2019年03月18日

酒造組合で取材と土佐学協会理事会と「城西館」松本料理長祝賀会ぜよ!

 3月13日(水)は、東京から高知に戻んてきて、まずは14時半から高知県酒造組合にて、日経新聞高知支局さんの取材があったがやき。
2019.3.18(1)高知県酒造組合

 高知県酒造組合理事長としての取材で、平成の30年間を振り返って、土佐酒についてのこれまでとこれからについての取材やったがよ。

 全体としちゃあ、日本酒業界のご多分に漏れず、あんまりえいこたぁないけんど、輸出についちゃあここ数年は好調やっちゅうお話らあをさいてもうたがやき。


 ちなみに、逆に日経新聞高知支局さんの方に聞いてビックリしたがやけんど、高知県は全18蔵中15蔵が輸出(実際は16蔵!)をしよって、その比率は日本一やっちゅうがよ!


 こりゃあワシも知らんかったネタやけんど、まっこと凄いことで、嬉しい情報やったがやき。


 さてその後の16時からは、高知県立大学永国寺キャンパス地域連携棟の306会議室にて、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の平成30年度第10回理事会が開催されたがよ。


 今回は、ワシと清原先生と永尾さんと長崎さんと百田さんの5名にての開催やったがやき。


 ほんで、以下の内容らあについて報告や検討や打ち合わせらあをしたがよ。
(2)土佐学協会理事会

●ワシからの報告


先日東京出張で、渋谷ヒカリエの8階「d47 MUSEUM」にて開催中の、高知県の観光をデザインの視点からみる「d design travel KOCHI EXHIBITION」を観覧してきたき、その報告をさいてもうたがやき。


ちなみにこのイベントは、3月8日(金)からスタートしちょって4月22日(月)までの開催(会期中無休)で、開館時間は11時から20時(入場は19時半まで)で、入場は無料やき、是非たくさんの皆さんにお越しいただきたいがよ!


デザイナーのナガオカケンメイさんが代表を務められゆう「D&DEPARTMENT PROJECT」が制作する、「ロングライフデザイン(その土地に長う続く個性)」を編集テーマに据えた観光ガイドブックシリーズの25冊目(=25県目)、「d design travel 高知」(1900円+税)が発売されたき、それに伴うた展示会っちゅうことながやき。


土佐田舎寿司らあの食がらみの取材らあに、土佐学協会としてもいろいろご協力さいてもうちゅうき、ちくと報告さいてもうたがよ。


また、人気グルメ雑誌「dancyu」の植野編集長さんが、「土佐のおきゃく2019」に来られちょって、いろいろお話を聞かいてもうたがやけんど、来る4月27日(土)と28日(日)、東京で「土佐の大おきゃく」体験in「dancyu祭2019」が、ベルサール秋葉原にて開催(お申し込みはコチラ!https://eventregist.com/e/xhIn4EI3s2AN )されるっちゅうことやったき、その報告もさいてもうたがやき。


また、半分あきらめちょった「土佐学大会」のメイン講師についても、植野編集長さんに二つ返事でご快諾いただけたっちゅう報告もさいてもうたがよ!


●「土佐学大会」について


年に一度の大イベント「土佐学大会」のテーマについちゃあ、これまでの流れは以下の通りながやき。


ワシが10月にヨーロッパ出張に行った際、ロンドンで元・日銀高知支店長やった河合さんに合うて飲んだがやけんど、そん時に河合さんから、「高知県はスペインのサン・セバスチャンみたいになれる可能性を秘めちゅう!」っちゅうお話があり、参考書として「人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか〜スペイン サン・セバスチャンの奇跡〜」(高城剛 著 祥伝社新書 2012年7月10日発行)を挙げられたがよ。


そん時、実はワシゃあ6年ばあ前にその本を読んじょって、「こりゃあ高知県の最高の参考書になる!」っちゅうて感動して、ブログに詳しゅう紹介したことがあったがを思い出して、河合さんと盛り上がったがやき。


ほんで、そん時のブログ(2013年1月19日のブログ参照)のコピーを、前々々回の理事会にて参考までに皆さんにも配らいてもうて、「土佐の高知はサン・セバスチャンに学べ!(仮)」っちゅう大会テーマを提案さいてもうたがよ。


ほいたらそん時長崎さんから、ワシがヨーロッパに出張に行っちゅう間に、河合さんが高知に来られ、越知町の「熱中塾」にて「サン・セバスチャン」ネタで講演されたがを聴いたっちゅう話があったがやき。


ほんで、もし河合さんが都合がつきゃあ、基調講演を河合さんにしていただき、その後に高知の先進的な若手料理人の方々にディスカッションしてもらおうっちゅう流れになっちょったがよ。


実は今日のサン・セバスチャン成功の物語は、1970年代後半に、世界中で放蕩暮らしをしよったこの街出身の不良やったある若いシェフが、フランスの料理革命と言われた「ヌーベル・キュイジーヌ」(「新しい料理」の意)と出会うて感銘を受け、自分らあの手で自分らあの「ヌエバ・コッシーナ」(ヌーベル・キュイジーヌのスペイン語読み)を創り上げていったことからスタートしちゅうがやき。


ほんじゃき、高知の先進的な若手料理人らあに、是非このテーマでディスカッションしてもらいたいっちゅうことながよ。


もしこれが実現できりゃあ、高知の飲食業界に、革命が起こるきっかけになるかもしれんがやき!


けんど、その時期に河合さんが日本に、しかも高知に来るっちゅうんは難しいっちゅうことで、4月13日に高知に来られるき、そん時に河合さんのお話を撮影さいてもうて、大会にて流そうっちゅうことになったがよ。


長崎さんが中心メンバーとなって最近立ち上げられた「高知・食べる通信」の後援っちゅうカタチにすりゃあ、撮影料金は出せるがやないかっちゅうお話やったがやき。


ほんで、前回の理事会じゃあ、これまで「土佐田舎寿司」を取り上げてくださったり、土佐の「おきゃく」文化を取り上げてくださったりして、こぢゃんと高知ファンになられちゅう「dancyu」の植野編集長さんが、「dancyu」2月号にて「サン・セバスチャン」を特集したり、同内容のテレビ番組も放送されたりしちゅうき、これっぱあメイン講師にふさわしい人はおらんがやけんど、当然のごとくこぢゃんと忙しい方やき、なかなか予定が決まりそうにないき、今回はあきらめろうっちゅう流れになっちょったがよ。


それが嬉しい大どんでん返し、講演をご快諾いただけたっちゅうことで、植野編集長さんがメイン講師に決定したがやき。


ただし植野編集長さんをお招きするにゃあ、「dancyu」の販売に貢献せにゃあイカンき、最新号を聴講者の皆さんに講演のテキストとしてご購入いただこうっちゅうことになったがよ。


この号は、ぼっちり4月末に開催される「土佐の大おきゃく」体験in「dancyu祭2019」の記事が掲載される予定やき、テキストにゃあちょうどえいがやき。


販売についちゃあ、金高堂さんに来ていただこうっちゅうことになったがよ。


ほんで、土佐学大会のメインテーマは、「高知は日本のサン・セバスチャンになれるか?」でどうじゃおっちゅうことになったがやき。


●次号ニュースレターについて


次号のニュースレターは、「土佐学大会」のご案内を掲載する号で、原稿締め切りは3月末、4月15日の週に発送するっちゅうことになったがよ。


●次回以降の理事会日程について


次回以降の理事会は、4月24日(水)17時からと、5月21日(火)17時からの開催となったがやき。


 こうして「土佐学協会」平成30年度第10回理事会は無事終了したがよ。


 さてその後は、18時半から「城西館」さんにて、「城西館」さんの松本昌時和食料理長さんの厚生労働大臣表彰祝賀会が開催されたがやき。


 「土佐学協会」メンバーも、ワシと長崎さんと百田さん、そして松崎淳子先生も招かれちょったがよ。


 ワシゃあ発起人の1人になっちょったき、開会前の18時から、ご参加者の皆さんをお迎えせにゃあイカンっちゅうことで、早めにうかごうたがやき。


 この度厚生労働大臣表彰受賞の栄誉に輝かれた松本料理長さんと奥様のお2人にお祝いのご挨拶をさいてもうて、他の発起人の方々らあと共に、入口の金屏風の前に立たいてもうたがよ。
(3)松本料理長夫妻とお客様お迎え



 次々とお客様がお越しになり、お祝いの言葉を伝えられもって、入場されたがやき。


 120人ばあの方々がご来場され、ワシらあ発起人も会場内へ。









 松本料理長さんと奥様が舞台に登壇され、18時半にゃあ開会ながよ。
写真4 松本夫妻壇上へ

 ほんでまずは高知の食を考える会代表の岡内さんから、発起人代表のご挨拶があったがやき。
(5)発起人代表岡内さんご挨拶
















 続いては、ご来賓のお祝辞で、まずは尾崎高知県知事さんの代理の高知県健康政策部の鎌倉部長さんから、お次は岡崎高知市長さんの代理の中澤副市長さんから、お祝辞があったがよ。
(6)鎌倉部長お祝辞(7)中澤副市長さんお祝辞
















 その後は、花束贈呈があり、松本料理長さんからの謝辞があり、ほんで祝電が読まれゆう間に土佐酒の燗酒が配られ、ワシが乾杯のご挨拶と発声をさいてもうたがやき。
2019.3.18(8)花束贈呈(9)花束贈呈2
















(10)松本料理長謝辞写真11 竹村乾杯

 司牡丹社長としても、高知県酒造組合理事長としても、松本料理長さんにゃあいっつもこぢゃんとお世話になっちゅうがやけんど、無理難題をお願いし特にお世話になっちゅうがが、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう土佐学協会のイベントやっちゅうお話をさいてもうたがよ。


 松崎淳子先生監修の昭和30年代の皿鉢料理を再現していただいたりしたこともあったし、松崎先生の「土佐寿司の本」出版記念祝賀会じゃあ、巨大なこけら寿司を作ってもうて、こけら寿司カットを実現さいたりと、まっこと無理難題を心よう引き受けてくださり、ありがとうございましたぜよ!


 またつい先日は、「土佐のおきゃく2019」の、「大正軒」×「司牡丹」×「城西館」のコラボイベント「佐川町を楽しむ夕べ」にて、鰻尽くしのフルコースを実現さいてくださったがやき。


 そん時のメイン料理のひとつが、松本料理長さん考案の「鰻の芋ケンピすき焼き」やったがやけんど、実はこの料理は元々は鰻やのうて、牛肉を使うた「芋ケンビすき焼き」やって、この料理は「じゃらん編集長が選ぶベストプランニング大賞」を受賞されちゅうがよ。


 ほんで今回は何と、牛肉と鰻の両方を使うた「芋ケンビすき焼き」が食べられるっちゅうがやき、まっこと楽しみながやき!


 このように松本料理長さんは、伝統的な昔ながらの料理から、それらあをアレンジした革新的な料理まで、全てに精通しちゅう稀有な料理人であり、今後の土佐の食文化を牽引していってくださる大切な方ながよ!


 だいたいこんな感じのお祝いを述べさいてもうて、みんなあで声高らかに乾杯したがやき。


 さあ、そっから後は、未だかつてないっちゅうばあ、凄い料理が次々と出されたがよ。
写真12 料理メニュー













 各テーブルに出されたお造りも、まっこと豪華で抜群の鮮度やし、お得意の土佐田舎寿司も、酒肴盛りも旨いこと旨いこと!
写真13 お造り2019.3.18(14)田舎寿司
















写真15 酒肴盛り












 さらに舞台横にゃあ、大熊水産さんと司丸さんから、豪華絢爛な活造りがドカンと飾られちょったがやき。
写真16 活け造り・大熊水産写真17 活け造り・司丸












 さらにさらに、女性陣がキャーキャー言いもって殺到しちょったがが、美しいサラダバーやったがよ。
写真18 野菜サラダバー写真19 野菜サラダバー2












 ファームベジコの長崎さんくのキュウリらあの野菜を筆頭に、土佐の人気農家の方々の野菜が所狭しとズラリと並んじょって、これまたどれも旨いこと!


 まだまだあるぜよ!土佐の名物干物がその場で炙って出され、春野菜の天ぷらその場で揚げられ、ズラリながやき。
写真20 干物炙り写真21 春野菜天ぷら












 おお!土佐酒コーナーまであって、「司牡丹」と「酔鯨」がズラリながよ!


 ちなみに「司牡丹」は、「秀麗司牡丹」(純米吟醸原酒)「美薫司牡丹」(純米吟醸酒)「司牡丹・永田農法山田錦」(純米吟醸酒)「かまわぬ」(きもと仕込純米酒)から、「土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(純米酒)まで並べられちょって、ワシもいろいろ堪能さいてもうたがやき。
写真22 地酒メニュー写真23 司牡丹と酔鯨













 一通り、いろんなお料理らあをザーッと撮影さいてもうて、席に戻んて、早速「芋ケンビすき焼き」をいただいたがよ。
写真24 芋ケンピすき焼き写真25 芋ケンピすき焼きに温たま













 芋ケンビの糖分と食感が絶妙で絶品で、こりゃ確かに土佐料理のヌーベルキュイジーヌながやき!


 さあその後は、皆さん燗酒片手に席を立ってアチコチ回りだいたき、ワシも「金凰司牡丹」(本醸造酒)と杯を持って参戦ながよ。


 アチコチ回りもって、いろんな方々にご挨拶しもって、献杯・返杯の乱れ打ち合戦ながやき。
2019.3.18(26)宴席風景

 松崎先生も、松本料理長さんご夫妻とニコニコ満面の笑顔でお話されよって、まっこと自分ごとのように喜ばれちょったがよ。
写真27 松本料理長夫妻と松崎先生














 さらにそっからもしばらく献杯・返杯合戦が繰り広げられ、気がつきゃあ20時半を過ぎちょって、大熊水産さんの泉社長さんの中〆により、大団円のお開きとなったがやき。
写真28 中〆

 松本料理長さん、奥様、そして城西館さんの皆さん、この度はまっことおめでとうございましたぜよ!














土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 10:53│Comments(0)