2019年04月01日

平成30酒造年度高知県新酒鑑評会&懇親会ぜよ!

 3月26日(火)は、平成30酒造年度の高知県新酒鑑評会が開催されたがよ。


 まずは午前中、高知県酒造組合の事務所に審査員の皆さん10名が集まり、高知県内12場48点の新酒(大吟醸酒・純米大吟醸酒)を利き酒し、審査が行われたがやき。


 ほんで13時半からは、利き酒競技会があり、14時からは一般の方々(酒販店・飲食店等)への一般公開新酒利き酒会があったがよ。

 ワシゃあ15時前ばあにうかごうたがやけんど、その一般公開新酒利き酒会の最中やったがやき。


 高知県内12場48点の最高峰の大吟醸新酒がズラリと並び、室内は華やかな芳香と熱気がムンムンに満ちあふれちょったがよ。
写真1 大吟醸新酒ズラリ写真2 大吟醸新酒ズラリ2












 早速ワシも利き酒さいてもうたがやき。


 出品酒48点中、最高評価の「秀」が31点っちゅう結果は、昨年よりか点数が少のうなっちゅうけんど、こりゃあレベルが下がったわけやのうて、今回から審査方法をより実践的に変更して基準が厳しゅうなったきながよ。
写真3 各社の大吟醸写真4 司牡丹大吟醸












 とにかく土佐酒は、年々ハイレベルの争いになりゆうと、ワシゃあ感じたがやき。


 ただレベルは高いがは確かながやけんど、土佐の酒やに、グルコース濃度が高過ぎる甘い酒が増えちゅうのが、ちくと気に入らんかったがよ。


 まあ、本番の全国新酒鑑評会は、グルコース濃度がかなり高い甘い酒やないと金賞が取れんようになっちゅうき、この傾向もしゃあないがやけんど・・・。


 16時過ぎにゃあ一般公開も終了し、会場の後片付けと懇親会の準備ながやき。
写真5 懇親会席につく写真6 乾杯













 「旬家(じゅんや)」さんから届けられた皿鉢料理らあのお料理を並べ、懇親会場のセッティングも終え、平成30酒造年度高知県新酒鑑評会の講評ながよ。
2019.4.1写真7 宴席風景写真8 皿鉢組物












2019.4.1(9)刺身写真10 天ぷら
















(11)皿鉢(12)ちらし寿司
















写真13 鰹タタキ

 まずは、高知県酒造組合理事長のワシからのご挨拶。


 続いては、高松国税局の辻井さんから、出品酒についての講評があったがやき。


 今年度は、天候も悪うて酒米の品質としちゃああんまり良うなかったけんど、高知県の技術レベルが上がっちゅうき、酒質としちゃあえいもんができちゅうっちゅうことやったがよ。


 ちなみに司牡丹は、9点の出品酒のうち8点が最高評価の「秀」やって、1点だっけちくと冒険した酒が2番目評価の「優」で、まあ素晴らしい成績やったというてえいがやき。


 お次は、利き酒競技会の表彰で、高知県杜氏組合会長のウチの浅野杜氏から発表があり、高得点の3名の方々らあに、酒造組合理事長のワシから表彰状を贈呈さいてもうたがよ。


 最高得点の満点は、司牡丹醸造部の平野くんやったがやき。


 平野くん、まっことおめでとうございます!


 お次は来賓祝辞で、高知県小売酒販組合の秋月会長さんから、お祝辞があったがよ。


 続いてはお待ちかねの懇親会で、理事長んくの酒「金凰司牡丹」(本醸造酒)の燗酒が配られ、新地酒類業調整官さんのご発声にて乾杯し、宴席となったがやき。

 さあ、そっから後は、金凰司牡丹を酌み交わしもって、鰹のタタキ、皿鉢料理の組物、刺身盛り、天ぷら、散らし寿司らあをいただき、こぢゃんと盛り上がったがよ。


 当然、途中からはみんなあ席を立って移動しまくり、返杯しまくりの「土佐のおきゃく」となったがやき。


 出品酒の大吟醸らあも宴席に持ちこまれ、コレは甘いじゃアレは香りがスゴイじゃ言うて、飲んで飲んで勝手に鑑評しまくりになったがよ。


 特に、司牡丹のちくと冒険した純米大吟醸は、グルコース濃度が0.75と今回の中で最少値(最大3.02、平均2.13)の最も甘味の少ない辛口やって、成績は司牡丹の中で一番悪い「優」やったけんど、料理と一緒に飲むにゃあキレッキレで美味しいっちゅうて、皆さんに評判が良かったがやき。


 まっこと、全国もこういう個性的な、地域らしさを全面に出した新酒を、評価してくれるようなやり方に変えていただきたいもんながよ!


 こうしてさんざん盛り上がりまくり、18時半ばあにゃあ中締めとなり、平成30酒造年度高知県新酒鑑評会懇親会は、無事お開きとなったがやき。
(15)中〆コール2019.4.1(16)中〆
















 優秀な評価を受けられた組合員の皆さん、まっことおめでとうございました!


 ちなみに、今回の鑑評会は、珍しゅうたくさんのマスコミ取材があったようで、ちょうどこの頃テレビをつけたら、ニュース番組で報道されよったがよ。
写真17 ニュース













 さてその後は、まだ時間も早いっちゅうことで、何人かのメンバーにて「土佐酒バル」で2次会やって、「土佐宇宙酒」や「船中八策・薄にごり」らあを酌み交わし酌み交わし、さらに盛り上がりまくったがは当然ながぜよ。
写真18 土佐酒バル写真19 船中薄にごり


















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 11:26│Comments(0)