2019年03月26日

「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」<第51回・春の集い>スペシャル会ぜよ!

 3月21日(木)の春分の日は、「城西館」さんにて、「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」(http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/)の「第51回・春の集い」スペシャル会を開催したがやき。


 この自然の美しい土佐の高知の四季を愛で、海の幸・野山の幸・川の幸っちゅう恵まれた旬の豊かな食を味わいもって、さらにその季節ならではの旬の土佐酒(司牡丹)を楽しむ・・・。


 そんな「集い」を、季節ごとに毎年4回開催していく団体。


 それが「旬どき・うまいもの自慢会」ながよ。


 ほんで今回は、50回突破記念のスペシャル会っちゅうことで、過去の「春の集い」にメインとして取り上げてきた希少な特選食材をズラリと取り揃えさいていただいたがやき。


 これまでの「春の集い」は11回(2011年は震災のため中止)あるけんど、そのメイン食材は「春の山菜料理」「ハマグリ」「ドロメ・ノレソレ」「春菊と貝類のスープ」「天然桜鯛」「恵比寿鯛・カメノテ」「初鰹の焼き切り」「長太郎貝」「トンゴロウイワシ空揚げ・真鯛のタタキ」「活きサザエ・子イカ入りチリメンジャコ」「筍を食べた春の猪肉のロースト」っちゅう、超豪華ラインナップになるがよ!


 もちろん、捕獲の困難な希少品もあり、海が荒れた場合は獲れん食材もあるきに、この全てが揃う確率は低いろうけんど、この土佐の春の究極のフルコースに、会費12000円っちゅう高額にもかかわらず、35名(プラススタッフ3名)っちゅう、たくさんのお客様にお申し込みいただき、しかもそん中にゃあ大阪や広島らあの県外からお越しいただいた方々もいらっしゃるがやき。


 まっことありがとうございますぜよ!


 さて、当日はワシゃあ17時ばあにスタッフのリカコさんと会場に入り、まずはお料理メニューの確認やグラスの使用の順番らあを決め、BGMやその他の打ち合わせや準備らあも済ませたがよ。
2019.3.26(1)開会

 18時前ばあからぼちぼちお客様も集まられ、スタッフのファーム・ベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんも来られて受付らあをお手伝いいただき、予定スタート時間通りの18時半にゃあ、リカコさんの司会で開会したがやき。


 まずはワシからの開会のご挨拶。
写真2 竹村挨拶

 今回のメイン食材のうち、「恵比寿鯛」「活きサザエ・子イカ入りチリメンジャコ」以外は全て揃いましたっちゅうて報告さいてもうたら、皆さん大悦びやったがよ。








 お次は、今回の超スペシャルな内容に相応しい、超スペシャルな乾杯酒をっちゅうことで、超限定250本のみで720ml瓶2万円(消費税別)の「座(THE)司牡丹」(永田農法・佐川町永野埴生ノ川産山田錦使用・低温袋吊り搾り・低温瓶貯蔵純米大吟醸原酒)が、東儀秀樹「光の序」のBGMで入場し、スタッフが注いで回らいてもうたがやき。
写真3 座司牡丹

 ほんで、大阪からお越しいただいた本多さんに、乾杯のご発声をしていただいたがよ。
(4)乾杯・本多さん

 究極中の究極の大吟醸で、みんなあで声高らかに乾杯したがやき。


★特別乾杯酒:「座(THE)司牡丹」(永田農法・佐川町永野埴生ノ川産山田錦使用・低温袋吊り搾り・低温瓶貯蔵純米大吟醸原酒)


 ワイングラスでいただく究極の「大吟醸」の、天にも昇るような華やかな香りとなめらかに膨らむ豊かな味わいに、皆さんいきなり恍惚の表情を浮かべられちょったがよ。


 さあ、いよいよスペシャルな、一品目のお酒とお料理の登場ながやき。


 ワシから、ちくと「土佐宇宙酒」について説明さいてもうて、「スターウォーズ」のBGMと共に、この日3月21日(3、2、1、発射!)解禁日を迎えた「宇宙酒」の新酒が入場したがよ。


★「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」(純米吟醸酒)

●先付け:「春の風物詩」
のれそれ・おろし生姜 ドロメ・ぬた味噌 カメノテ磯茹で トンゴロウイワシの空揚げ

写真5 宇宙龍と先付け

 盛り付けも美しい「先付け」も登場したがやき。


 早速、「宇宙龍」と「先付け」を合わせて、いただきます!ながよ。


 まずは「宇宙龍」の、フルーティな香りとフレッシュ&スムーズな味わい、心地えいキレが、春らしさを感じさいてくれるがやき。


 「先付け」の「ノレソレ」も「ドロメ」も「カメノテ」も「トンゴロウイワシ」も、全て春の旬のもんやき、生まれたての生命を感じさせるほのかな苦味を持っちょって、「宇宙龍」と合わせていただきゃあ、その苦味が膨らみに変わり、生命力が一層引き立ち、口中が春らしさ満開になるがよ!


 またここで、昨年11月に厚生労働大臣賞を受賞された松本料理長さんから、この日の料理の説明があったがやき。
(6)松本料理長さん説明

 さらに引き続き、いっつも旬のお野菜らあを提供してくださるファームベジコの長崎さんからも、お野菜らあについての説明があったがよ。
(7)長崎さん説明

















★「司牡丹・生鮮酒<春>土州霞酒」(薄にごり純米酒)

●造り:「春海からの幸」
天然桜鯛お造り 活きアジ 鉤わらび 活き剣先烏賊姿造り 芽物一式

写真8 霞酒と造り写真9 剣先烏賊













 続いては、「霞酒」と「春のお造り」の組み合わせながやき。


 ちなみに「活き剣先烏賊」は、4杯しか獲れんかったっちゅうことで、まだピクピク動きゆう鮮度抜群の姿造りを、人数分に分けて出してくださったがよ。
写真10 剣先烏賊小分け

 どのお造りも、フレッシュぴちぴちで、春らしい生命力にあふれた旨さで、「霞酒」の薄にごりの生命力が加わりゃあ、相乗効果で美味しさ倍増ながやき。










★「船中八策・薄にごり生酒」(超辛口・薄にごり純米生酒)

●時肴:「黒潮の恩恵」
初鰹の塩タタキ イサギの塩タタキ 薬味一式 ポン酢添え ガーリック醤油 胡麻ポン酢

写真11 船中薄にごりと時肴

 お次は、待ってましたの春の最強タッグ、「船中薄にごり」と「初鰹の塩タタキ」の組み合わせながよ。


 このお酒が、まるで出汁のようにタタキの素材の良さを下から支えて押し上げ、美味しさを見事に引き立ててくれ、箸も杯も止まらんなって、まっこと黒潮の恩恵に感謝しとうなるがやき。






 このあたりから、会場が一気に盛り上がっていったがよ。
2019.3.26写真12 宴席風景

 続いては、東儀秀樹「山河」のBGMと共に、今年の全国新酒鑑評会に出品され、金賞を獲る予定の、発売前の大吟醸「黒金屋」が登場したがやき。









★「司牡丹・大吟醸・黒金屋」(斗瓶囲い大吟醸原酒)

●温物:「春の貝寄せ」(オリジナルスープ)
鮑 雲丹 蛤 浅利 春菊 独活

写真13 温物写真14 黒金屋と温物












 まず皆さん、このお酒の至福の芳香と豊かでなめらかな味わいに感動されちょったがよ。


 さらにこのスープが旨いこと旨いこと!


 お酒もスープも、淡麗な味わいやに、その「淡」の中にあらゆる味の要素の全てが凝縮されちゅうようで、まさにこれぞ和の真髄やと感じられ、美味しさがさらに倍増ながやき。


★「司牡丹・百花王・きもと純米」(きもと仕込純米酒)<常温&ぬる燗>

●松肴:「大地の恵み」
ジビエ・猪肉のロースト 新筍巻き 浜アザミの天ぷら ファームベジコの野菜

写真15 湯煎ぬる燗写真16 百花王と松肴












 お次は、きもと仕込みの「百花王」を、ぬる燗と常温の温度違いで楽しんでいただくがよ。


 春の猪肉のあっさりした旨味と新筍の味わいが見事にマッチしちょって、こちらはぬる燗と合わせていただきゃあ、より美味しさが引き立つがやき。


 浜アザミの天ぷらも、ほろ苦味とあっさりした風味が特徴で、ぬる燗で旨さが倍増ながよ。


 また、キュウリ・コリンキー・ラディッシュらあのファームベジコの野菜は、常温のお酒と合わせていただいきゃあ、お互いの美味しさが一層引き立つがやき。


 このあたりで、食べる!飲む!食べる!飲む!食べる!・・・が、皆さんも止まらんなっちょったようながよ。


 続いては、「2001年宇宙の旅」のBGMと共に、「宇宙純米酒」が入場したがやき。


★「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(純米酒)

●油物:「アヒージョ」仕立て
長太郎貝とホタルイカと大黒本しめじ 菜の花

写真17 宇宙純米酒入場写真18 宇宙純米酒と油物















 アヒージョ仕立ての長太郎貝の旨味がまっこと美味しゅうて、すっきりタイプの「宇宙純米酒」がナンボやち飲めてしもうて、止まらんなったがよ。


 また、松本料理長さんが自ら会場にて、土鍋でご飯を炊いてくださったがやき。


●ご飯:「春の旬菜ご飯」 金目鯛と新筍と山菜の炊き込みご飯
写真19 土鍋写真20 土鍋中身












●香の物:「三種盛り」


●赤だし

写真21 ご飯と香物と汁物

 ふっくら蒸し上がった金目鯛が炊き込みご飯の上に乗せられ、見た目も香りもまっことソソルがよ。


 この炊き込みご飯をいただいてみりゃあ、これがまた、出汁の味わいや旨味が凝縮しちゅうに、サッパリと食べられて、こりゃ何杯もおかわりしてしまいそうな美味しさやったがやき。







 会場全体も盛り上がりまくりで、笑顔と笑い声が満開となっちょったがよ。
写真22 宴席風景2












★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)

●デザート:「柚子のシャーベット」

写真23 山柚子搾りとデザート

 ラストのデザートは、世界中で大人気のリキュール「山柚子搾り」と「柚子のシャーベット」の組み合わせながやき。


 この爽やかな組み合わせが、まっこと心地えい締め括りを演出してくれるがよ。


 こうして21時半ばあにゃあ、3時間におよぶ至高のフルコースは、ワシの中締めにて、大団円のお開きとなったがやき。


 帰り際に皆さんから、「凄い内容やった!」「大感動!」「わざわざ来て良かった!」らあの悦びの声を、足るばあいただいたがよ。


 ご参加いただきました皆さん、ファーム・ベジコの長崎さん、そして松本料理長さんを筆頭に「城西館」さんの皆さん、まっことありがとうございました!
写真24 竹村と松本料理長と長崎さん

 ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から悦びの声の一部を、以下にご紹介さいていただきますぜよ。


●初めての方とも様々なお話ができ、高知の風土も知れて、とても勉強になりました。


●何時も最高。


●ぜひ又きたい。


●全体的においしい料理とお酒で、満足でした。


●楽しく美味しく飲み食いさせていただきました。


●今日はゆっくり味わって、いつもよりも更に楽しめた。


●相変わらず、たまらなく美味です!


●前回来られなくて残念でしたが、今回来られて幸せでした。新しい方と来ましたが、とても喜んでもらえて良かったです。















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 11:49│Comments(0)