まず3月14日(水)は、13時半から高知県農業技術センター会議室にて、平成29年度第2回「土佐酒振興プラットフォーム」全体会が開催されたがやき。
ちなみにこの「プラットフォーム」は、一昨年3月14日(月)に「設立準備会」(2016年3月18日のブログ参照)を開催し、一昨年5月23日(月)にゃあ「土佐酒振興プラットフォーム」の平成28年度第1回全体会としての設立総会(2016年5月26日のブログ参照)を開催し、一昨年11月18日(金)にゃあ平成28年度第2回全体会(2016年11月24日のブログ参照)を開催し、昨年4月17日にゃあ平成29年度第1回全体会(2017年4月26日のブログ参照)を開催し、この度第2回全体会を開催っちゅう流れながよ。
ほんで、「土佐酒振興プラットフォーム」たぁ、土佐酒の認知度の向上及びその原料となる本県産の酒米の生産振興に向けた活動を推進するため、産学官の関係者らあが連携し、土佐酒に新たな価値を生むための方策らあを検討する場として設立されたもんながやき。
つまり、酒米の品質向上、土佐酒のさらなる品質向上とブランド化、土佐酒の販路拡大と輸出拡大らあを推進し、好循環を実現しょうっちゅう目論見ながよ。
ほんで今回も、高知県酒造組合からは理事長のワシを含めた理事メンバーと事務局が出席し、他にゃあ高知県産業振興推進部地産地消・外商課、高知県農業振興部環境農業推進課、JA全農こうち、高知県中小企業団体中央会、公益社団法人高知県貿易協会、高知県工業技術センター、高知県農業技術センター、国立大学法人高知大学の先生等々、20数人ばあの方々らあが集まられたがやき。
まずは、高知県農業振興部環境農業推進課の高田さんの司会にて13時半に開会し、「土佐酒振興プラットフォーム」の会長として、まずはワシから開会のご挨拶をさいてもうたがよ。
続いては議事に入り、司会の高田さんから、会議の議長は会長が務めることになっちゅう旨の報告があり、ワシの進行にて議事に移ったがやき。
まず平成29年度の活動実績と平成30年度の活動計画についての、まずは「酒米部会」の活動について、高知県農業振興部環境農業推進課の高田さんから、報告があったがよ。
高田さんからは、「高品質生産指導」活動についてを中心にお話があり、「第2回(平成29年度)高知県酒米品評会」についての詳しい報告があったがやき。
お次は、高知県農業技術センターの坂田さんから、「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立〜平成29年度活動実績〜」について、お話があったがよ。
続いては、高知県工業技術センターの上東技術次長兼食品開発課長さんから、「醸造技術の向上」に向けた活動実績について、お話があったがやき。
「酵母の育種」「アルカリ崩壊性評価法による優良米評価」「優良品種の精米、醸造試験」「『SAKE COMPETITION 2017』出品酒640点を分析」らあについてのお話があり、「SAKE COMPETITION 2017」においちゃあ、高知県は入賞数全国3位の好成績であり、「全米日本酒歓評会」においても全国2位の好成績やったっちゅう報告もあったがよ。
お次は、「酒米部会」の平成30年度の活動計画について、高田さんからお話があったがやき。
高知大学の飯國教授さんから、ちくとご質問らあがあり、「酒米部会」についての活動実績報告と活動計画報告についちゃあ、無事終了したがよ。
次に「販売・輸出部会」の活動について、まずはワシから、土佐酒ブランドコンセプト「TOSA NAKAMA SAKE」についての説明と、東京・パリ・ロンドン・高知・香港におけるイベントらあについてお話さいてもうて、活動報告とさいてもうたがやき。
続いては、高知県産業振興推進部地産地消・外商課の山本企画監さんから、「販売・輸出部会」の平成30年度の活動計画について、お話があったがよ。
お次は、高知県中小企業団体中央会の川田課長さんから、「ブランド化に関する背景・現状・課題・目標」についてや、今後の「プロモーション戦略(案)」や「プロモーション活動(案)」について、お話があったがやき。
その後、質疑応答らあがあり、これにて議事は終了したがよ。
続いては「その他」で、「計画的な酒米の生産に向けて」、「全農こうちの搗精施設について」、「『吟の夢』生産者へのアンケート調査の実施について」のお話らあがあったがやき。
こうして16時前ばあにゃあ、「土佐酒振興プラットフォーム」副会長で高知県工業技術センターの上東技術次長兼食品開発課長さんが閉会のご挨拶をされ、無事閉会となったがよ。
さてお次は、翌日の3月15日(木)、司牡丹の平成29酒造年度「こしき倒し」のお祝いが開催されたがやき。
酒造りのお米を蒸すセイロみたいな桶を、「こしき」っちゅうがよ。
ほんじゃき、その年度の酒造り用のお米が蒸し終わりゃあ、「こしき」が倒れるき「こしき倒し」っちゅうて、蔵内でお祝いの宴会をするならわしながやき。
ほんまの今年度の「こしき」が倒れた日は、3月7日やったがやけんど、ワシの出張らあの関係で、お祝いの宴会がこの日になったっちゅうことながよ。
蔵の朝は早いきに晩もちくと早うて、17時っちゅう早い時間から、蔵内の会所場での開催ながやき。
まずは浅野杜氏の進行にてスタートし、ワシからご挨拶と乾杯の発声をさいてもうて、「こしき倒し」お祝いの宴席の始まりながよ。
お弁当とお刺身を肴に、「土佐司牡丹」の燗酒を酌み交わしもって、飲んで食べて語り合うて、蔵の皆さんの労をねぎらいもって盛り上がったがやき。
ちなみにお刺身はブリやって、高知県独特の葉ニンニクのヌタをかけていただきゃあ、酒の肴としちゃあ最高の美味しさながよ。
ところで昨年の造りは、全般的に米が溶けにくうて異常に粕が多い年で、かつ米の産地や収穫時期によって溶けやすさがマチマチやったりもして、なかなか苦労が重なったけんど、今年は比較的米も溶けやすうて、産地や収穫時期による差も少なかったようで、例年以上にえいお酒を醸すことができたようながやき。
あらためて醸造部・蔵人の皆さんの顔を眺めてみりゃあ、皆さんこぢゃんと誇らしげな満足感に満ちあふれちょって、まっこと団結力が強い素晴らしいメンバーが揃うちゅうと、心から実感できて嬉しかったがよ。
「こしき」が倒れたっちゅうても、まだまだモロミもありゃあ搾りもあり、さらに火入れや瓶詰めのタイミング、その後の冷却や貯蔵温度管理らあで、お酒の美味しさのポテンシャルは変わってくるきに、まだまだ気は抜けんがやき。
そのへんにゃあ、くれぐれも気をつけて、残りの仕事もシッカリと、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
さんざん飲んで酌み交わして語り合うて、18時半過ぎにゃあ山岡専務の中締めにて、大団円のお開きとなったがよ。
蔵の皆さん、醸造部の皆さん、ひとまずは「こしき倒し」、まっこと今年もお疲れ様でした!ありがとうございました!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社