2018年03月03日

幸せの言の葉<1196>

「人生において何が正しいからあて誰っちゃあにわからんがやき、自分の思うとおりに進んで、その結果を他人の責任にせんことが大切ながやないかと思うがやき。」(曽野綾子)


東京出身の小説家・随筆家・翻訳家の、曽野綾子(1931〜)さんの言の葉ながよ。


確かに曽野さんのおっしゃるとおり、人生において何が正しいからあて誰っちゃあにわからんがやき。


時代が変わりゃあ、それまで正義やったもんが悪に、悪と言われよったもんが正義になることやちあるがよ。


それやったら、周りの目や評価らあ気にせんと、自分の思うとおりに進むっちゅうんが、唯一の正解やっちゅうことながやき。


けんどその道を選ぶためにゃあ大切なルールがあると、曽野さんは指摘されるがよ。


自分の思うとおりに進んで、そこで何が起ころうと、成功しようが、失敗しようが、その結果を他人の責任にせんことが大切やっちゅうがやき。


自分の思うとおりに進みよったら、いろんな障害らあにぶつかるもんながよ。


その障害は、一見他人が邪魔しゆうように見えるきに、その障害のせいで失敗したら、その失敗を他人の責任にしとうなってしまうがやき。


けんどそれでも、たとえどれっぱあ意図的な邪魔が入ったとしたち、自分で選んだ道を進んだその結果は、100%の全責任を自分自身で負わにゃあイカンがよ。


それを他人の責任にした瞬間、おまさんは自分の思うとおりに進むっちゅう自由を、自ら放棄したことになるがぜよ。



Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)