「最初っから目標を高う設定する。そうなりゃあまったく新しい方法を編み出すことができるがぜよ。」(エッカード・ファイファー)
コンパック社の社長兼CEOとして、同社創業以来初となる大胆なコスト削減を実施し、社をパソコン市場でのトップシェアへ導いたことで知られちゅう、ドイツ生まれのアメリカ合衆国の実業家、エッカード・ファイファー(1941〜)さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、無理難題のように聞こえるかもしれんけんど、ビジネス上じゃあ真理ながよ。
たとえば、前年対比105%とかっちゅうような、中途半端な目標じゃあ、結局みんなあがこれまでの延長線上でしか考えることができんき、イノベーションも新事業も起こらんし、飛躍的な発展らあてあり得んがやき。
けんど、たとえば最初っから前年対比300%とかっちゅう異常に高い目標が設定されたとしたら、どうやろか?
誰やち「これまでの延長線上じゃあ不可能や」と気づくき、誰もがこれまでとまったく異なる斬新な考え方を取り入れ、まったく新しい方法を編み出そうと、必死になって努力することになるがよ。
全員がそうなりゃあ、誰かがまったく新しい方法を編み出す可能性はこぢゃんと高うなるがやき。
異常に高い目標自体に意味があるがやのうて、こうなること自体に一番の意味があるがぜよ。