「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語るがぜよ。」(井上靖)
北海道出身の小説家で、文化勲章も受章されちゅう、井上靖(1907〜1991)さんの言の葉ながやき。
どういて「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」がか、その理由はハッキリたぁ分からんけんど、ワシの経験的にも、確かにその通りながよ。
おそらく怠ける人は、自分の怠けを隠そうとして、いろいろ言い訳を探して語ろうとするもんやき、そん中でいつの間にか奥底に溜まっちゅうもんが噴出して、不満を語りだすことになるがやないろうか。
結局、自分を正当化して、他人や周囲や環境のせいにしょうとするっちゅうことやき、おそらくはそれらあに対する不満の言葉があふれ出すことになるっちゅうことながやき。
一方、努力する人は、しっかりと夢や目標を持ってそれに向こうて邁進しゆうっちゅうことやき、おそらくは不満や愚痴らあ語りゆうヒマらあないっちゅうことながよ。
努力すりゃあするばあ、一歩一歩着実に夢に近づいていくことになるがやき、希望は膨らむ一方で、語る言葉も結果として希望あふれるもんになるっちゅうことながぜよ。