2月9日(金)は、まずは「Sake Brewery Tours」のファウンダー中村悦子さんと、同ツアーリーダーで高知在住のデーナ・ベルテさんがツアコンを務められる「高知酒蔵ツアー」の皆さんが、朝10時に司牡丹に酒蔵見学にいらっしゃったがやき。
ちなみに中村さんは、つい先日の「海外記者プレスツアー」(「1月31日」のブログ参照)でも、ツアコンを務められて、高知にお越しいただいちょって、今回のツアーでも初日の「土佐のおきゃく体験」(「2月7日」のブログ参照)からお世話になっちゅうがよ。
今回のツアーのお客様は、40代から60代までの日本酒ファンの一般人12名ながやけんど、そのうちジョン・ゴントナーさんの業界プロ向けクラスの受講者が4名、酒蔵ツアーのリピーターが10名っちゅうことやき、ほとんどの方がある程度以上の日本酒の知識を持っちゅうっちゅうがやき。
12名中9名がアメリカで、2名がオーストラリア、1名がシンガポールからっちゅう方々ながよ。
ほんでこの日は、ツアー最終日で、司牡丹見学後は日本一の清流仁淀川を眺めもっての「あおぎ」での昼食後、いの町の「紙の博物館」で紙漉き体験をして、高知空港から帰られるっちゅうスケジュールながやき。
まずは皆さんを、玄関の酒林、江戸時代末期の約180年ばあ前の白壁蔵とその煙突らあにご案内し、ワシの解説をデーナさんが通訳し、皆さん大悦びで写真を撮りまくりやったがよ。
続いて、「平成蔵」にご案内し、蒸米機、放冷機、洗米機、麹室、麹ストックルーム、酒母・・・と、ワシのお話とデーナさんの通訳で、解説して回ったがやき。
お次は、モロミの仕込み蔵にご案内し、フツフツと元気に発酵しゆうモロミの状態を眺め、香りらあも匂うてもうて、これまた皆さん大興奮で写真を撮りまくりやったがよ。
続いては、吟醸仕込み蔵、酒槽、マイナス5℃以下の瓶貯蔵庫らあを、解説、通訳付きで、ご案内さいてもうたがやき。
ほんで、いよいよお待たせしましたのテイスティングタイムながよ。
「司牡丹 酒ギャラリー ほてい」にご案内し、「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)、「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)、「船中八策」(超辛口・純米酒)、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」らあの海外輸出商品らあに加え、この時期に「ほてい」でしか買えん「酒蔵見学記念」の「純米しぼりたて生原酒」と「純米吟醸しぼりたて生原酒」らあもお楽しみいただいたがやき。
また、地元産の米を使うたお酒が飲みたいっちゅう方々もおられたき、「司牡丹・永田農法・純米吟醸酒」や「かまわぬ」(きもと純米酒)らあの試飲も出さいてもうたがよ。
お話をうかごうてみりゃあ、吟醸系のフルーティなお酒がお好きな方、きもと系のしっかりした酸がお好きな方、しぼりたて生のフレッシュな若々しさがお好きな方、超辛口の綺麗なキレがお好きな方・・・と、皆さんのお好みは分かれたようやったがやき。
また、カナダの女性の方は「山柚子搾り」を指して、「この柚子酒は美味しいので、いつもカナダで買っていて、ウチの冷蔵庫に常備してます!」っちゅうて、大悦びやったがよ。
こうして、お土産のお酒も、皆さん予想以上に購入していただき、お昼の12時ばあにゃあ、司牡丹を出発されたがやき。
ご参加いただきました外国人客の皆さん、そして中村さん、デーナさん、まっことありがとうございましたぜよ!
さてその後は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)本部・株式会社岡永さんの国際流通の金子さんからの依頼で、カナダのKIレストランのソムリエ、MICHAEL TREMBLAYさんが司牡丹に酒蔵見学に来られるっちゅうことで、司牡丹総務部のリカコさんに高知空港まで迎えに行ってもうちょったがやけんど、伊丹空港発高知空港着便が機材トラブルか何かで欠航になって、急遽新幹線に乗り換えたっちゅう連絡が入ったがよ。
ほんまやったらマイケルさんは、12時40分ばあにゃあリカコさんの車で司牡丹に到着し、ワシと佐川の「大正軒」にてウナギ料理の昼食をいただく予定やったがやけんど、キャンセルになってしもうたがやき。
結局、リカコさんは1人で会社に戻んて来て、今度はワシがJR高知駅までお迎えに行くことになったがよ。
14時40分ばあに高知駅に到着されたマイケルさんを乗せて、車で佐川町まで向かい、司牡丹にゃあ何とか15時半過ぎばあにゃあ到着したがやき。
マイケルさんは、カナダ・トロントにおける日本酒のキーパーソンで、過去10年間高級レストラン「KIレストラン」にて日本酒普及に尽力されてきたソムリエで、2014年にゃあ静岡の「若竹」さんにて3日間酒造りを学ばれたっちゅう方ながよ。
ほんじゃき、ある程度は日本語が話せるっちゅうて聞いちょったがやけんど、ワシの英語力と同程度の日本語力やって、お互いの意志疎通がなかなか大変やったがやき。
一応、司牡丹の簡単な歴史や由来、高知県の簡単な風土や食文化、司牡丹商品の紹介らあの英語の資料は用意さいてもうちょったき、そりゃあ良かったがやけんど、酒蔵見学となるとなかなか難しいもんやき、司牡丹で英語力のある入社して1年の田中くんに、急遽通訳を依頼し、途中から一緒に酒蔵見学に回ったがよ。
玄関の酒林、180年ばあ前に建築された白壁蔵の貯蔵庫、平成蔵(蒸米機、放冷機、洗米機、麹室、麹ストックルーム、酒母室)、もろみ仕込蔵、吟醸仕込蔵、酒槽らあを、ワシの解説と田中くんの通訳で回ったがやけんど、酒造業界の専門用語だらけの解説に田中くんも大苦戦で、マイケルさんにゃあちくと分かりつらかったろうき、申し訳なかったがやき。
見学の〆にゃあ、「司牡丹 酒ギャラリー ほてい」にて、司牡丹商品をいろいろ試飲していただいたがよ。
「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)、「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)、「船中八策」(超辛口・純米酒)らあの海外輸出商品に加え、「司牡丹・土佐の超辛口・本醸造」(超辛口・本醸造酒)、「司牡丹・土佐の超辛口・本醸造しぼりたて」(超辛口・本醸造生酒)、「船中八策・しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」(純米吟醸酒)、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(純米酒)、「司牡丹・永田農法・純米吟醸酒」(純米吟醸酒)、「かまわぬ」(きもと仕込み純米酒)らあを次々と試飲していただいたがやき。
さすがはソムリエで、どのお酒も真剣にテイスティングしていただき、絶賛の言葉をいただけたがよ。
一番安価な「土佐の超辛口本醸造」も、お米の風味が素晴らしいっちゅう評価をいただき、「船中八策」もドライやけんどバランスが素晴らしいっちゅう評価で、「しぼりたて」2アイテムもフレッシュで美味しいっちゅう評価で、吟醸系は華やかな香りを絶賛いただき、また「宇宙酒」2アイテムのコンセプトについても興味津々で、好評価やったがやき。
また、地元の酒米を使うたお酒っちゅうことで、「永田農法・純米吟醸酒」も絶賛いただき、さらに永田農法地元米かつ高知県唯一のきもと仕込みの「かまわぬ」についちゃあ、大絶賛やったがよ。
ラストにゃあ、現在唯一カナダに輸出されよって大人気の「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)もテイスティングしていただき、その香りと味わいのバランスの良さを、大絶賛していただけたがやき。
こうして17時半過ぎにゃあ、司牡丹酒蔵見学は終了し、営業の渡邉部長の車にワシとマイケルさんを乗せてもうて、高知市内の宿泊ホテルに向こうたがよ。
18時40分ばあにゃあマイケルさんにチェックインしてもうて、部屋に荷物を置いてきてもうて、ディナーを予約しちゅう「かもん亭」さんに、予約時間の19時にゃあ何とか到着できたがやき。
まずは生ビールで乾杯の練習をし、つきだしの「ポテトサラダ」や「土佐あかうしの牛すじ煮込み」をいただいたがよ。
料理の説明ばあやったら、ワシの未熟な英語力やち何とかなるもんで、「土佐あかうしの牛すじ煮込み」も、「コウチプリフェクチャーズ・レッドビーフ・シチュー」っちゅうたら何とか通じたようやったがやき。
中に入っちゅう土佐を代表する冬野菜のニンニク葉も、「ガーリックリーフ」っちゅうたら、理解してもらえたようやったがよ。
さあ日本酒は、まずは「司牡丹・立春朝搾り」(純米吟醸薄にごり生原酒)を注文し、あらためての正式な乾杯ながやき。
その華やかな芳香とフレッシュぴちぴちの風味に、マイケルさんも大悦びながよ。
お次の「ゴボウのやわらか煮」は、スマホの翻訳で「Burdock」を示して分かってもらえ、「清水サバの刺身ブシュカン添え」も、スマホの翻訳を使うて「Tosashimizu's mackerel Sashimi with Citrus near Yuzu」とかっちゅうて適当に表現したら、伝わったようやったがやき。
続いてのお酒は、「船中八策・しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)をいただきもって、「鰹のタタキ」と行きたかったところやけんど、12月〜2月は、生の鰹が一番獲れん時期やき、冷凍モンは使わんこちらのお店じゃあ残念ながら入ってのうて、その代わり「ヨコのタタキ」をお願いしたがよ。
「Young Maguro Tataki!」「Tataki is Rare steak!」っちゅうて紹介し、「船中しぼりたて」と合わせて食べてもうたら、マイケルさん大絶賛やったがやき。
さらに、「土佐あかうしのワラ焼き」は、「ストロー・ベイクド・コウチプリフェクチャーズ・レッドビーフ」っちゅうて紹介し、「ぶり大根」は、「イエローテイル&ホワイトラディッシュ」っちゅうて紹介し、2人とも立派な酔っぱらいになっちょって、適当に身振り手振りで語り合うて、意外に通じ合うて、盛り上がったがよ。
さらに「かもん亭」さんが秘蔵しちょった「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)を酌み交わし酌み交わし、飲んで食べて飲んで食べて、いろいろ語り合うて盛り上がったがやき。
その後も、いろんな土佐酒を注文しちゃあ酌み交わして盛り上がりまくり、〆にゃあ「かもん亭」名物の「ウルメイワシのバッテラ」を注文し、「ウルメサーディン・オールドスタイル・スシ」っちゅうて紹介したがよ。
これまたマイケルさん大絶賛で、盛り上がりまくり!
まっこと酔っぱらいは、言葉の壁を超えるっちゅうことが、よう分かったがやき。
2人とも4合ずつばあ飲んづろうか、21時ばあに「かもん亭」さんを出た頃にゃあ、もはや言葉の壁らあてまったく存在してないように感じたがよ。
マイケルさん、遠くカナダから土佐の高知にお越しいただき、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社