「人生は奇蹟(ミラクル)じゃあない、軌跡(ローカス)ぜよ。」(種田山頭火)
山口県生まれの自由律俳句の俳人、種田山頭火(1882〜1940)さんの言の葉ながやき。
「奇蹟」も「軌跡」も、おんなじ「きせき」っちゅう読み方やけんど、かの漂泊の俳人山頭火さんは、人生に「奇蹟」らあ求めちゃあいかん、自分の歩いてきた道そのものの「軌跡」が、そのまんま人生ながやと語りたいがやと思うがよ。
仮に人生に「奇蹟」みたいなことが起こったとしたち、そりゃあ実は「奇蹟」でも何でものうて、そうなる「必然」やったっちゅうことながやき。
ほんじゃき、そんな「奇蹟」みたいなことを求めるヒマがあったら、現実に今自分自身が踏みしめて歩みゆうその「軌跡」をこそ、大切に大切にして、一歩一歩歩み続けていきなさいやっちゅうことながよ。
さて、皆さんは、この平成30年っちゅう1年間、どんな「軌跡」を残してきたろうか?
もし、あんまり大切にして歩いちゃあせんかったと反省するがやったら、来年は「軌跡」を意識して、一歩一歩大切に歩んでみましょや。
そんな、地に足のついた地道な「軌跡」を、コツコツとつくり続けていくことが、「奇蹟」みたいなことすらも呼び込むことになるはずながやき。
その「奇蹟」も、実は「必然」やけんど、のう!