「『確率』やのうて、『可能性』にかけや。」(杉村太郎)
日本の実業家・ミュージシャンで、(株)ジャパンビジネスラボ創業者の、杉村太郎(1963〜2011)さんの言の葉ながやき。
「確率」と「可能性」は、どこが違うがやろうか。
まず「確率」っちゅうたら、「雨が降る確率は70%」とかっちゅう具合に、必ず割合で表されるがよ。
一方「可能性」っちゅうたら、そもそも無限にあるもんやき、割合や数字じゃあ表すこたぁできんもんながやき。
また「確率」っちゅうたら数字上の意味でしかないけんど、「可能性」っちゅうたら必ず「意志」が加わるもんながよ。
どれっぱあ強い「意志」を持って、どれっぱあ真剣に取り組んだかで、「可能性」は高うなるっちゅうことながやき。
ほんじゃき、こぢゃんと大事な決断を迫られたとき、単なる数字の「確率」にかけるらあてせんと、「意志」が加わる「可能性」の方にかけるべきやっちゅうことながよ。
サッカーのワールドカップやち「確率」だっけでゆうたら、ランキング61位の日本が16位のコロンビアに勝つらあてこたぁまずあり得んけんど、「可能性」でゆうたら大いにあり得るっちゅうことで、それが現実になったっちゅうことながぜよ。