参照)されたがやき。
ほんで、第4回からは「土佐学協会」の主催にて、平成27年1月に「草や」さんにて開催(「2015年1月30日」のブログ参照)され、第5回は平成28年1月に「城西館」さんにて開催(「2016年1月26日」のブログ参照)され、第6回は平成29年1月に「草や」さんにて開催(この回のみ「野菜ソムリエコミュニティこうち」さんの主催。ワシゃあ欠席のためブログなし。)されたがよ。
ほんで今回は「土佐学協会」主催にて、あらためて第2回と同じ「土佐料理 司 高知本店」さんにての開催となったがやき。
まずは17時過ぎばあに、ワシと長崎さんと松田さん、今回ご協力いただく「土佐和ハーブ協会」の皆さんらあが集合して、いろいろ準備をしたがよ。
まずは、「入河内大根」「田村カブ」「焼き畑カブ」「潮江菜」「正ネギ」らあの、いろんな郷土野菜らあをズラリと並べたがやき。
「山内家伝来大根」や「唐人豆」「馬次郎梨」らあは、料理長さんが既に料理してしもうちょったき、残念ながらディスプレイとしちゃあ並べれんかったがよ。
さらに、「土佐和ハーブ協会」の皆さんが持ってきてくださった和ハーブ、「タネツケバナ」「フユノハナワラビ」「ハコベ」「ハマウド」「ギシギシ」らあも並べられ、これらあを会場にて天ぷらに揚げる準備も進められたがやき。
さて、28名のご参加者が集まり、予定通り18時半にゃあ長崎さんの司会でスタート。
まずは開会のご挨拶を、「土佐学協会」理事長として、ワシがさいてもうたがよ。
「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、日本各地の郷土野菜らあも脚光を浴びて、続々復活しゆうように見えるけんど、実は日本国内じゃあ未だに洋食化が進み続けよって、全国の郷土野菜らあは、絶滅が危惧されちゅう状況にあるがやき。
このような会らあを継続し、できるだけより多くの方々に、郷土野菜の美味しさや素晴らしさを、まっとまっと伝えていかにゃあイカンっちゅうことやき、皆さん何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
だいたいこんなようなお話をさいていただき、次に司牡丹酒造から、土佐学協会の活動の一貫で誕生した「日土人(ひとびと)」(永田農法・純米酒)と、「司牡丹・永田農法〈山田錦〉純米吟醸酒」、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)らあは協賛さいてもうちゅうき、これらあについちゃあおかわり自由でガンガンお飲みくださいやっちゅうて紹介さいてもうたがよ。
続いては、土佐の伝統食の生き字引的存在の松崎淳子先生に、ちくとお話をしていただいたがやき。
お次は「土佐和ハーブ協会」を代表して、「ra楽ku」代表の松岡昭久さんに、和ハーブについてのお話をしていただいたがよ。
ほんで、その後は、和ハーブの天ぷら作りをご担当いただいたがやき。
ハマウドの天ぷら、フユノハナワラビの天ぷら・・・らあが、次々に美味しそうに揚げられたがよ。
続いては長崎さんから、今回出される郷土野菜について、簡単な解説があったがやき。
まず、牧野富太郎博士の指示で保存されちょった種子から復活した「牧野野菜」としては、水菜の原種とされる幻の「潮江菜」、山内家が尾張から持ち込んだとされる「山内家伝来大根」、沖の島で作られよった落花生「唐人豆」、土佐山田で正(ただし)さんっちゅう方が作られよった「正ネギ」、仁淀川町の伝統野菜「田村カブ」、そして「焼き畑カブ」らあが紹介されたがよ。
さらに、その他の郷土野菜として、安芸市入河内地区の伝統野菜「入河内大根」について、安芸市役所の小松さんから紹介があったがやき。
次にゃあ、高知で昔から作られゆう冬の梨と呼ばれる珍しい長期保存型の梨、「馬次郎梨」について、ワシらあにこの梨の存在を教えてくださったバー「クラップス」の塩田さんから、解説があったがよ。
ほんで、皆さんにドリンク類が配られ、飲みたい方々にゃあもちろん司牡丹のお酒も配られ、みんなあで威勢よう乾杯し、「楽しむ会」がスタートしたがやき。
●「冬の花わらび白掛け ハコベ、タネツケバナ、潮江菜」
さて「司」さんのお料理は、まずは和ハーブと潮江菜を使うた白掛けながよ。
和ハーブのホロ苦みや潮江菜のシャキシャキ感が美味しゅうて、「日土人」が進むこと!
●「茎ブロッコリーと蟹の豆乳グラタン 焼き畑の蕪菜」
お次は、春野町の大人気店「豆匠庵」の濃厚豆乳と焼き畑カブを使うたグラタンながやき。
これまた濃厚な旨みが絶品で、さらに「日土人」がガンガン進むがよ。
「豆匠庵」の谷脇さんから、ちくとお話をいただいたがやき。
●「土佐野菜と和ハーブソルト 入河内大根、田村カブ、焼き畑のカブ、山内家伝来大根、ファームベジコの胡瓜、コリンキー、京人参」
続いては、生のまんまの郷土野菜に、お好みで和ハーブソルトをつけていただくがよ。
ちなみに和ハーブソルトは、「華(カキオドシ、黒文字、ハマナス、菊)」、「粋(ヤブニッケイ、タチバナ、ベニバナ、菊)」、「和薄荷ソルト」、「あじめこしょう」、「ヤブニッケイ」らあの種類があり、いろいろつけてみたけんど、ワシゃあ風味の豊かさが気に入った「華」と、スパイシーな辛みの「あじめこしょう」が好きやったがやき。
これらあの和ハーブソルトをつけりゃあ、切っただっけの生の郷土野菜が、立派な酒の肴に変身するばあ美味しゅうて、「永田農法・純米吟醸酒」が、さらに美味しゅう感じて、箸も杯も止まらんなるがよ!
●「煎り唐人豆」
大粒で風味の強い落花生は、1粒で鼻血が出そうなばあ濃厚やって、まっこと美味しかったがやき。
●「沖うるめのバジル巻揚げ」
沖うるめを長崎さんくの永田農法バジルで巻いて揚げた料理は、バジルの風味がフワリと立ち上がり、沖うるめの旨みとバッチリやって、これまた最高の酒の肴になったがよ。
●「すま鰹塩タタキと野菜いろいろ カラー大根、水菜2種、他」
お次は、待ってましたの「すま鰹の塩タタキ」ながやき。
「日土人」と合わせていただきゃあ、まさに最強タッグで、食べて飲んで食べて飲んで、当然箸も杯も止まらんなったがよ。
●「和ハーブの天ぷら」
お客様がだいたい食べられたみたいなき、このあたりでワシゃあ「和ハーブの天ぷら」をいただいたがやき。
お気に入りの「和ハーブソルト・華」をかけていただきゃあ、天ぷらの味わいに複雑な風味が加わり、ワンランク上の天ぷらになって、さらに酒の肴としての完成度もワンランク上になるがよ。
このあたりで、やっと手が空いた「司」の伊藤料理長さんに会場にお越しいただいたがやき。
万雷の拍手喝采やったがよ。
ほんでちくと、今回のお料理について、説明してくださったがやき。
●「鯨と潮江菜のハリハリ鍋 田舎豆腐、正ネギ、入河内大根」
さあ、いよいよ今回のメイン料理、「鯨と潮江菜のハリハリ鍋」の登場ながよ!
まず、まるで本物の牡丹の花のように美しい鯨肉の大皿が登場すりゃあ、会場のアチコチから歓声があがったがやき。
具材は、潮江菜、正ネギ、入河内大根、田舎豆腐っちゅう、貴重な郷土野菜だらけで、まっことウットリするばあ豪華ながよ。
早速、鍋に様々な具材を投入し、グツグツ煮えたところでいただきゃあ、まっこと旨いこと、旨いこと!
かなり煮込んだちシャキシャキ感のある潮江菜と鯨の独特の風味と旨みが、まさにこれぞハリハリ鍋の真髄っちゅう美味しさながやき!
潮江菜は水菜の原種らしいきに、もしかしたらホンマのハリハリ鍋は、煮込んだちハリハリ感のある潮江菜を使うべきながやないろうかのう!
当然「日土人」との相性も最高で、食べて飲んで語り合うて、食べて飲んで語り合うて、会場全体も一気に大盛り上がりになったがよ。
●「田舎寿司と入河内大根 あじめ胡椒漬け 四方竹、茗荷、椎茸、コンニャク、潮江菜、田村カブ、錦糸巻き、海苔巻き」
続いてはもう1つのメイン料理、郷土野菜をふんだんに使うた田舎寿司の登場ながやき。
こちらも、あまりに美しい彩りに、アチコチから「ほぉぉ〜〜っ!!」っちゅう溜め息が漏れ、続いてパシャパシャと写真を撮るシャッター音が響きわたったがよ。
伊藤料理長さんが、かなり気合いを入れたであろう、田舎寿司盛りは、どれをいただいたち絶品で、まっことお腹いっぱいになったがやき。
特に潮江菜の田舎寿司らあて初めていただいたがやけんど、やっぱしシャキシャキ感と旨みが素晴らしゅうて、最高の逸品やったがよ。
田舎寿司の美味しさに、会場全体も一気に一体感が増し、最高潮に達した感じがしたがやき。
●「馬次郎梨」
デザートにゃあ、塩田さんオススメの希少な馬次郎梨が登場!
一口いただきビックリ!梨っちゅうよりか、まるでリンゴ!
細胞のよう詰まった梨っちゅう感じで、この独特の美味しさは、他に似た果物はないき、こりゃもしかしたら将来大化けして大人気になるかもしれんがよ。
こうして21時となり、ラストに再び松崎先生にご感想をお願いしたところ、「お料理も、おもてなしも、内容も全て素晴らしい!」っちゅうて、大絶賛していただけたがやき。
会場の皆さんも万雷の拍手で、皆さんも同様の感想やっちゅうことが、その満面全身の笑顔からも伝わってきたがよ。
ご参加いただきました皆さん、松崎先生、長崎さん、松田さん、土佐和ハーブ協会の皆さん、そして「土佐料理 司」の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社