2019年03月07日

平成30酒造年度「こしき倒し」お祝いぜよ!

 3月5日(火)は、司牡丹の平成30酒造年度「こしき倒し」のお祝いが開催されたがやき。


 酒造りのお米を蒸すセイロみたいな桶を、「こしき」っちゅうがよ。


 ほんじゃき、その年度の酒造り用のお米が蒸し終わりゃあ、「こしき」が倒れるき「こしき倒し」っちゅうて、蔵内でお祝いの宴会をするならわしながやき。


 ほんまの今年度の「こしき」が倒れた日は、数日前やったがやけんど、ワシの出張らあの関係で、お祝いの宴会がこの日になったっちゅうことながよ。


 蔵の朝は早いきに晩もちくと早うて、16時半っちゅう早い時間から、蔵内の会所場での開催ながやき。
(1)土佐司牡丹と弁当と刺身

 まずは平野くんの進行にてスタートし、続いてワシからご挨拶をさいてもうたがよ。
(2)平野くん司会(3)醸造部・蔵人の皆さん
















 ほんで、みんなあで「土佐司牡丹」の燗酒を注ぎ合うて、山岡専務の発声にて威勢よう乾杯し、「こしき倒し」お祝いの宴席の始まりながやき。
(4)山岡専務乾杯

 お弁当とお刺身を肴に、「土佐司牡丹」の燗酒を酌み交わしもって、飲んで食べて語り合うて、蔵の皆さんの労をねぎらいもって盛り上がったがよ。
2019.3.7(5)弁当と刺身



 司牡丹最高級の「座(THE) 司牡丹」(永田農法・佐川町永野埴生ノ川産・低タンパク山田錦使用・純米大吟醸原酒・袋吊り搾り)のモロミが、ちょうど槽(ふね)に乗っちょって、2日目の「責め(せめ)」やっちゅうことで、その垂れ口をチビッと酌んできてもうたがやき。


 「責め」たぁ言うたち、そこは精米歩合35%の最高級の純米大吟醸、天まで届くかっちゅうばあ美しい芳香、まるで今初めて地上に湧き出した清浄な岩清水のような無垢なる爽やかさを湛え、かつあらゆる味わいを溶かし込みもって「淡」を感じさせる何とも麗しい味わいらあが、見事なバランスで調和し、口中で膨らみまくり、後口は心地えいばあサラリとキレていくがよ。


 「責め」でこれやったら、こりゃあまっこと凄い酒やっちゅうことながやき!


 皆さんにも回して飲んでもうたがやけんど、アチコチから感動の声が上がりよったがよ。


 ところで今期は、西日本は台風やら豪雨らあが多かったこともあり、米の品質としちゃあ今ひとつっちゅう感じやったけんど、例年以上に細やかな対応の徹底を心がけることで、酒の品質としちゃあ、例年以上にえいお酒を醸すことができちゅうがやき。


 あらためて醸造部・蔵人の皆さんの顔を眺めてみりゃあ、皆さんこぢゃんと誇らしげな満足感に満ちあふれちょって、まっこと団結力が強い素晴らしいメンバーが揃うちゅうと、心から実感できて嬉しかったがよ。
2019.3.7(6)宴席風景2019.3.7(7)宴席風景2

 「こしき」が倒れたっちゅうても、まだまだモロミもありゃあ搾りもあり、さらに火入れや瓶詰めのタイミング、その後の冷却や貯蔵温度管理らあで、お酒の美味しさのポテンシャルは変わってくるきに、まだまだ気は抜けんがやき。


 そのへんにゃあ、くれぐれも気をつけて、残りの仕事もシッカリと、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!








 さんざん飲んで酌み交わして語り合うて、18時過ぎにゃあ浅野杜氏の中締めにて、大団円のお開きとなったがよ。
(8)浅野杜氏中〆

 蔵の皆さん、醸造部の皆さん、ひとまずは「こしき倒し」、まっこと今年もお疲れ様でした!ありがとうございました!

















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司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 09:07│Comments(0)