「あるもんを正しゅう判断するためにゃあ、それを愛したあと、いくらか離れることが必要ながやき。そりゃあ国についてやち、人間についてやち、そして自己自身についてやち本当ぜよ。」(アンドレ・ジッド)
ノーベル文学賞も受賞しちゅうフランスの小説家、アンドレ・ジッド(1869〜1951)さんの言の葉ながよ。
国でも、人間でも、自分自身でも、あるいは物でも、それをあんまり愛しすぎたら、その周りのことや他のもんらあが目に入らんなってしもうて、正しい判断ができんなってしまうっちゅうことながやき。
ほんじゃき、かのノーベル文学賞受賞作家アンドレ・ジッドさんは、「それを愛したあと、いくらか離れることが必要」やっちゅうがよ。
自分の愛したもんを、本気で愛するやったら、そしてそれを正しい方向に導きたいやったら、そこに没入してしまうことのう、チビッと距離をおいて、冷静に眺めることのできる目も、しっかりと養うちょかにゃあいかんっちゅうことながぜよ。