7月12日(木)は、新宿の京王プラザホテルにて、まずは13時から第31回JPSI株主総会(2017年度)やったがぜよ。
ちなみにJPSIたぁ、Japan Prestige Sake International,Inc.の略称ながよ。
30年ばあ前から、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)の地酒蔵元を中心に、アメリカに地酒を輸出して広げろうっちゅうことで設立された、ワシらあが株主のアメリカの会社ながやき。
日本名門酒会を主宰する(株)岡永さんと、地酒蔵元13社らあが出資しちょって、その株主であるメンバーらあが集まって、株主総会を開催したっちゅう訳ながよ。
まずは、取締役の横田さんの司会で開会し、(株)岡永の社長でもある、JPSIの飯田社長さんから開会のご挨拶ながやき。
続いて、出席株主および株式数報告、資料の確認らあがあって、飯田社長さんが議長に選出され、議案の審議に入ったがよ。
第1号議案は「2017年度決算の概要報告」。
第2号議案は「2018年度計画の概要説明」。
両議案共に、JPSI近藤LA支店長さんから詳しい報告と説明があったがやき。
ちなみに2017年度における売上高は、8月と9月に歴史的な超大型ハリケーンに立て続けに襲われるっちゅう打撃があったけんど、何とか前年度比102%やったっちゅうことで、2018年度計画は売上高103%の達成を目指すっちゅうことやったがよ。
スムーズな報告と審議があって、2つの議案とも無事拍手をもって承認されたがやき。
その後は、その他報告事項として、JPSI山崎副社長さんから報告があったがよ。
LAとNYの社員体制らあについての報告があり、また米国トヨタ自動車本社がテキサス州ダラスに移転するっちゅうことで、テキサス州に日系レストランや新店の開店らあが進みゆうっちゅうことで、今後期待できる市場やっちゅう報告らあもあったがやき。
続いては、近藤LA支店長さんより、倉庫移転についてのお話があったがよ。
三菱倉庫さんと正式に契約を締結し、6月末にゃあ工事申請の許可もおり、2018年末から2019年春頃までにゃあ完成並びに業務移管することになっちゅうっちゅうがやき。
この倉庫が完成すりゃあ、アウトソーシングすることになり、現スタッフは別の仕事に専念できるようになるき、必ず良うなるっちゅうがよ。
こうして14時前にゃあ飯田社長さんの閉会のご挨拶にて、第31回JPSI株主総会は無事終了。
その後は14時半から、同ホテル内にて部屋を変えて、「平成30年度日本名門酒会輸出促進メーカー協議会通常総会」(略称JPSEC)やったがやき。
メンバー蔵元38社中22社と、(株)岡永さんとJPSIの方々含め、34名での開催やったがよ。
まず事務局の松野さんの司会で開会し、初参加の蔵元さんらあの紹介があり、JPSEC理事長の飯田社長さんから開会の辞。
続いては、議事録署名人の選任があったがやき。
お次は、事務局長の森部長さんから第1号議案「平成29年度収支報告」についての発表があったがよ。
ほんで、監査役の「大山」加藤社長さんから「監査報告」があり、無事承認されたがやき。
これにて議案審議は終了し、続いては事務局の方々から、平成29年度輸出動向についてと、平成30年度活動目標についての報告があったがよ。
まずは平成29年度輸出動向について、金子さんから報告があったがやき。
全国清酒輸出実績についちゃあ、4年前に初の100億円の大台超えを果たしたがやけんど、平成29年度は前年対比119.9%(金額ベース)で、186億円超えを達成したがよ。
8年連続売上増で、前年より約2万石の増加で、特に中国が前年比183.5%で、国別順位は台湾を抜いて3位に浮上しちゅうがやき。
そんな中で、我がJPSECの平成29年度の輸出実績も、金額ベースで前年対比114.7%の過去最高の数字っちゅう好結果やって、平成30年度も2ケタ増の目標やっちゅうがよ。
お次は、平成30年度の活動目標について、金子さんから以下の内容について報告があったがやき。
●昨年に引き続き、海外代理店のキーパーソンらあを招聘し、全国大会・季節試飲会等への参加や、蔵元への訪問を計画。
●昨年に引き続き、定番商品の輸出強化、一年52週基軸「季節商品」提案の徹底。
・ひやおろし:10ヶ国で前年比114%→11ヶ国で目標前年比109%
・しぼりたて:10ヶ国で前年比120%→11ヶ国で目標前年比110%
・夏の生酒:11ヶ国で前年比84%(期の関係でのマイナス)→11ヶ国で前年比120%
続いて、米国市場活動報告がJPSI山崎副社長さんからあったがよ。
アメリカ各州の卸の再検討を行うことや、ロサンジェルスの各卸に対する全面バックアップや、倉庫移転後の体制らあについて、いろいろお話があったがやき。
続いては、その他活動報告として、事務局の金子さんから、韓国についての活動報告があったがよ。
韓国についちゃあ、前年比160.3%と、伸びが著しいっちゅうがやき。
レストラン向けは、居酒屋を中心に手頃な純米酒らあが伸長、小売店向けは、コストコ、EMART、トレーダースらあの他、総合的にアルコール飲料を扱う専門店での取扱いも始まり、一部百貨店じゃあ日本酒専用冷蔵ショーケースにて吟醸酒や季節の生酒らあの販売が開始されたっちゅうがよ。
お次は、松野さんから、シンガポールと香港についての活動報告があったがやき。
シンガポールは前年比106.7%で、J-mart Century Square店(3号店)も6月にオープンし、明治屋、高島屋らあの試飲販売も好調で、昨年のジェイソンさんの来日も効果があったっちゅうがよ。
香港の「NIPPON FOODS」は、2017年4月から西本貿易(Wismettac)傘下での新体制に変わり、その影響らあもあって前年比99.3%っちゅう結果やったっちゅうがやき。
けんど新体制スタートからは得意先飲食店数は150%増加し、2018年1月〜6月は前年比154%と好調やっちゅうがよ。
ほんで、ちくと休憩タイムがあり、その後まずは「上海桂原貿易有限公司」の宗志宏社長さんから、中国市場についての報告があったがやき。
中国市場における輸入ライセンスについてや関税について、価格決定の要素らあについてのお話があり、現在中国に入りゆう日本酒メーカー数は、150社を超えちゅうっちゅうお話らあがあったがよ。
中国市場の日本料理店の数も、4万店を超えちゅうっちゅうお話やったがやき。
ほんで、同社としての現在のターゲットは、日本食レストランの他、中国レストランや、ISETAN、SOGO、メトロスーパー、ネット販売、バー等やっちゅうがよ。
ISETANやSOGOらあのデパートは、ラベルがキレイやとか、化粧箱に高級感があるとかが好評で、プレゼント需要が増えゆうっちゅうがやき。
シャングリラホテルのレストラン鶴じゃあ、「船中八策」が置かれちょって、中国人カップルにゃあ「山柚子搾り」が大人気やっちゅうがよ。
また、最近の市場動向としちゃあ、富裕層の接待が増え、居酒屋が内装を高級化(全室畳とか)し、日本酒も大吟醸らあが明らかに増加しゆうっちゅうがやき。
ちなみに中国の南部と北部じゃあ、数千年の飲酒文化の違いがあるきに、南部は爽やかな香りの美しい日本酒が好まれる傾向があるけんど、北部じゃあ味わいの濃いタイプが好まれる傾向があるっちゅうがよ。
また、南部は720mlとか300mlが増加しゆうけんど、北部は1800mlが増加傾向で、どちらの地域でも女性は梅酒や柚子酒が好きやっちゅうがやき。
さらに未来のビジネスチャンスについて、昨年日本への旅行者は700万人になり、今後も増え続け、日本酒文化を知る人は益々増え続けていくやろうっちゅうがよ。
中日関係も改善し、現在も輸入禁止となっちゅう1都9県の日本酒も、近いうちに解禁となるはずやっちゅうがやき。
同社としても、今後はさらに中国レストランや西洋レストランらあにも積極的に進出し、メニューづくりや季節商品提案やスタッフトレーニングも押し進め、さらに市場占有率を高めていきたいっちゅうて、力強う語られたがよ。
宗社長さん、素晴らしいプレゼンを、まっことありがとうございましたぜよ!
続いては、「Long Star」のSam Wu社長さんより、台湾市場についての報告があったがやき。
台湾は、面積は九州と同じばあのくに、台北や高雄らあの5つの都会に人口が集中しちゅうっちゅうがよ。
5つの都市に全国の76%に相当する1700万人(東京の半分くらい)が住んじょって、トップの台北にゃあ700万人が住んじゅうっちゅうがやき。
現在ロングスター社の取引先は、日本食レストランが約600店、販売アイテムは約200点、蔵元数は約30蔵やっちゅうがよ。
ちなみに台湾における輸入代理店は200社ばああるけんど、ロングスター、開元食品、シティスーパー、友士の4社で80%を占めちゅうっちゅうがやき。
現在ロングスター社じゃあ、公式ホームページをアップグレードし、スマホですぐにアクセスできたり、Facebookにすぐにリンクできたり、台北の主なレストランとリンクしたり、様々なイベント情報らあを発信したりしゆうっちゅうがよ。
ちなみにホームページについちゃあ、下記のアドレスをご参照くださいや。
http://jp-sake.com/
また新光三越やSOGOらあと協力し、日本酒イベントらあを開催したり、飲食店らあと協力し、日本酒イベントを開催したりもしゆうっちゅうがやき。
また、飲食店の店員向けの日本酒セミナーらあも積極的に開催しゆうっちゅうがよ。
販促グッズらあもいろいろ作られちょって、日本酒の銘柄ごとの説明カードや銘柄名入りのグラスやショッピングバッグらあも作られちゅうがやき。
ほんで、今後は単に日本酒っちゅうモノを売るだけやのうて、まっと深みのある日本酒文化まで売っていきたいっちゅうて、締め括られたがよ。
Sam社長さん、まっこと素晴らしいプレゼン、ありがとうございましたぜよ!
その後、宗社長さんとSam社長さんに対し、いろいろ質疑応答らあがあり、さらに意見交換らあがあり、16時半ばあにゃあ、無事JPSEC通常総会もお開きとなったがやき。
続いては、再び部屋を変えて懇親会ながよ。
美味しそうなお料理がズラリと並び、各社の自慢の銘酒もズラリながやき。
司牡丹は、もちろん「船中八策」(超辛口・純米酒)が用意されちょったがよ。
ほんで、「男山」の山崎取締役さんのご発声で乾杯し、さあ懇親会のスタートながやき。
そっから後は、みんなあで飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・アチコチ移動しもって盛り上がったがよ。
途中で、「賀茂泉」の前垣社長さんや、「一ノ蔵」の鈴木社長さんらあから、いろんなお話らあもあったがやき。
こうして大盛り上がりのうちに、18時過ぎばあにゃあ「西の関」の萱島常務さんの中締めにて、懇親会は無事お開きとなったがよ。
その後は、有志のメンバーにて、2次会はご近所の「十徳」さんにて盛り上がり、3次会は神泉の「酒とさか菜」さんにて盛り上がり、翌朝1便で高知に帰らにゃあイカンき早うホテルに帰るっちゅうて断言しちょったに、結局0時ばあまで行き抜けてヤリキッテしもうたがやき。
全国の蔵元の皆様、そして日本名門酒会本部の皆様、まっことお疲れ様でした!
今後とも、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社