「ひとりじゃあ何もできん。けんど、まず誰かが始めにゃあならん。」(岸田國士)
日本の劇作家、小説家、評論家、翻訳家、演出家の、岸田國士(1890〜1954)さんの言の葉ながやき。
人間ひとりの力らあて、ほんまに大したことないがやき、仲間と共感し合うて、協力し合わにゃあ、結局何ちゃあ成し遂げることらあできんがよ。
ホモサピエンスよりか頭も良うて身体能力も優れちょったネアンデルタール人が滅び、ホモサピエンスだっけが生き残った理由は、ホモサピエンスは共感し合い協力し合うたきやっちゅうんを、まずは肝に銘じちょかにゃあイカンがやき。
けんど、何か新しい行動を起こそうっちゅう一番最初の段階は、往々にして周囲は誰っちゃあ共感も協力もしてくれんもんながよ。
この場合は、まず誰かが始めにゃあイカンっちゅうんが正解ながやき。
誰が?・・・もちろん自分自身ながよ。
ひとりじゃあ何ちゃあできんこたぁ百も承知の上で、たったひとりで始めにゃあイカンっちゅうことながやき。
その覚悟を持って、たったひとりで全身全霊で取り組みゆう姿を見て、ひとり、ふたりと、共感者や協力者が現れはじめるもんながぜよ。