「『できるかよ?』と聞かれりゃあ、とりあえず『できます』っちゅうて答えちょくがよ。その後で頭が痛うなるばあ考え抜きゃあ、大抵のこたぁできてしまうもんながぜよ。」(円谷英二)
「ゴジラ」や「ウルトラマン」らあの生みの親で、円谷プロダクションの初代社長やった福島県出身の特撮映画監督、円谷英二(1901〜1970)さんの言の葉ながやき。
「こればあの力量になったら、これっぱあの仕事をしょう」らあて思うちょったち、そんな都合のえい仕事らあて来るこたぁないがよ。
大抵は、実力よりか高めの仕事が来るもんながやき。
それを、「できるかよ?」と聞かれて、ひるんでしもうて「できん」らあて答えよっちゃあ、その後は仕事に嫌われてしもうて、仕事に恵まれんようになってしまうがよ。
そこは、ちょっとばあ自信がのうたち、とりあえず「できます」っちゅうて答えちょかにゃあイカンっちゅうがやき。
けんど、当然ただ単に答えるだけじゃあイカンがよ。
大事ながは、「その後で頭が痛うなるばあ考え抜く」っちゅうことながやき。
ただ考えるだっけやのうて、「頭が痛うなるばあ」集中して、徹底的に「考え抜く」っちゅうところが重要ながよ。
そこまで考え抜いたことがある人は、そこまでやりゃあ大抵のこたぁできてしまうっちゅうことを、実は知っちゅうはずながぜよ。