2018年10月04日

「第53回・土佐はし拳全日本選手権大会」ぜよ!

 10月1日(月)の「日本酒の日」は、まずは「ザ クラウンパレス新阪急高知」さんにて、「第53回・土佐はし拳全日本選手権大会」が開催されたがやき。


 元々は、毎年10月1日に開催しよって、3年前から「日本酒の日」にゃあ「全国一斉 日本酒で乾杯!」イベントが入ったっちゅうことで、「はし拳大会」は3日開催に変更になっちょったがやけんど、今年は「全国一斉 日本酒で乾杯!」イベントと「はし拳大会」を同じ10月1日に開催することになったがよ。


 ちなみに「土佐はし拳(はしけん)」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ隠し持って、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合うっちゅうゲームながやき。


 ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるがよ。


 そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがやき。


 そんな「土佐はし拳」は、江戸時代の末ばあから始まったと言われちょって、それを競技大会にしたこの「全日本選手権大会」は、昭和38年から毎年(3回だっけ中止あり)開催されよって、今回で第53回を迎えるがよ。


 主催は、高知県酒造組合と(株)高知新聞社のダブル主催ながやき。


 さて、酒造組合のメンバーの皆さんらあは朝9時ばあから会場の準備と設営やって、ワシゃあ11時過ぎばあに会場にうかごうたがよ。


 ホテルさん側が、会場中央に大土俵を設置し、小土俵も8土俵分を準備してくださっちょって、その各土俵に軍配や箸やお酒らあを用意し、舞台にゃあ土佐酒18銘柄をズラリと並べ、さらに表彰のトロフィーやタテらあもズラリと並べ、お酒の販売コーナーもバッチリで、いよいよ準備万端ながやき。
(1)看板と舞台(3)優勝旗返還(2)看板と舞台2
















 スタッフみんなあでお弁当の昼食を済ませ、お昼の12時から受付開始で、ゾロゾロと「拳士」の皆さんらあが県内各地から集まって来られたがよ。


 今回のご参加者は、本来は64チーム192名やったがやけんど、前日の台風の影響で常連の農家の皆さんの8チームがドタキャンとなってしもて、56組168名っちゅう人数になってしもうたがやき。


 ほんでこれから、先鋒、中堅、大将の3名による団体戦トーナメントと、個人戦トーナメントが開催されるがよ。


 ご来賓の方々もお越しになられ、13時にゃあ開会式がスタートし、まずは昨年度の団体優勝チームと個人優勝者から、優勝旗が返還されたがやき。


 続いては主催者挨拶ながよ。
(4)主催者挨拶

 高知県酒造組合の理事長であるワシからと、高知新聞社の片山専務さんからのご挨拶があったがやき。


 続いてはご来賓の皆様のご紹介があり、お次の名誉会長挨拶は、名誉会長の尾崎知事さんがご公務でご欠席やき、司会の松尾さんが代読されたがよ。










 お次は、審判長による競技方法説明があり、昨年度個人優勝者の西原さんより、三本の箸を高々と掲げての「拳士宣誓」があったがやき。
(5)名誉会長挨拶代読(6)審判長競技方法説明
















 ほんで、昨年度個人優勝者の西原さんと、しばらく空位となっちょった最高位「拳聖」に昨年末に認定された坂本好子さんとで、模範試合が中央の大土俵にて行われたがよ。
(7)模範試合

 さあ、13時半ばあから、いよいよ団体トーナメントのスタートながやき。


 その前に、今夜は「全国一斉 日本酒で乾杯!」やっちゅうことで、会場の全員にて土佐酒で「一斉乾杯」をさいてもうたがよ。
(8)競技開始

 168名の拳士の皆さんと、酒造組合のスタッフも含めりゃあ200名近い人数での「一斉乾杯」は、なかなか壮観やったがやき。














 さて、会場に設置された8つの土俵に分かれて、56チームが次々と登場し、こぢゃんと威勢よう拳を打ちはじめりゃあ、場内はイッキに熱気ムンムンながよ!
(9)団体戦(10)団体戦2(11)団体戦3

















 「いらっしゃい!」「くるかよ!」「3!」「ウメ(5)よ!」・・・ちゅう具合に、あちこちで喧嘩腰やったり、また静かな闘志を燃やす戦いがあったりと、熱戦が繰り広げられたがやき。


 今年も、マスコミ取材がたくさん入り、ワシゃあ取材インタビューらあでテンテコマイやったがよ。


 この後、団体戦上位4チームが出揃うた次は個人戦のトーナメントがあり、個人戦ベスト8が出揃うた次は団体戦準決勝・決勝があり、個人戦準々決勝・準決勝・決勝があるっちゅう流れながやき。


 ちなみに途中から、個人戦にて早々に敗退した方々向けに、段位取得のための特設土俵も設けられ、周りに応援団やら観覧者らあがグルリ取り巻いて、こちらもこぢゃんと盛り上がっちょったがよ。


 こうして16時前ばあにゃあ、個人戦もベスト8が決定し、いよいよ名誉ある中央の大土俵を使うた、団体戦準決勝のスタートながやき。
(12)個人戦(13)個人戦2(14)段位認定戦

















 準決勝2試合と3位決定戦が行われ、いずれも白熱した試合展開でこぢゃんと盛り上がり、さあついに団体戦決勝戦ながぜよ。
(15)団体戦決勝

 「浜改田相互タクシー」チーム対「りょうまライオンズ・はし拳クラブB」チームでの決勝戦となったがよ。


 結果は、「浜改田相互タクシー」(中沢光則さん・山岡正和さん・前田汎章さん)チームが見事勝利し、団体戦優勝を果たしたがやき!


 続いては個人戦。


 準々決勝4試合と、準決勝2試合が行われ、個人戦決勝戦は、昨年度優勝者の西原享子さん(「りょうまライオンズ・はし拳クラブA」チーム)と大室なおやさん(「御宿連D」チーム)との決勝やったがよ。
(16)個人戦決勝

 西原享子さん(「りょうまライオンズ・はし拳クラブA」チーム)が見事大逆転で優勝し、史上初の個人戦を連覇し、「第53回土佐はし拳全日本選手権大会」横綱に輝かれたがやき!


 16時半にゃあ全ての試合が終了し、いよいよこぢゃんとめでたい表彰と賞品授与式ながよ。


 まずは団体戦4位(敢闘賞)、3位、2位が表彰され、副賞の土佐酒が授与された(4位:1升瓶3本・3位:1升瓶6本・2位:1升瓶18本)がやき。







 ほんで見事優勝された「浜改田相互タクシー」(中沢光則さん・山岡正和さん・前田汎章さん)チームにゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶36本と、この晩の「一斉乾杯」イベントへの招待券が授与されたがよ!
(17)表彰式(18)団体優勝チーム
















 続いての個人戦表彰は、小結4名に賞状と副賞の1升瓶3本、関脇2名に賞状と副賞の1升瓶6本、大関1名に賞状と副賞の1升瓶12本が授与され、見事優勝し横綱になられた西原享子さん(「りょうまライオンズ・はし拳クラブA」チーム)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶36本と、この晩の「一斉乾杯」イベントへの招待券が授与されたがやき!
(19)個人戦優勝旗授与(20)個人戦連覇コメント(21)個人優勝連覇を喜ぶ

















 入賞、並びに優勝された皆様にゃあ、心からお祝い申し上げます!


 そしてご参加いただきました皆様にゃあ、心から厚う感謝申し上げます!


 さて17時前ばあにゃあ、「第53回土佐はし拳全日本選手権大会」の全ての行事が終了し、引き続き同ホテル内の隣部屋にて18時受付開始18時半開会のイベント、「土佐酒で乾杯 NAKAMAぜよ!〜全国一斉 日本酒で乾杯in高知〜」が開催されるき、「はし拳大会」の撤去作業と共に、そちらの準備にも入ったがよ。


 こちらのイベントについちゃあ、明日のブログにてご紹介さいていただきますぜよ。



















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司牡丹酒造株式会社



Posted by tsukasabotan at 12:44│Comments(0)