
ちなみに「土佐はし拳(はしけん)」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ隠し持って、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合うっちゅうゲームながよ。


ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるがやき。
そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがよ。
そんな「土佐はし拳」は、江戸時代の末ばあから始まったと言われちょって、それを競技大会にしたこの「全日本土佐はし拳選手権大会」の高知市開催の本場所は、昭和38年から毎年(3回だっけ中止あり)開催されよって、昨年の10月1日で第53回を迎えたがやけんど、南国場所は今回で第40回っちゅう記念場所になるがやき。
こちらの主催は、高知県酒造組合と日本はし拳南国協会と南国市観光協会の三者合同になるがよ。
ちなみに、土佐はし拳は、毎年「段位審議会」が開催され、各地の大会参加者の段位が認定されゆうがやき。
有段者は、「拳士」(初段〜4段)、「大拳士」(5段〜7段)、「名人」(8段〜10段)と続き、最高位に位置する称号が「拳聖(けんせい)」となっちょって、その「拳聖」が、昨年2名誕生したがよ!
これまで「拳聖」は、安岡兼春(初代・故人)氏、北岡芳雄(二代・故人)氏、沢田嘉夫(三代・故人)氏の3名が認定されちょったけんど、同時期に2名が在位しちょったことはのうて、三代沢田氏が亡くなった平成10年から平成29年までの19年間は、長らく空位となっちょったがやき。
それが、平成29年11月21日の「段位審議会」において、坂本好子10段が女性初の「拳聖」(四代)に認定され、平成30年11月21日の「段位審議会」において、中村隆之10段が「拳聖」(五代)に認定され、半世紀を超える「日本はし拳協会」の歴史上初、つまり史上初の2名「拳聖」の誕生となったがよ。
「拳聖」の称号は、はし拳の実力はもちろん、名人10段に認定されてからもさらに長年の研鑽を積み、「土佐はし拳」の普及に尽力するらあの貢献度も必要で、それらあ全てが勘案されて認定されるもんやき、ちょっとやそっとでもらえるような称号やないがやき。
現在「日本はし拳協会」の認定する有段者は、2303名で、2名の「拳聖」はその頂点に君臨することになるがよ!
ほんでその2名ともが南国市在住やっちゅうこともあり、40回記念っちゅうこともあり、今回初めて、高知県酒造組合チームとして、南国場所に出場することになったっちゅう流れながやき。
高知県酒造組合事務局の秋久さんが先鋒で、「豊能梅」の高木社長が中堅で、高知県酒造組合理事長のワシが大将っちゅうチームながよ。
さて、お昼の12時過ぎにゃあ受付が終了したようで、今回のご参加者は、全68チーム204名っちゅう大イベントとなったがやき。
ワシらあもまずは自分らあの席に陣取り、「豊能梅」で乾杯ながよ。
ちなみにこちらの南国場所は、毎年「豊能梅」と「松翁」が協賛しちょって、お酒はこの2蔵だけながやき。
参加費についちゅう竹輪と40回記念の釜出しチリメンだけじゃあ足りんっちゅうことで、いろいろツマミを注文さいてもうて、3人で酌み交わしよったら、ワシに「大会長としてご挨拶をお願いします」っちゅうて言うてきたきビックリながよ。


ワシゃあ2人の拳聖や来賓の方々と共に、壇上に座ることになったがやき。

12時半にゃあ開会式がスタートし、まずは大会長挨拶として、ワシからご挨拶をさいてもうたがよ。
史上初の2人拳聖が、2人とも南国市在住やっちゅうお話らあをさいてもうて、盛り上げさいてもうたがやき。
続いては、昨年度の団体優勝チームと個人優勝者から、優勝旗が返還されたがよ。


お次は、ご来賓のお祝辞で、南国市の村田副市長さんからお祝辞があったがやき。

続いては、昨年度個人優勝者の方から、三本の箸を高々と掲げての「拳士宣誓」があり、お次は審判長による競技方法説明があったがよ。


ほんで、村田副市長さんとワシによる、模範試合が行われたがやき。
村田副市長さんのチョンボらあもあり、ワシが勝ってしもうたがよ。
しもうた!模範試合で運をひっとつ使うてしもうた!
さあ、13時ばあから、いよいよ団体戦からのスタートながやき。


会場に設置された8つの土俵に分かれて、68チームが次々と登場し、こぢゃんと威勢よう拳を打ちはじめりゃあ、場内はイッキに熱気ムンムンながよ!
「いらっしゃい!」「くるかよ!」「3!」「ウメ(5)よ!」・・・ちゅう具合に、あちこちで喧嘩腰やったり、また静かな闘志を燃やす戦いがあったりと、熱戦が繰り広げられたがやき。
さあ、いよいよ酒造組合チームの出番ながよ!
まずは先鋒の秋久さんが登場し、勝った、勝った!まずは1勝!

お次は高木社長!ありゃ負けた!

さあ、1勝1敗で迎えた大一番の大将戦!ワシの登場ぜよ!
残念!あっさり負けました!
やっぱし模範試合で勝って勝ち運を使うてしもうたががイカンかった!
団体戦は早くも敗退っちゅうことで、個人戦スタートまでの間しばらくはヒマになってしもうたがやき。
さて、14時過ぎばあにゃあ団体戦決勝戦が行われ、「穴内拳友会5組」と「浜改田 浜田組」が戦うたがよ。

白熱した試合展開でこぢゃんと盛り上がり、結果は、「浜改田 浜田組」(澤本誠さん・野村光宏さん・野村圭さん)チームが見事勝利し、団体戦優勝を果たしたがやき!
続いては個人戦。
再び全8土俵にて、威勢よう拳が打ちまくられ、会場は再度熱気ムンムンながよ。
さあ、個人戦最初の登場は高木社長!

何やら、坂本拳聖から秘技を伝授してもうたとかで、妙に自信満々やって、その通り勝利し、一回戦を突破したがやき。
お次の登場は、秋久さん!
ありゃ、負けた!

続いての登場は、ワシ!
ありゃ、負けた!
結局、高木社長しか一回戦突破はならざったがよ。
ところが、そっから後の高木社長が、神がかったように強うなって、勝ちまくりだいたがやき。



坂本拳聖の秘技伝授、恐るべし!
けんど残念ながら、4勝にてストップしてしもうたがよ。

高木社長!惜しかっつのう!
結局、個人戦決勝戦は、16時ばあに小松照利さん(「穴内拳友会3組」チーム)と岡村順子さん(「穴内拳友会5組」チーム)との、同門決勝戦となったがやき。

小松照利さん(「穴内拳友会3組」チーム)が見事優勝し、「第40回土佐はし拳全日本選手権大会・南国場所」横綱に輝かれたがよ!
ほんで、こぢゃんとめでたい表彰と賞品授与式ながやき。



まずは団体、続いて個人の優勝者に、賞状や優勝旗や賞品らあが進呈され、その他入賞者らあにも賞状やトロフィーや賞品が進呈され、拍手喝采やったがよ。


こうして16時半ばあにゃあ、「第40回・土佐はし拳全日本選手権大会・南国場所」は、無事閉会となったがやき。

入賞、並びに優勝された皆様にゃあ、心からお祝い申し上げます!
そしてご参加いただきました皆様にゃあ、心から厚う感謝申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社