「互いに助け合わんと生きていけんところに、人間最大の弱みがあり、その弱みゆえにお互いに助け合うところに、人間最大の強みがあるがぜよ。」(下村湖人)
青少年に影響を与えた「次郎物語」の著者として知られちゅう、日本の小説家・社会教育家の、下村湖人(1884〜1955)さんの言の葉ながやき。
単独の人間っちゅうんは、全ての生き物の中で最も弱い生き物で、1人じゃあ生きていくことができん、互いに助け合わんと生きていくことのできん生き物ながよ。
生き物としちゃあ、それが人間最大の弱みやと言えるがやき。
けんど、その弱みゆえに、全ての生き物の中でほとんど唯一、お互いに思いやり、お互いに助け合うことができる生き物ながよ。
お互いに思いやり、お互いに助け合うことができるきに、単独じゃあ最弱の生き物と言える人間が、「万物の霊長」と言われるようになったがやき。
最大の弱みが、実は最大の強みながよ。
つまり、お互いに助け合うことができんような人間は、この最大の強みを生かすことができんきに、「万物の霊長」たぁ言えんし、単なる最弱の生き物でしかないっちゅうことながぜよ。