「百歩先の見えるもんは狂人あつかいにされるがやき。五十歩先の見えるもんは多くは犠牲者となるがよ。十歩先の見えるもんが成功者ながやき。現在が見えんもんは落伍者ぜよ。」(小林一三)
阪急電鉄・宝塚歌劇団・阪急百貨店・東宝らあをはじめとする阪急東宝グループの創業者で、実業家であり政治家の、小林一三(1873〜1957)さんの言の葉ながよ。
この言の葉の意味は、歴史を見りゃあ明らかながやき。
たとえば幕末〜明治維新の歴史を見りゃあ、かの吉田松陰さんは狂人あつかいされたし、龍馬さんを筆頭とした土佐の維新の志士らあの大半は、維新を見ることのう犠牲者として散っていっちゅうがよ。
けんど、現代はあまりに世の中の変化スピードが速いき、今もし小林一三さんがこの言の葉を語ったとすりゃあ、「千歩先の見えるもんは狂人あつかいにされるがやき。五百歩先の見えるもんは多くは犠牲者となるがよ。百歩先の見えるもんが成功者ながやき。」っちゅうような表現になるかもしれんがよ。
要は、いつの時代も、もし先の先まで見えちょったとしたち、あんまり早うにやり過ぎたら、そりゃあうまいこといかんっちゅうことで、時代の流れを見極めもって、そこに合わせていくことで成功は生まれるっちゅうことながやき。
「現在が見えんもんは落伍者」っちゅうんは、いつの時代も変わらんがぜよ。