1月9日(水)の17時からは、高知県立大学永国寺キャンパス地域連携棟の306会議室にて、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の平成30年度第8回理事会が開催されたがやき。
今回は、まずはワシと永尾さんと長崎さんと百田さんと会員の松田さんの5名にての開催やって、30分ばあ遅れて清原先生も出席され、6名になったがよ。
ほんで、以下の内容らあについて報告や検討や打ち合わせらあをしたがやき。
●次号ニュースレターについて
ほんまはもう発行しちゅう予定やった次号ニュースレターは、ちくと遅れて来週発行することになったがよ。
原稿はすでにできちょって、ちくとその校正らあをしたがやき。
●松崎先生の書籍「土佐寿司の本」について
土佐の郷土食の生き字引といわれる松崎淳子先生の、土佐の郷土寿司の書籍「土佐寿司の本」を出版するに、寄付を募らいてもうたところ、1口5000円で400口200万円の寄付を目標にしちょったがが、最終的に425口212万5千円が集まったっちゅうことで、目標達成し、無事出版にこぎつけ、さらに高知新聞に毎週日曜日に掲載される「金高堂書店」の週間売上ランキングにて、堂々の4週連続第1位を獲得し、重版となっちゅうがよ。
まだ一部の経費らあのやり取りが終わってのうて、それが近日中に終わるき、遅れちゅう書籍の会計報告についちゃあ、ご寄付者の皆さんに今月中にゃあ何とか送付さいていただくことができそうながやき。
●「郷土野菜を楽しむ会」について
毎年冬場に開催しゆう「郷土野菜を楽しむ会」は、今年度はあんまり大々的にゃあせんと、「土佐の食材と郷土料理を楽しむ会2019」と銘打ち、「なとな」さんを貸し切りにして、身内を中心に10数人ばあにて開催することになったがよ。
開催日は、来年1月27日(水)に決まっちゅうがやき。
●「土佐学大会」テーマについて
来年の4月後半から6月までの間に開催予定の、年に一度の大イベント「土佐学大会」のテーマについて、前回の理事会にてちくとワシから提案さいてもうちょったがよ。
そりゃあ、「土佐の高知はサン・セバスチャンに学べ!(仮)」っちゅうテーマながやき。
ワシが10月にヨーロッパ出張に行った際、ロンドンで元・日銀高知支店長やった河合さんに合うて飲んだがやけんど、そん時に河合さんから、「高知県はスペインのサン・セバスチャンみたいになれる可能性を秘めちゅう!」っちゅうお話があり、参考書として「人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか〜スペイン サン・セバスチャンの奇跡〜」(高城剛 著 祥伝社新書 2012年7月10日発行)を挙げられたがよ。
そん時、実はワシゃあ6年ばあ前にその本を読んじょって、「こりゃあ高知県の最高の参考書になる!」っちゅうて感動して、ブログに詳しゅう紹介したことがあったがを思い出して、河合さんと盛り上がったがやき。
ほんで、そん時のブログ(2013年1月19日のブログ参照)のコピーを、前回の理事会にて参考までに皆さんにも配らいてもうちょったがよ。
ほいたらそん時長崎さんから、ワシがヨーロッパに出張に行っちゅう間に、河合さんが高知に来られ、越知町の「熱中塾」にて「サン・セバスチャン」ネタで講演されたがを聴いたっちゅう話があったがやき。
ほんで、もし河合さんが都合がつきゃあ、基調講演を河合さんにしていただき、その後に高知の先進的な若手料理人の方々にディスカッションしてもらおうっちゅう流れになっちょったがよ。
実は今日のサン・セバスチャン成功の物語は、1970年代後半に、世界中で放蕩暮らしをしよったこの街出身の不良やったある若いシェフが、フランスの料理革命と言われた「ヌーベル・キュイジーヌ」(「新しい料理」の意)と出会うて感銘を受け、自分らあの手で自分らあの「ヌエバ・コッシーナ」(ヌーベル・キュイジーヌのスペイン語読み)を創り上げていったことからスタートしちゅうがやき。
ほんじゃき、高知の先進的な若手料理人らあに、是非このテーマでディスカッションしてもらいたいっちゅうことながよ。
もしこれが実現できりゃあ、高知の飲食業界に、革命が起こるきっかけになるかもしれんがやき!
けんど、その時期に河合さんが日本に、しかも高知に来るっちゅうんはなかなか難しそうやっちゅうき、ほいたらマドリードにお店がある「座屋(IZARIYA)」さんの岡添さんが、もしその時期に高知に戻んてくるがやったら、お願いしたらどうかっちゅう話も出たがよ。
また、人気雑誌「ダンチュウ」の植野編集長さんが、以前「土佐田舎寿司」を取り上げてくださってから、こぢゃんと高知ファンになっちょって、しかも今発売中の「ダンチュウ」2月号は、「サン・セバスチャン」が特集されちゅうっちゅうがやき。
植野編集長さんにお願いできりゃあ、これまた最高ながよ!
さらにさらに、高知市内にてジビエ料理店をやりゆう「松原ミート」の松原浩二社長さんは、以前バスク地方に住まれ、バスク豚(キントア豚)を復活さいてミシュランガイドの表紙に掲載されたこともあるっちゅう、オテイザさんの下で働かれよったっちゅう情報が、百田さんからあったがやき!
ほんで、この日の2次会で「松原ミート」さんに行こうっちゅうことになったがよ。
●「『朝ドラに牧野富太郎を』の会」について
「土佐学協会」会員の松田さんが中心になって活動しよって、ワシが副会長でもある「『朝ドラに牧野富太郎を』の会」の署名が15000人に達したっちゅう報告が、松田さんからあったがやき。
1年で1万人の目標やったがを、半年で1万5千人を達成したっちゅうんは、まっことスゴイことながよ。
さらに、間ものう1月23日にNHKにて放送される「歴史秘話ヒストリア」は、牧野富太郎さんが取り上げられるっちゅうがやき、まっことマンボ(松田さん)の引き寄せパワーにゃあ、恐れ入るがやき。
このあたりの経緯や内容を松田さんに書いてもうて、次の「土佐学年報」に掲載しょうっちゅうことになったがよ。
●いも天君の世界進出について
また、松田さんが発行しゆう「はりまやSTORY」に掲載されゆう4コマ漫画の主人公「いも天君」が、キャラクターとしてドバイを皮切りに世界に進出することになったっちゅうがやき。
まっことマンボは、どれっぱあ地球を回しゃあ気がすむがぜよ!
このあたりの経緯や報告も、「土佐学年報」に書いてもらおうっちゅうことになったがよ。
●次回以降の理事会日程変更について
次回以降の理事会は、2月25日(月)、3月13日(水)の開催に変更になったがやき。
こうして18時過ぎばあにゃあ、「土佐学協会」平成30年度第8回理事会は、無事終了したがよ。
さてその後は、「土佐寿司の本」打ち上げを兼ねた新年会で、風邪で欠席の清原先生以外のメンバーは、会場の「土佐料理 司 高知本店」さんに移動したがやき。
ワシらあが到着してちくとして、松崎淳子先生を乗せて永尾さんの奥様の車が到着。
ほんで、18時半から7名にて、「土佐寿司の本」打ち上げを兼ねた新年会の開催ながよ。
まずは、ワシが持ち込みさいてもうた司牡丹最高ランクの「深尾」(斗瓶囲い純米大吟醸原酒)にて、松崎先生のご発声で乾杯をしたがやき。
【先付】自家製アオサノリの蒲鉾翁餡
ファーム・ベジコの冬野菜の白和え
皆さんから、「このお酒、スゴイ美味しいっ!」っちゅう絶賛の声をいただいたがよ。
先付で出されたアオサノリ蒲鉾も、長崎さんくの冬野菜の白和えも、シンプルな料理やに素材の美味しさが見事に引き立てられちょって、「深尾」との相性もバッチリやったがやき。
【造り】鯛の造り
お次は、おめでたい鯛の造りで、これまた「深尾」と合わせていただきゃあ、まさに魚の王様と酒の王様の組み合わせで、絶品タッグやったがよ。
【田舎寿司】土佐田舎寿司の皿鉢盛り
続いてはドーンと「土佐田舎寿司の皿鉢盛り」が登場し、その美しさにみんなあから歓声があがったがやき。
茗荷寿司、椎茸寿司、コンニャク寿司、卵巻寿司・・・どれもこれも絶品やったけんど、ニンニク葉入りの稲荷寿司がちくと変わっちょって、特に美味しかったがよ。
【焼肴】土佐和牛仁淀川山椒ローストと文旦辛子煮
このあたりで「深尾」がカラになったき、お店に「船中八策」(超辛口・純米酒)を注文さいてもうたがやき。
仁淀川山椒のピリッとした風味がアクセントとなった土佐和牛ローストは、これまた最高に美味しゅうて、「船中」と交互にやりゃあ、まっこと止まらんなるがよ。
付け合わせの文旦辛子煮もこぢゃんと美味しゅうて、これまた「船中」とバッチリやったがやき。
【煮物】寒ブリの入河内大根雪鍋仕立て
お次は、メインの鍋仕立てで、入河内大根の大根おろしと寒ブリの冬の最強タッグの登場ながよ。
こりゃあもちろん絶品中の絶品で、そこに「船中八策」が加わりゃあ、まさに最強トリオになって、箸も杯も止まらんなるがやき!
松崎先生も、ちくと酔われたかしらん、いろんなお話を語りまくられる中で、若い頃のお話や旦那様(故人)との馴れ初めらあも語られだいて、そん時にお手拭きで机を拭く仕草が、まっこと乙女のように可愛いらしかったがよ。
【揚物】百合根と蓮根真蒸 アオサノリ餡かけ
続いての揚物もまっこと美味しかって、これまたアオサノリの風味が絶妙で、「船中」が進むこと、進むこと!
【酢物】しめ鯖紫蘇昆布
お次の酢物も、酸味や塩味やシソの風味や鯖の旨味らあが絶妙で、これまた「船中」がガンガン飲めてしもうて、720瓶がカラになってしもうたがやき。
【デザート】焼リンゴヨーグルトソース
デザートの焼リンゴも、甘さがナチュラルで、まっこと美味しかったがよ。
ラストにゃあ、みんなあで記念撮影をして、「土佐寿司の本」打ち上げ新年会は、無事お開きとなったがやき。
割り勘の予定やったに、松崎先生がどういたち払うっちゅうてきかんき、お勘定は松崎先生にご馳走になってしもうたがよ。
松崎先生、申し訳ございません!ご馳走様でしたぜよ!
その後は、松崎先生を車でお送りし、永尾さんの奥様も帰られ、残りの5人で2次会に「松原ミート」さんにうかごうたがやき。
日本酒もあるっちゅうことで、ぼっちり「司牡丹・生鮮酒<冬>あらばしり」があったき、そちらを注文し、珍しい「ハクビシンのタコス」をお願いしたがよ。
このタコスが、旨いの何の!
またまた「あらばしり」が進むこと進むこと!
松原社長さんに、「土佐学大会」のお話をちくとしたら、こぢゃんと盛り上がって、いろんなお話をしてくたさったがやき。
さらに、ガレット・デ・ロワをみんなあでいただいたがよ。
通常はアーモンドクリームを使うらしいがやけんど、こちらは国産の在来ゴマを使うちゅうっちゅうがやき。
これまた甘さ控えめで、まっこと美味しかったがよ。
松原社長さん、ありがとうございました!次回はお腹をすかいてきますきに!
その後は、百田さんが「クラップス」に行ったことがないっちゅうき、長崎さんと3人て、バー「クラップス」さんにて3次会やったがやき。
富有柿のカクテルは、ナチュラルな甘さで絶品やったけんど、このあたりからワシゃあちくと記憶がアヤフヤながよ。
いずれにしたち、「土佐学協会」の皆さん、今年も宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社