2019年04月07日

幸せの言の葉<1235>

「歴史の中にゃあ未来の秘密があるがよ。ワシらあは、ワシらあの歴史の中に、ワシらあの未来の秘密が横たわっちゅうっちゅうことを本能的に知るがやき。変化こそ唯一の永遠ぜよ。」(岡倉天心)


英文著作として世界的に出版された「茶の本」(The Book of Tea)の著者として有名な、思想家であり文人の、岡倉天心(1863〜1913)さんの言の葉ながよ。


ほんで、この言の葉は、「茶の本」の中の一節ながやき。


つまり、過去の歴史の中に未来を占うヒントがあるっちゅうことながよ。


ほんでそりゃあ、一言で表現すりゃあ、「常に変化し続けもって今を生きよ」っちゅうことであり、そんな中にこそ「永遠」があるっちゅうて、かの岡倉天心さんは喝破するがやき。


「永遠」っちゅうたら、何かズーッと変わらんもんのように思うてしまいがちやけんど、実はズーッと変わらんもんはいつしか廃れていき、常に変化し続けるもんだっけが「永遠」に近づくことができるっちゅうことながよ。


未来に対してこぢゃんと不安を持って生きゆうワシらあ現代人に、生きる智恵を与えてくれる、素晴らしい言の葉やと思わんかよ?




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)