10時半から12時までの90分の講義に、経済・マネジメント学群の3年生の生徒さんらあが50名ばあ集まってくださったがよ。
ワシの講演「日本酒に『意味のイノベーション』を起こす!」の内容は、だいたい以下の通りやったがやき。

【1】ビジネスにとって一番大切なもんは?
「ヒト」(人材)「モノ」(商品)「カネ」(資金)「ジョウホウ」(技術・ノウハウ・コンテンツ)・・・ちゅうけんど、実はビジネスにとって一番大切なもんは、「顧客」ながよ。
【2】その一番大切な顧客が今求めゆうがは?
●平成30年、「明治維新150年」・・・全ての日本人にとって大きな節目となる重要な年やった。
●戦後は、「モノの豊かさ」、「物質的な幸せ」→現代は、「心の豊かさ」、「精神的な幸せ」!
【3】司牡丹会社設立100年の意味
●大正7年(1918年)株式会社設立(創業は1603年で415年前)
●一貫して品質のブラッシュアップをベースに、新たな領域に挑戦することで、危機を乗り越えてきた100年間。軟水醸造法・広島杜氏招聘、「村米制度」の兵庫・山田錦獲得、名誉賞受賞、特等酒認定、米不足の戦中も品質を落とさず全国で評判、日本名門酒会の中心銘柄となり地酒ブーム牽引、永田農法・高知県産米、平成蔵建設、等。
●さらなる品質のブラッシュアップをベースに、人々の心が荒廃しゆう現代において、日本酒で「心の豊かさ」や「精神的な幸せ」を提供する!
【4】「意味のイノベーション」
●「心の豊かさ」や「精神的な幸せ」を日本酒で提供するたぁ、日本酒に「意味のイノベーション」を起こすこと!
●「技術のイノベーション」:テクノロジー開発の背中を押す「技術革新」のこと。
「意味のイノベーション」:市場に“新しい意味”をもたらす土壌を創るということ。(参考:「デザインの次に来るもの」〜これからの商品は「意味」を考える〜 安西洋之・八重樫文 著)
●電灯がこればあ普及しちゅうに、ロウソクはなんで今も売れ続けゆうかっちゅうたら、「食事のムードを楽しみたい」っちゅう新たな「意味」に、誰かが気づいてそれを広めたから。つまりロウソクに「意味のイノベーション」を起こしたから!
●日本酒の「意味」の時代による変遷:「神事のための魔法の水」、「神と一体化するためのツール」、「人生儀礼における必需品」、「憂いを晴らす飲み物」、「酔うための道具」、「後輩イジメの定番」・・・そして現在は?「飲みよったらちょっとツウっぽう見える、まあまあ美味しい珍しい飲み物」といった程度。今こそ日本酒に“新しい意味”をもたらす、「意味のイノベーション」が求められゆう!
【5】日本酒に「意味のイノベーション」を!
●日本酒たぁ、料理の素材そのものの良さを、出汁のように下から支え、美味しさを一層引き立ててくれる「食の最高のパートナー」であるっちゅう「意味」。
「旨い酒」には2通り。「一口飲んで旨い酒」と「一口じゃあ物足りんかもしれんけんど、食が美味しゅうなり、ついつい杯が進む酒」。
<参考>「日本の食と日本酒・旬の一覧表」

●日本酒たぁ、人間関係を良好にする潤滑油であり、ネットに勝る「最強のコミュニケーションツール」であるっちゅう「意味」。
<参考>「日本酒が最強のコミュニケーションツールである理由」

【6】土佐酒ブランドコンセプト「TOSA NAKAMA SAKE」
●近年高知県外や海外でも人気を博す土佐酒の真の強みを、県外や海外の方々にもより分かりやすう伝え、認知していただくことにより、将来的にゃあワインの「ボルドー」や「ブルゴーニュ」に匹敵するような地域ブランドとして確立させたいっちゅう狙い。
●「NAKAMA」の意味:� 崙瓜屐廰◆峩ν�」「シェア」(土佐弁)

�� 「杯をNAKAMA」:土佐ならではの辛口は、何杯でも飲み続けられる!
�� 「食とNAKAMA」:土佐の豊富な山川海の幸の美味しさを引き立てる!
�� 「技をNAKAMA」:造りのデータを共有し、全体がハイレベルに!
�� 「人とNAKAMA」:土佐酒を酌み交わせば、誰でもすぐ仲間!
【7】地域活性化の視点では?
●県外や海外で土佐酒の売上が増えりゃあ、必ず観光客増加や土佐の食材の外商や輸出を後押しする大きな力になる!(県食品輸出のトップは柚子、2位は酒。)
●ワインのAOC(原産地呼称)と同様、日本もGI(地理的表示)が増えていく。その時、農産物はローカルになればなるほど、付加価値の高いものになり、情報発信力はグローバルになる!日本の地方は、付加価値の高い農産物で、世界を相手に商売をする時代になる!
●「日土人(ひとびと)」(純米酒)や「座(THE)司牡丹」という事例。前者は永田農法・四万十町産米で、田植え・稲刈りイベントに四国中から200名!後者は、永田農法・佐川町永野埴生ノ川(はぶのかわ)地区産山田錦(精米歩合35%)純米大吟醸原酒・低温袋吊り搾り・低温瓶貯蔵という究極の「土佐の高知・佐川テロワール」。720ml:20,000円(消費税別)!
こうして無事ワシの講演は終了したがやき。ご聴講ありがとうございました!
ほいたら最後に、生徒の皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部を掲載さいていただきますぜよ。
●会社の概要、歴史から、日本酒と食についてまで、幅広くお話いただけたので良かったです。酒は食のパートナー、コミュニケーションツールというお話にはすごく共感しました。特に食と飲み物に対して最近の若者の意識(ご飯とコーラなど)には私も疑問を抱いていましたので、今後改善されれば良いと思います。
●大変楽しいお話を聞くことができました。私はあまり日本酒が好きではありませんが、食べることは大好きなので、日本酒×食にとても興味を持ちました。日本酒を楽しめるようになりたいと思いました。
●とても面白い内容でした。私は日本酒をあまり飲みませんが、高知の美味しい食材と一緒に飲んで旬を感じたいと思いました。
●日本酒について知る良い機会となりました。居酒屋とかにもし「この食と組み合わせるならこれ!!」みたいに教えてくれるものがあれば、さらに日本酒を楽しめるだろうなと思いました。社長の日本酒愛を感じることができてとても楽しい講義でした。今後日本酒を飲む機会があれば是非司牡丹を飲んでみたいと思いました。
●日本酒は罰ゲームなどでしか飲んだことがなかったが、もっと味わって飲みたいと思った。
●まず、声がとても落ち着きのある方で、とても聞きとりやすく、話も耳にスッと入ってきました。内容もパワーポイント等を用いてないのにも関わらず、話だけで理解のできる分かりやすいものでした。日本酒、司牡丹さんのお酒を皮切りに、これからチャレンジしてみたいと思えました!
●日本酒メーカーさんから見る日本酒の歴史や人間の欲求のお話は、私達にはない視点で、たくさんの気づきがあった。司牡丹さんは高知でとても有名で長い歴史を持つ酒蔵さんであると認識しているが、伝統を守りに入ることを否定に捉えてらっしゃって、常に前進しようとする志の高い会社だなと感じた。辛口という風味は、日本食にとても合うため、大衆に好まれてきたのだなと、今日の講義で深く理解することができた。ありがとうございました。
●私はお刺身には必ず日本酒!だと家族に言われてきたので、成人し、お酒を飲めるようになってからはお魚を食べるときにはいつも日本酒をいただいています。また、私は居酒屋でバイトをしており、常時全国各地の日本酒を25種類ほど取り扱っているので、今までに色々な日本酒を飲みましたが、やはり高知の日本酒はクオリティが高くおいしいです。やはり高知の食材に合うようにつくられているんだなと思いました。また司牡丹さんの日本酒で高知を元気にするための取り組みや企業理念がすごく魅力的でした。これからも高知の文化とともに高知の日本酒を全国に発信してほしいです。
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司牡丹酒造株式会社