「この世で一番哀れな人は、目は見えちょったち、未来への夢が見えてない人ながやき。」(ヘレン・ケラー)
視覚と聴覚の重複障がい者でありながらも、世界各地を歴訪し、障がい者の教育・福祉の発展に尽くした、アメリカ合衆国の教育者・作家、ヘレン・ケラー(1880〜1968)さんの言の葉ながよ。
視覚と聴覚の重複障がいを持っちゅうヘレン・ケラーさんが、目は見えちょったち、未来への夢が見えてない人が、この世で一番哀れな人やっちゅうがやき。
なんぼ何の障がいものう五体満足健康やったち、なんぼ億万長者やったとしたち、もし未来への夢が全く見えてなかったとしたら、そりゃあ誰より不幸せで哀れやっちゅうことながよ。
人間にとって「未来への夢」っちゅうもんは、それっぱあ大切なもんやっちゅうことながやき。
たとえ、過去がどれっぱあ悲惨やち、現在がどれっぱあ不遇やち、「未来への夢」さえ見えちょりゃあ、その人は「幸せや!」と声を大にして言えるはずながよ。
けんど、過去がどれっぱあ栄光に彩られちょったち、現在がどれっぱあ優越に満ちあふれちょったち、「未来への夢」が見えてなけりゃあ、その人は「幸せや!」たぁ言えんはずながやき。
夢っちゅうもんは、それが達成できるかできんからあに関係のう、持っちゅうだっけで、「未来への夢」が見えちゅうだっけで、幸せになれるもんながぜよ。