2018年11月06日

司牡丹酒造・第104期始業式と懇親会ぜよ!

 10月29日(月)は16時から、司牡丹酒造の第104期の始業式やったがやき。


 ウチは9月末が決算やき、そこで第103期が終わって、10月から新しい第104期がスタートしちゅうがよ。


 ちなみにウチの創業は1603年で、会社設立は1918年やき、今年は会社設立100年ながやけんど、設立当初は半年が1期やった時期が何年かあったみたいで、ほんじゃき今期が第104期になるがやき。
(1)始業式開会直前(2)役員席

 ほんで、新たな期のスタートにあたって、経営方針らあの話をさいてもらうっちゅうことで、全社員と蔵人の皆さんらあに集まってもうて、蔵内にて始業式を開催したがよ。













 まずは井上部長の司会にて開会し、山岡専務から前期についての数字的な示達があって、お次はワシからの社長示達ながやき。
(3)始業式開会

 ワシからは「国内経済・清酒業界の状況」「司牡丹 第103期の実績」「司牡丹・第104期の取組方針」らあについて、お話さいてもうたがよ。


 次に「第104期のメインテーマ」として、「日々感謝の言葉を声に出して伝え、お客様には至福の『日本酒体験』を届ける!」っちゅう言葉を掲げさいてもうたがやき。


 心が荒廃しちゅう現代において、商売をし続けていくためにゃあ、心の平穏を取り戻すためのヒントが必要ながよ。


 ほんで、哲学(参考書籍「リズムの哲学ノート」)、精神医学(参考書籍「ラブという薬」)、脳科学・大脳生理学・臨床心理学(参考「増田健治先生のニュースレター」)らあの視点を用いて、そのヒントを探ってみたがやき。


 詳しい説明はここじゃあ省くけんど、簡単に言やあ、まずは森羅万象に生成するリズムを体感しもって生きること・・・つまり、季節の変化を繊細に感じ取り、年中行事を丹念に営み、日常の些事を心を込めて行うことながよ。


 さらに、すぐに答えを出すがを避けて、じっくりと対話し、相手の背中をさする感覚で傾聴し、ゆっくりと共感することながやき。


 ほんで、日々笑顔で「ありがとう」を言い続けることで、人生は変わるっちゅうことながよ。


 続いての、「至福の『日本酒体験』を届ける」っちゅうんは、「小売再生〜リアル店舗はメディアになる〜」っちゅう書籍を参考にしちゅうがやき。


 アマゾンやアリババらあのネット通販の驚異的な成長により、既存の実店舗はもはや淘汰以外の選択肢がないといわれゆうがよ。


 確かに、これまでの延長線上の小売店は淘汰されることになるろうけんど、心ゆさぶるような体験が可能なメディアになった店は、今後も発展するっちゅうがやき。


 たとえば、ドイツのアウトドア用品販売最大手のグローブトロッターは、スキューバ・カヌー・セーリングが楽しめる22万リットルのプールを併設しちょったり、豪雨が襲う環境で防水衣料が試せる暴風雨実験室があったり、様々な地形が再現されたハイキングコースが体験できる靴売場があったり・・・等々、冒険に対する愛情とアウトドアへの情熱に満ちあふれた本物のストーリーが至るところから伝わってくる店で、そりゃあ、ふらっと訪れた客までもアウトドア愛好家に変えてしまうばあの転換力を持ったストーリーやっちゅうがよ。


 ほいたら、日本酒も、こんな事例のような、至福の「日本酒体験」空間づくりをせにゃあいかんがやき!


 具体的にゃあ、昨年度のメインテーマやった、「司牡丹は食の最高のパートナーであり、ネットに勝る最強のコミュニケーションツールである!」をベースにした体験空間づくりやといえるがよ。


 ほんで、まずその第一歩が、「辛口酒&珍味 ペアリング試飲」ながやき!


 グローブトロッターやち、1号店開店時に配ったがは、釣り餌の生きたミルワームやったっちゅうがよ。


 これが、アウトドア愛好家への旅立ちのストーリーの第一章として、最高の手土産やったがやき。


 つまり、豊かな日本酒の世界への旅立ちのストーリーの第一章として最高の手土産は、「辛口酒&珍味 ペアリング試飲」体験やないろうかっちゅうことながよ。


 だいたいこんな内容でワシの示達は終了し、その後は、滝澤関東統括部長の自己紹介があり、「長期勤続表彰」や「無事故無違反表彰」らあがあり、17時ばあにゃあ、第104期始業式は無事閉会となったがやき。
(4)滝澤関東統括部長

 その後は、引き続きそのまんま、第2部の懇親会を開催したがよ。


 まずは再びワシから、懇親会開会のご挨拶をさいてもうて、相談役(前会長)の乾杯の発声ながやき。
(5)竹村相談役乾杯

 「金凰司牡丹」(本醸造酒)の燗酒を注ぎ合うて、みんなあで声高らかに乾杯し、宴席がスタートしたがよ。


 さあそっからは、土佐の高知の大宴会、「おきゃく」の始まり始まりながやき。










 まずはお弁当とお刺身をいただきもって、周囲のもんらあと酌み交わし合うて盛り上がったがよ。
(6)弁当と刺身(7)金凰司牡丹と弁当

 その後は、アチコチで席を立ちだいて移動が始まり、杯が飛び交う、献杯、返杯合戦が始まったがやき。













 ワシも気持ち良うみんなあと杯をやり取りしまくり、アッちゅう間に立派な酔っぱらいになっちょったがよ。
2018.11.6(8)宴席風景

 こうして18時半ばあにゃあ、浅野杜氏の三本締めにて、大団円の中締めとなったがやき。


 皆さん、まっことお疲れ様でした!今期も宜しゅうお願いしますぜよ!














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司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 09:44│Comments(0)