7月4日(水)は、13時半から高知県酒造組合にて、第15回「土佐酒アドバイザー」研修の第4回目の講習が開催されたがやき。
「土佐酒アドバイザー」たぁ、酒国土佐を誇る土佐酒の特性と、その商品知識の普及、きき酒能力の養成向上を図り、豊かな食生活と日本酒文化の振興に寄与することを目的に、高知県酒造組合が主催し認定しゆう資格で、平成4年にスタートし、不定期で開催され続け、これまでに398名の「土佐酒アドバイザー」が誕生し、郷土の豊かな食生活と土佐酒文化振興のために、各方面で活躍されゆうがよ。
ほんで、一昨年、昨年に引き続き3年連続開催となる本年は、第15回目の開催で、23人の受講生が参加してくださっちゅうがやき。
開催期間は、平成30年6月13日〜8月22日の間、毎週水曜日(13時半〜15時40分)に延べ9回(+最終日は認定試験・8月15日は休講)開催し、第1限が「講習(座学)」で第2限が「きき酒等実習」っちゅう時間割で、この日の第4回目の講習は、高知県酒造組合理事長であるワシが担当する、「土佐の酒文化と楽しみ方」っちゅうタイトルやったがよ。
23名の研修生の方々(若干の欠席者あり)の前で、まずはワシから自己紹介さいてもうたがやき。
ほんで講義の内容は、まずは「なんで、高知県民はお酒好きながか?」っちゅうお話で、かいつまんで言やあ、「食」が美味しい、「酒」が旨い、「人」が明るい、「宴」が楽しいき、そりゃお酒好きになるはずやろうっちゅうことながよ。
続いてはワシの十八番の、「あなたは、おいしいものをマズくして食べている!?〜ツウも知らない!人生を10倍豊かにする土佐人のための土佐酒活用法〜」のお話をさいてもうたがやき。
春にゃあ春の、夏にゃあ夏の、秋にゃあ秋の、冬にゃあ冬の、土佐の鮮度抜群の山川海の旬の食をいただきもって、それぞれの季節の旬の土佐酒をいただくっちゅう食生活のススメで、それこそが人生を10倍豊かにするっちゅう内容ながよ。
お次は、「土佐のお座敷遊び」についてで、代表的な「お座敷遊び」らあを、簡単にご紹介さいてもうたがやき。
「箸拳(はしけん)」「可杯(べくはい)」「菊の花」「トラ拳」「しばてん踊り」「三府拳(さんぷけん)」「三十拳(さんじゅうけん)」「ちょっきり拳」「軍師拳」「相場拳」「集合拳」「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」の12種類ながよ。
「可杯」遊びの「ベロベロの神様の唄」らあも歌わしてもうたがやけんど、お酒も入らん昼間に歌うがは、ちくと恥ずかしかったがやき。
こうして1時間ばあ、楽しゅうに、ワシの講習は拍手喝采で終了し、その後はちくと休憩して準備をし、1時間の「きき酒実習」のスタートながよ。
今回は、「酸味の識別」についてで、こっから後は「高知県工業技術センター」の上東先生と、「高知県酒審会」の方々(今回は「土佐鶴」の久武さんと「亀泉」の西原会長さん)にお任せしたがやき。
まずは、今回は日本酒の「酸」について、上東先生の簡単な解説を聞いていただき、その後はきき酒実習で、酸度の低い酒と酸度の高い酒を2種類ずつ7組きき酒してもうて、酸度の高い酒がどっちかを当てていただくがよ。
これがなかなか難しいようで、皆さんこぢゃんと真剣に挑戦されよったがやき。
皆さんのきき酒終了後は、解答の発表があり、ちくと最後に解説もあったがよ。
こうして15時過ぎにゃあ「きき酒実習」も終了し、第15回「土佐酒アドバイザー」研修の第4日目は、無事お開きとなったがやき。
研修生の皆さん、まだ中盤やき、これからもラストまで、頑張ってくださいや!
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司牡丹酒造株式会社