2018年02月15日

純米酒「日土人」活動10年目の仕込体験と交流会ぜよ!

 2月11日(日)は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)と土佐学協会(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)のコラボレーション企画として、佐川町の司牡丹本社にて、永田農法純米酒「日土人(ひとびと)」活動10年目の仕込体験と交流会やったがぜよ。
日土人1800ml

 このイベントは、日本名門酒会としちゃあ、四国地区加盟酒販店オリジナル活動10年目の第3弾であり、土佐学協会にとっちゃあ、土佐酒学研究会の「土佐酒を俯瞰的に捉える活動」10年目の第3弾ながやき。


 つまり、米つくりから酒造り、製品化、流通、販売、楽しむ会にいたるまで1年かけて体験し、その参加者全員の「人々」の名前が裏ラベルに記載される、「日土人(ひとびと)」っちゅう銘柄のお酒まで販売してしまうっちゅう、まっことワクワクするような取り組みながよ。


 ここまで日本酒を徹底して俯瞰的に捉えた活動は、おそらく10年目の今年も全国唯一の試みやないろうかのう。


 ちなみに前回の第2弾稲刈り体験についちゃあ、「2017年10月17日」と「10月18日」のブログをご参照くださいや。


 さて第3弾の仕込体験は、まずは朝8時50分にJR佐川駅に集合やったがよ。


 JRで来られる方らあが集まられ、司牡丹本社に向こうたがやき。


 ワシらあが「司牡丹・平成蔵」の前に到着した頃、当初は雪でちくと遅れるっちゅうて連絡があった香川県からのバスツアー組も、ぼっちり到着されちょったがよ。


 今回のご参加者数は合計35名で、そのうち香川組は28名を占めちゅうき、もし遅れたらなかなか大変やったところながやき。


 さて、まずは浅野杜氏から、簡単に作業の注意点らあのお話しをさいてもうて、手の消毒と頭にネット帽をかぶっていただき、早速皆さんに蒸米取り、蒸米運び、仕込み作業に入っていただいたがよ。


 BSフジさんの番組「天の美禄〜恋せよ日本酒〜」の撮影の方々も来られ、番組ナビゲーターで「きき酒師・酒匠」の江辺さんも、作業に参加していたたいたがやき。


 蒸米機と放冷機を通った蒸米を2人組で担いで、もろみタンクまで運んで仕込む作業を皆さんにお願いしたがよ。
(2)順番を待つ参加者(3)順番を待つ参加者2
















 階段を2階まで上がらにゃイカンき、3往復もすりゃあ案外息がきれるもんながやき。
(4)蒸米を待つ(5)蒸米を待つ2(6)蒸米出てくる
















(7)蒸米を待つ江辺さん(8)蒸米を運ぶ(9)蒸米を投入
















 作業はこぢゃんとスムーズに進み、9時半ばあにゃあ蒸米仕込みは無事終了したがよ。
(8)蒸米を運ぶ(9)蒸米を投入

 続いては櫂入れ(かいいれ)作業。














 蒸米を仕込んだタンクに櫂棒を入れて、混ぜるがやき。
15(10)櫂入れ



 皆さん交代で櫂入れしてもうて、その勇姿を写真におさめられよったがやけんど、中にゃあタンクの中のモロミや蒸米が重うて、ほとんどよう混ぜれん方もおられたがよ。
(13)櫂入れ4


















 こうして10時ばあにゃあ、全ての作業は終了したがよ。


 これから20数日間ばあ発酵さいてから搾りゃあ、待望のオリジナル純米酒「日土人」の新酒の誕生になるがやき。


 皆さんの心のこもった櫂入れを受けて、きっと今年もこぢゃんと美味しい「日土人」が生まれるろうき、まっこと楽しみながよ!


 さてその後は、2組に分かれてもうて、司牡丹の酒蔵見学ながやき。


 ご案内引率は、ワシと浅野杜氏の2人ながよ。


 ワシの組は、まずは玄関の酒林と江戸時代末期建造の白壁蔵と煙突の見学からスタート。
(14)見学・煙突(15)見学・麹室

















 続いて、「酒蔵の道」を通って町内の他の施設らあもご紹介し、先ほどの新蔵「平成蔵」内の「蒸米機」「放冷機」「洗米機」「麹室」「麹のストックルーム」「酒母室」らあを回って、「仕込み蔵」にてモロミの発酵を見学し、新しゅう出来たマイナス5℃の「瓶貯蔵冷蔵庫」も見学し、「司牡丹 酒ギャラリー ほてい」にてお待たせしましたの試飲タイムながやき。
(17)見学・酒母(18)見学・モロミ仕込蔵

















 ここでしか手に入らん、酒蔵見学限定の「司牡丹・しぼりたて純米吟醸生原酒」、「司牡丹・しぼりたて純米生原酒」、「司牡丹・しぼりたて本醸造生原酒」や、新商品の「司牡丹・維新の里」(純米酒)らあのお酒を、皆さんニコニコ満面の笑顔で、まっこと嬉しそうに試飲されよったがよ。
(20)「ほてい」試飲(21)「ほてい」試飲2

 お土産も、たくさんご購入いただいたようながやき。


 皆さん、まっことありがとうございますぜよ!


 さあその後はみんなあで、ウナギ料理の名店「大正軒」(高岡郡佐川町甲1543 TEL:0889-22-0031)さんの2階座敷に移動し、11時半過ぎばあから大懇親会ながよ。


 まずは、ワシからご挨拶をさいてもうたがやき。


 続いては、日本名門酒会・本部の丸田さん、お次は愛媛支部・松山酒販の森棟さんにご挨拶いただき、森棟さんのご発声にて「司牡丹・日土人」(永田農法・純米酒)で乾杯し、宴会がスタートしたがよ。
(22)丸田さんご挨拶(23)森棟さん乾杯
















 さあ老いも若きも男も女も、BSフジの5名の皆さんや司牡丹醸造部と営業の山中部長とワシの5名も入り乱れての、45名での昼間っからの大宴会。
15(24)懇親会風景

 まずは「大正軒」さん自慢の「ウザク」や「うまき」らあをいただきもって、持ち込みさいてもうた「日土人」(永田農法純米酒)や「日土人・ひやおろし」、「司牡丹・永田農法〈山田錦〉純米吟醸酒」、「かまわぬ」(きもと仕込・永田農法純米酒)、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)らあを楽しんでいただいたがやき。


 まっこと皆さん、ちくと肉体労働した後やきかしらん、昼間っからこぢゃんと美味しそうにガンガン飲まれよったがよ。


 ワシも皆さんと一緒に足るばあ司牡丹を酌み交わさいてもうて、こぢゃんと語り合わいてもうて、まっこと盛り上がったがやき。


 その後も、「大正軒」さん自慢の「鰻の蒲焼き」とご飯らあをいただき、さらにさらに箸も杯も進むこと進むこと!


 ワシゃあ蒲焼きをタップリのタレと共にご飯にぶっかけ、仁淀川山椒もふりかけて、鰻丼にしていただいたがよ。
(25)日土人とうざく(26)かまわぬとうまき

 やっぱし「大正軒」さんの鰻は、サイコーぜよ!


 〆の「肝吸い」も、まっこと美味しかったがやき。


 佐川町内を散策したい方らあもいらっしゃるっちゅうことで、ちくと早めの13時過ぎにゃあいったん中締めとさいてもうたがよ。


 その後は、さらに飲み続ける方、佐川町内を散策される方など、自由行動となったがやき。






 ちなみに昨年は、「花鶴」のご主人刈谷さんが得意のハーモニカを披露されたがやけんど、以前風雨が強かった田植え体験の際に、刈谷さんがハーモニカを演奏をした瞬間、天の怒りのようにさらに風雨が強まり、雨避けのブルーシートがバリバリっちゅうて裂けたっちゅうことがあり、さらに昨年の仕込み体験後にゃあ、香川組のバスのバッテリーがあがって、エンジンがかからんなったり、さらにさらにJRの線路の枕木が燃えゆうっちゅうことで、JRがストップするらあっちゅうことが起こったき、今年はハーモニカは無しっちゅうことで、中締めの一発〆を刈谷さんにお願いしたがよ。
(27)ワイワイ宴席風景(28)蒲焼き・肝吸い(29)刈谷さん中締
















 こうして本年度の「日土人」の仕込体験&交流会は、14時にゃあ香川組のバスも出発し、無事何事も起きることのうお開きとなったがやき。


 ご参加いただきました皆様、まっことありがとうございましたぜよ!















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司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 14:43│Comments(0)