「偉大なことをなすにゃあ、実行力だけやのうて、夢想力がなけりゃあイカンぜよ。」(アナトール・フランス)
ノーベル文学賞も受賞しちゅう、フランスの詩人・小説家・批評家、アナトール・フランス(1844〜1924)さんの言の葉ながやき。
偉業を成し遂げるにゃあ、口だっけやのうて、実行力が必要やっちゅうんは、一般的によう語られることながよ。
ところが、かのアナトール・フランスさんは、さらに実行力だけやのうて、夢想力がなけりゃあイカンっちゅうがやき。
夢想力たぁ、何か?
そりゃあまず、世の中の人々が何に困っちゅうか、心の底じゃあ何を求めちゅうからあに気づき、その解決策を提供するにゃあ自分は何をすべきからあについてを、リアルに夢想する力ながよ。
さらに、それが現実に成し遂げられた時の、そのビジョンをアリアリと夢想することができ、そん時に世の中がどう変わるか、人々がどんな新たな幸せを享受できるようになるからあを、リアルに想い描くことができる力でもあるがやき。
ナンボこぢゃんと実行力があったち、こんな夢想力がなけりゃあ、実行に移す方向性らあがなかなか定まらんき、偉大な結果を生み出すこたぁできんっちゅうことながぜよ。