3月10日(土)は、東京出張から高知に戻んて、まずは15時からは高知県酒造組合にて、意見交換会やったがやき。
この日、スペインから和食研究家で日本酒啓蒙家として大活躍中のロジャー・オルトゥーニョさんが、土佐酒や土佐の食を体験・調査することを目的に来られちょって、さらにそれに合わせて、ロジャーさんとも懇意で高知とスペイン(と東京と神戸にも)に「座屋(IZARIYA)」を経営されゆう岡添社長さんも高知に戻られることになり、せっかくやきっちゅうことで、お2人を交えての意見交換会を開催することになったがよ。
ちなみにロジャーさんは、毎月9万人の訪問を誇る日本食専門サイト「ComerJapones.com/」創設者でもあり、バルセロナ「サロン・デル・マンガ」日本食部門全体監修者でもあり、食品及び美食業界用コミュニケーション・エージェンシー「CITRIC」創設者兼社長でもあり、「食通と醸造学のためのコミュニケーション」大学院講師や、「銘柄コミュニティマネージャー」大学院講師も務められ、「国際きき酒師」も取得されちょって、「IWC」(インターナショナルワインチャレンジ)の日本酒審査員も務められ、2016年にゃあ農水省の「日本食普及の特別親善大使」にも任命されたっちゅう何とも凄い方で、その影響力の大きさは計り知れんがやき。
また岡添さんも、名誉ある「Taste of Japan Honorary Award」を受賞されちゅうがよ。
さらに、昨年は安部首相とスペイン国王の赤坂迎賓館での会食にも招かれたっちゅうき、これまた凄いがやき。
さて、高知県酒造組合メンバーとしちゃあ、司牡丹、土佐鶴、酔鯨、美丈夫、安芸虎、豊能梅の6蔵元、加えて高知県産業振興推進部地産地消・外商課、高知県貿易協会、高知県中小企業団体中央会らあのメンバーも集まったがよ。
ほんで、ロジャーさんと岡添社長さん、そして久礼の中里自然農園の中里さんも通訳として参加してくださったがやき。
まずは、スペインの日本酒市場の状況らあについて、ロジャーさんに語っていただいたがよ。
まずロジャーさんは、高知の酒が大好きやって、実は今回招かれて松山まで来ることになったき、これ幸いと自バラで高知まで足を伸ばさいてもうたっちゅうがやき、まっこと有り難いことながやき!
ほんで、スペイン市場についてやけんど、ほとんどのレストラン関係者やシェフが、日本食についても日本酒についても、あんまり知らん(岡添さんは例外!)っちゅうがよ。
ほんじゃきロジャーさんは、自身のホームページに日本食や日本酒の検索機能までつけちゅうっちゅうがやき。
ちなみに首都のマドリッドに日本食レストランは200店ばああるけんど、こちらは比較的保守的な地域で、新しいもん好きの地域であるバルセロナにゃあ、それを超える300店ばあの日本食レストランがあるっちゅうがよ。
続いては、岡添社長さんからも、お話いただいたがやき。
岡添社長さんがマドリッドに「座屋」をオープンして、4年弱になるっちゅうがよ。
ほんで、スペインは日本酒がこれからガンガン来る市場やっちゅうがやき。
現に様々な蔵元らあが県単位で来たりしてイベントを開催しまくりゆうっちゅうがよ。
特に岐阜県は、かなり大がかりな大イベントを開催しよったっちゅうがやき。
スペインの日本酒ディストリビューターは何社かあるけんど、東京屋さんが最も品揃えも豊富で、しっかりしちゅうっちゅうがよ。
東京屋さんで、一番アイテムが多い県は高知県で、現在やち14蔵を揃えちゅうっちゅうがやき。
ちなみに「マドリッドIZARIYA」は、ちんまい店やけんど、日本酒が毎月15升出るっちゅうがやき。
なんで土佐酒18銘柄を全部置きたいがかと言われたら、単純に土佐酒が世界に広がることが嬉しいっちゅう、それだけのことやっちゅうがよ。
その後は、スペインでの土佐酒プロモーションについての意見交換を実施したがやき。
平成30年度事業として、パリの「国虎屋」さんとマドリッドの「座屋」さんらあと連携した土佐酒プロモーションを計画しちゅうがよ。
日程や、プロモーション内容らあについて、いろいろ意見が出されたがやき。
こうして17時半ばあにゃあ、意見交換会は終了したがよ。
ほんで、18時ばあにゃあ、「土佐のおきゃく2018」(http://www.tosa-okyaku.com/)参加イベントのひとつ、「土佐のお座敷体験・土佐の酒肴」の準備のために、会場の「土佐御苑」さんにうかごうたがやき。
このイベントは、高知市旅館ホテル協同組合に高知県酒造組合が協力して毎年開催されゆう大イベントながよ。
目玉は土佐のお座敷遊び体験と、土佐酒全18蔵元の自慢のお酒と、発売解禁前の「土佐宇宙酒」の新酒がここでだっけいち早う味わえるっちゅうことながやき。
まずは開宴予定時間ちょい前に、各蔵元が集合したがよ。
みんなあで、出品する宇宙酒や土佐酒コーナーの準備をしたがやき。
実は本来宇宙酒は、3月21日(3、2、1、発射!)が発売解禁日やき、まだ今年の新酒は飲めんはずながよ。
けんど、特別にこの会にご参加いただいた方々だっけに、「フライング」解禁でお楽しみいただけるっちゅう趣向ながやき。
こりゃあこの日ご参加いただいた皆さんは、こぢゃんとラッキーながよ!
ご参加いただけんかった皆さんは、もうちくと、3月21日の解禁日を楽しみにお待ちくださいや!
ちなみに司牡丹からは、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」(宇宙純米吟醸酒)と、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(宇宙純米酒)と、「司牡丹・維新の里」(純米酒)が出品されちょったがやき。
カツオのタタキやお寿司、皿鉢料理や、豪華な活造りらあの美味しそうなお料理もズラリと並べられ、いよいよ準備万端ながよ。
お客様も次々と入場されたがやき。
今年も県外からたくさんのお客様にお越しいただき、約100名ばあのお客様が入られ、開宴予定の18時半をちくと回った頃、開会となったがよ。
ちなみにロジャーさんと岡添社長さんも、県地産地消・外商課の山本企画監さんと県貿易協会の水谷さんらあと、ご一緒に参加してくださったがやき。
ほんで、高知県酒造組合の理事長であるワシの発声にて、みんなあで威勢よう土佐酒で乾杯したがよ。
その後は、皆さんまずは料理コーナーに殺到されたがやき。
一時日本酒コーナーは寂しかったがやけんど、ちくとしたらすんぐに日本酒コーナーにもお客様が殺到しよったがよ。
ちくと経って、「土佐のおきゃく2018」実行委員長の横山さんが「べろべろの神様」の被りもんを被って登場!
いよいよ、土佐のお座敷遊びの始まりながやき!
まずは、シバテン手拭いを頭に巻いた皆さんが登場され、シバテン踊りのご披露ながよ。
「ちゃっちゃ〜っ!」っちゅうてひと踊りした後は、会場のお客さんから参加者を募り、みんなあで音楽に合わいて踊ったがやけんど、意外に皆さん初めてたぁ思えんばあ上手に踊られよったがやき。
その後は、ちくと宴会が続いたがやけんど、ロジャーさんを見てみりゃあ、ズーッと土佐酒を試飲しもって、質問とメモを繰り返されよったがよ。
他のお客様も、ドンドン日本酒コーナーに殺到となったがやき。
さて舞台上じゃあ、お次は横山さんの進行にて、「はし拳」のスタートながよ。
まずは、横山さんご自身による、デモンストレーションがあったがやき。
その後は次々と「はし拳」挑戦者が現れ、舞台上にて白熱の対決をされよったがよ。
ちなみにそんなお座敷遊びが繰り広げられゆう合間も、土佐酒ブースにゃあお客さんが次々にいらっしゃり、いろんなタイプのお酒を堪能されよったがやき。
会場のアチコチでも、土佐酒の燗酒を酌み交わしたり、はし拳をされたりと、大盛り上がりになってきたがよ。
さらにその後も、「可杯(べくはい)」遊びで、会場のあちらこちらに「べろべろの神様」が降臨され、全体が一気に大盛り上がりとなったがやき。
さらにさらに、キョーフの「菊の花」が開催され、あちこちで大盛り上がりの歓声が上がりまくりやったがよ。
日本酒コーナーにも、お客様が途切れることのう・・・凄い!ロジャーさん、ほとんど飲みっぱなし!
さてラストは、恒例の「うげうげ踊り」ながやき。
こりゃあ前半が「よさこい踊り」、途中で「しばてん踊り」っちゅうもんで、それらあをコレデモカっちゅうばあ激しゅうに踊るがよ。
会場は大盛り上がりとなり、〆はこれまた恒例のチャッチャ〆で、「よ〜っ、ポン!チャッチャ〜ッ!」っちゅうて、ちくとトボケた大団円のお開きとなったがやき。
ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
舞台上じゃあ、何名かの方々が集まられ、記念撮影でまだまだ盛り上がりよったがよ。
帰りに残ったお酒を持って帰られるお客様がおられたもんやき、ロジャーさんは「全部飲むことができんかった!」っちゅうて悔しがりよったがやき。
まっこと、サスガはスペインを代表する日本酒好きながよ!
ロジャーさんも、岡添さんも、ありがとうございましたぜよ!
その後は、みんなあで撤収作業をして、ワシゃあお次の「珍々亭」さんに向こうたがやき。
こちらにて、高校時代の同級生の中チャの転勤送別会が開催中やったき、ワシゃあお開き間近の宴会に顔を出したがよ。
当然の大盛り上がりで、そのまんま二次会にまで雪崩れ込み、午前様まで行き抜けたがは、これまた当然ながぜよ!
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司牡丹酒造株式会社