2018年03月16日

BAR業界のプリマドンナ「オーパ」松尾民子×「Craps」塩田貴志の奇跡のコラボぜよ!

 3月12日(月)は19時から、Dandyism Tosa Bar「Craps(クラップス)」(高知市帯屋町1-2-8徳屋ビルB1F TEL:088-824-2771)のオーナーバーテンダー塩田貴志さん主催の、奇跡のコラボイベント(第4回)が開催されたがやき。
(1)クラップス入り口

 正式なタイトルは、【第4回クラップス奇跡のコラボシリーズ 華麗!BAR業界のプリマドンナ 銀座「Bar オーパ」松尾民子×土佐のダンディズム帯屋町「Craps」塩田貴志】っちゅう長いタイトルながよ。


 今回のゲスト、銀座「Bar オーパ」(http://bar-opa.jp/)の松尾民子さんは、IBA世界バーテンダーコンクールデンマーク大会(2017年)にも出場され、第43回全国バーテンダー技能競技大会(2016年)においては総合優勝を成し遂げた、今もっとも注目されちゅう日本のトップバーテンダーやっちゅうことで、この度お招きすることになったっちゅうがやき。


 内容は、司牡丹の日本酒や焼酎を中心に、高知県産の果物や野菜らあを使うた6種類のカクテルを松尾さんが作り、それに合わせて高知県産の食材を使うた6種類のアミューズを塩田さんが作り、それらあを堪能できるっちゅう趣向ながよ。


 ちなみに、この奇跡のコラボイベントは今回で第4回目で、第1回は2015年の開催で麻布十番「Gen Yamamoto」の山本幻さんとのコラボ(「2015年3月12日」のブログ参照)、第2回は2016年の開催で銀座「ガスライトイブ」の高橋直美さんとのコラボ(「2016年3月17日」のブログ参照)、第3回は2017年の開催で銀座「Bar Cacoi」の大場健志さんとのコラボ(「2017年3月9日」のブログ参照)っちゅう具合に、毎回世界レベルのバーテンダーさんと奇跡のコラボイベントを開催しゆうがやき。


 ワシゃあちくと早めの18時半過ぎにうかごうたがやけんど、松尾さんはカクテルの準備で大忙しやったがよ。
(2)準備中の松尾さん




 さて今回は、カウンター席に14名のお客様での開催で、19時にゃあ塩田さんの息子さん亮さんの司会にて開会したがやき。


 まずは主催者の塩田さんから、開会のご挨拶があったがよ。
16(3)開会(4)塩田さんご挨拶

















 続いては、松尾さんからのご挨拶ながやき。
(5)松尾さんご挨拶

 今回は、おんなじバー業界で働かれゆう旦那さんもお越しになられちゅうがやけんど、旦那さんはお客様としてカウンターに座られるっちゅうことやったがよ。
(6)1つめのカクテルを作る松尾さん

 さあ、松尾さんのカクテルづくりがスタートし、いよいよ1品目のカクテルが配られ、それに合わせたアミューズも出されたがやき。














★「胡瓜と土佐泡盛のフローズンカクテル」(材料:「土佐泡盛」+ファームベジコの胡瓜+レモンジュース+シュガーシロップ+白ゴマ)
(7)胡瓜と土佐泡盛のカクテル

●「胡瓜とセロリの豆乳ディップ」「プチトマトのバーニャカウダーブシュカン塩ラスク添え」

(8)胡瓜とセロリの豆乳ディップ(9)プチトマトのバーニャカウダ
















 1品目のカクテルは、食味値日本一のファームベジコ長崎さんくの胡瓜と土佐泡盛をベースに、何とゴマを使うたカクテルやっちゅうがよ。


 一口含みゃあ、まずは香ばしいゴマの風味がガツンとアタックしてきて、続いて胡瓜の青い爽やかな風味、後口に土佐泡盛独特の風味が現れ、予想以上にやわらこうにまとまって、美味しいカクテルやったがやき。


 合わせるアミューズにも、長崎さんくの胡瓜が使われ、「日本の宝物グランプリ」を獲得した春野の「豆匠庵」さんの濃厚な豆乳ディップ(マスタード入り)を付けていただきゃあ、立派な酒のアテになり、胡瓜つながりで当然美味しさ倍増ながよ。
(10)2つめのカクテルを作る松尾さん

 もう1つのアミューズは、「ファーム輝」さんのまんまのプチトマトをバーニャカウダーソースにつけていただきゃあ、これまた立派な酒のアテになるがやき。


 ブシュカン塩ラスクも、まっこと美味しかったがよ。











★「小夏と純米酒のカイピリーニャ」(材料:「司牡丹・船中八策・しぼりたて」+小夏+アンゴスチュラビターズ+シュガーシロップ)
(11)小夏と純米酒のカイピリーニャ

●「茗荷の生ハムのサルティンボッカ」「土佐チーズ」「文旦のガスパチョ仕立てシュータースタイル」「メロンのフレンチドレッシング和え」



 2品目のカクテルは、「船中八策・しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)に、カットした小夏を皮ごと加え、あとはアンゴスチュラビターズ(リンドウやハーブ、スパイスから作られた苦味酒)とシュガーシロップのみで作られたがやき。


 ちなみに「カイピリーニャ」たお、田舎娘っちゅう意味のカクテル名ながよ。


 一口いただきゃあ、小夏の爽やかな酸味とほのかなビターズの苦味とシュガーシロップの甘味が、このお酒の酸味・苦味・甘味と見事に共鳴し、このお酒の辛口の旨味も引き立ち、素晴らしいバランスで膨らんでいくがやき。


 こりゃマイッタ!旨いぜよ!


 合わせるアミューズはたくさんで、特にチーズに生クリームと鰹節を混ぜて醤油をチビッと加えた「土佐チーズ」は、最近「クックパッド」らあで流行っちゅうらしゅうて、これがまっこと絶品で、しかもこのカクテルともバッチリやったがよ。
(12)アミューズ4品盛り(13)店内

 「文旦のガスパチョ仕立てシュータースタイル」は、軍鶏の出汁を使うちゅうらしゅうて、これまた絶品!













 「メロンのフレンチドレッシング和え」も、美味しゅうて、このカクテルに見事にマッチングしたがやき。
(14)3つめのカクテルを作る松尾さん
















★「フルーツトマトと純米吟醸酒の鰹風味カクテル」(材料:「司牡丹・永田農法・純米吟醸酒」(永田農法純米吟醸酒)+鰹出汁(顆粒)+フルーツトマト+レモンジュース+柚子ピール+塩胡椒)
(15)フルーツトマトと純米吟醸酒の鰹風味カクテル

●「ネイリのお刺身カルパッチョ 春菊のジェノベーゼ」

(16)ネイリのカルパッチョ

 3品目のカクテルは、「ファーム輝」さんのフルーツトマトと、「永田農法・純米吟醸酒」をベースに、何と!鰹出汁(顆粒)を使うたカクテルで、さらに塩だっけが普通やに、塩胡椒でスノースタイルにしたっちゅうがよ。


 松尾さんに鰹出汁について訊ねてみりゃあ、いろいろ試してみたけんど、顆粒の鰹出汁がこのカクテルにゃあ一番良かったっちゅうがやき。


 一口飲んでみりゃあ、アタックにいきなり塩胡椒のスパイシーな風味が入り、その上を通り抜けるように、続いて鰹出汁とフルーツトマトの風味がやって来るがやけんど、通り抜けるときにスパイシーな風味が見事なバランスでチビッとずつ加わるがよ。


 確かに、フルーツトマトの甘味や酸味らあと、顆粒の鰹出汁の旨味が、ぼっちりのバランスで調和しちょって、「純米吟醸酒」の香りや味わいの様々な構成成分らあが、ほのかなレモンや柚子の風味と共に加わって、高級スープのような絶妙な美味しさやったがやき。


 合わせるお料理ネイリのカルパッチョは、バジルやのうて春菊のジェノベーゼソースがかかっちゅうがよ。


 春菊でジェノベーゼソースになるがやろうかと思いよったがやけんど、見事にジェノベーゼやって、ネイリにかけていただきゃあ、旨いの何の!
(17)4つめのカクテルを作る松尾さん

 このカクテルとの相性もバッチリで、箸もグラスも進むこと、進むこと!















★「梨とライスグラッパのカクテル」(材料:「美丈夫・ライスグラッパ」〈36度〉+梨+レモンジュース+シュガーシロップ+ファームベジコのバジルと梨を添えて)
(18)梨とライスグラッパのカクテル(19)馬次郎梨とバジル
















●「ハイカラ シャモ鍋すき」(イモケンピ入り)

(20)シャモ鍋すきを作る(21)イモケンピ入りシャモ鍋すき


 4品目のカクテルは、「美丈夫」のライスグラッパと希少な馬次郎梨をベースにしたカクテルながやき。


 さらに、馬次郎梨とファームベジコのバジルが、スティックに刺されて添えられちゅうがよ。


 ちなみに馬次郎梨は、まるで食感や風味が、通常の梨たぁ違うちょって、梨とリンゴの中間みたいな感じながやき。


 まずは、スティックの馬次郎梨とバジルを一緒にいただきゃあ、まっこと美味しかったがよ。


 ほんでカクテルを一口いただきゃあ、梨の風味とライスグラッパの風味に、レモンの酸味とシロップの甘味が加わり、やわらこうに味わいが広がるがやき。


 料理のシャモ鍋にゃあ、何とイモケンピが入っちゅうがよ!


 けんど、このイモケンピの独特の甘味が、鍋の味わいをより深うて複雑なもんにして、シャモ肉も、出汁も、より一層美味しゅう感じるき、不思議なもんながやき。
(22)5つめのカクテルを作る松尾さん

















★「文旦と大吟醸のモスコミュール」(材料:「司牡丹・大吟醸・黒金屋」+文旦+生姜+ジンジャーエール)
(23)文旦と大吟醸のモスコミュール

●「和風ボンゴレビアンコ」

(24)和風ボンゴレ

 5杯目のカクテルは、金賞受賞酒そのものの「司牡丹・大吟醸・黒金屋」(大吟醸原酒)に、文旦、生姜、ジンジャーエールらあを加えたカクテルやったがやき。


 大吟醸のフルーティな芳香を残しもって、文旦の酸味やホロ苦味、生姜の辛味、ジンジャーエールの甘味と辛味らあを、見事にこのお酒の味わいに調和させちょって、まさしく「一本!」っちゅう美味しさやったがよ。










 和風ボンゴレは、塩胡椒の他にゃあチョビッとだっけ醤油が入っちゅうだっけやき、貝の旨味が際立ち、ナチュラルで美味しゅうて、カクテルにもバッチリやったがやき。
(25)6つめのカクテルを作る松尾さん
















★「メロンと本格焼酎のデザートカクテル」(材料:「司牡丹・いごっそうゴールド」+メロン+クリームチーズ+レモンジュース+シュガーシロップ+塩+胡椒)
(26)メロンと本格焼酎のデザートカクテル

●高知県伝統品種果実「馬次郎梨」の盛り合わせ

(27)馬次郎梨


 いよいよ6杯目のラストのカクテルは、樫樽貯蔵の本格米取焼酎長期熟成大古酒「いごっそうゴールド」とメロンをベースに、何とクリームチーズらあを加えたデザートカクテルやったがよ。


 クリームチーズのやわらかな旨味が、見事に全体に浸透しちょって、強烈な「いごっそうゴールド」の風味を和らげ、メロンの甘味にバッチリ寄り添わいて、最後に一振りした胡椒が絶妙なアクセントとなり、見事なバランスで調和しちょったがやき。







 6種類のカクテルをいただき、松尾さんのカクテルの共通点として、どれも柔らこうて優しさにあふれちゅうっちゅうことに気づいたがよ。
(28)6つのベース酒のボトル

 さらに馬次郎梨と合わせていただきゃあ、このカクテルの個性がまっこと見事なデザート酒となることがよう分かる美味しさやったがやき。


 いやあまっこと、どれもこれも完成度の高い見事なカクテルとアミューズやって、皆さんこぢゃんと満足げな満ち足りた表情を浮かべられちょったがよ。


 最後に、ベースとなった日本酒や焼酎のボトルをカウンターに並べていただき、撮影さいてもうたがやき。


 こうして22時ばあにゃあ、第4回目の奇跡のコラボイベントは、拍手喝采の中で無事お開きとなったがよ。


 松尾さん、塩田さん、そしてスタッフの皆さん、まっこと素晴らしいコラボイベントを、ありがとうございましたぜよ!

















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司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 17:27│Comments(0)