「成長を欲する者は、まず根を確かにおろさにゃあならん。上に伸びることのみ欲しなや。まず下に食い入ることに努めにゃあ。」(和辻哲郎)
日本の哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家の、和辻哲郎(1889〜1960)さんの言の葉ながやき。
人間誰しも、成長欲があるもんやき、年々、月々、日々・・・チョビッとずつやち成長しちょりたいもんながよ。
ほんじゃき、どういたち、上に伸びることばっかし考えてしもうて、そればっかしを欲してしまいがちながやき。
けんど、植物の成長を見りゃあ一目瞭然ながやけんど、上だっけに伸びることらあて、本来あり得んがよ。
つまり、より上に伸びるためにゃあ、まずはより下に根をしっかりおろさにゃあいかんっちゅうことながやき。
ちゅうことは、より成長したいと欲するがやったら、まずすべきこたぁ、基本をおさらいする、原点を見つめ直す、部下の人心を掌握し教育し直す、日常の挨拶や御礼をあらためてキチンとする・・・等々の根っこになる部分を、しっかりとおろさにゃあイカンがよ。
根をしっかり張るためにゃあ、地面の下にゃあ石ころがあったり岩盤があったりするもんやき、なかなか大変な労力が必要ながやき。
けんど、その大変な労力をかけて下に食い入り、根をしっかりおろすことができりゃあ、気がつきゃあビックリするばあ上にも伸びちゅうっちゅうことながぜよ。