9月20日(金)の秋分の日の3日前は、「草や」さんにて、「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」(http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/)の「第53回・秋の集い」を開催したがやき。
この自然の美しい土佐の高知の四季を愛で、海の幸・野山の幸・川の幸っちゅう恵まれた旬の豊かな食を味わいもって、さらにその季節ならではの旬の土佐酒(司牡丹)を楽しむ・・・。
そんな「集い」を、季節ごとに毎年4回開催していく団体。
それが「旬どき・うまいもの自慢会」ながよ。
ほんで今回は、秋の味覚を代表する「キノコ類」と「イモ類」、そして土佐伝統食の生き字引的存在である高知県立大学名誉教授・松崎淳子先生直伝の「土佐寿司」(サバ寿司、玉子寿司、土佐田舎寿司)をメインとして取り上げさいていただくがやき。
さて、当日はワシゃあ17時ばあにスタッフのリカコさんとお店に入り、まずはお料理メニューの確認やグラスの配膳や使用の順番らあを決め、その他の準備らあも済ませたがよ。
18時ばあからぼちぼちお客様も集まられ、スタッフのファーム・ベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんも来られて受付らあをお手伝いいただき、予定スタート時間通りの18時半にゃあ定員の30名の皆さんが集まり、リカコさんの司会で開会したがやき。
まずはワシから、開会のご挨拶をさいてもうたがよ。
続いては、「草や」の店主和田さんから、この日のお料理コースの説明があったがやき。
まっこと、コースの内容を聞きゆうだっけで、ヨダレがあふるてくるばあ美味しそうやったがよ。
ほんで今回は、超スペシャルな乾杯酒っちゅうことで、超限定250本のみで720ml瓶2万円(消費税別)の「座(THE)司牡丹」(永田農法・佐川町永野埴生ノ川産山田錦使用・低温袋吊り搾り・低温瓶貯蔵純米大吟醸原酒)が登場し、会場全体が一気にハイテンションとなったがやき。
ほんで、常連の北川先生に乾杯のご発声をしていただいたがよ。
究極中の究極の大吟醸で、30名が声高らかに乾杯したがやき。
★特別乾杯酒:「座(THE)司牡丹」(永田農法・佐川町永野埴生ノ川産山田錦使用・低温袋吊り搾り・低温瓶貯蔵純米大吟醸原酒)
ワイングラスでいただく究極の「大吟醸」の、天にも昇るような華やかな香りとなめらかに膨らむ豊かな味わいに、皆さんいきなり恍惚の表情を浮かべられちょったがよ。
ほんで、いよいよ一品目のお酒とお料理の登場ながやき。
★「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」(超辛口・本醸造酒)
●前菜:「原木木耳辛子醤油和え」「里芋の柚子味噌煮」「干しえのきチップス・豆腐の梅酢漬け」
まず原木木耳は、コリッとした食感と木耳独特の旨味、そこに醤油の風味が絶妙にからまって、最高の酒の肴ながよ。
里芋は、柚子の薫りと酸味が爽やかで、白味噌のやらわかな甘味と辛味が加わり、里芋のホッコリした旨味と共に口中いっぱいに膨らむがやき。
えのきチップスは、まるでスルメみたいな歯ごたえと旨味があり、酒がガンガン進みそうで、豆腐の梅酢漬けはまるでチーズのような旨味で、これまた酒がナンボやち進みそうながよ。
「土佐超ひやおろし」をキュッとやりゃあ、この酒のほのかな柑橘類を想わせる含み香と、輪郭のハッキリしたクリアな旨味が、これらあの料理の味わいと見事に寄り添い合うて、お互いを損なうことのう、見事に引き立て合うて、まっこと3品ともに見事な組み合わせやったがやき。
★「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)
●ヨコのヅケ長芋の山かけ
続いては、お待たせしましたの「船中ひやおろし」と、「ヨコのヅケの山かけ」ながよ。
鮮度抜群のヨコ(マグロの幼魚)をヅケにして、さらに長芋で山かけにしちゅうがやき。
ヨコの脂の乗った鮮度抜群の旨味と醤油の辛味、長芋の山かけのトロリとした食感と独特の風味、搾りかけた直七の果汁の酸味らあが、「船中ひやおろし」のリッチな味わいと見事にシンクロし、口中に壮大な秋の交響曲が奏でられるかのような、絶品の美味しさやったがよ。
こりゃあまっこと、交互にやりゃあ止まらんなるがやき!
お客様も皆さんその組み合わせの妙に感激されちょったようて、会場全体が一気に熱を帯びてきたがよ。
またここで、ファームベジコの長崎さんから、提供野菜らあについての説明があったがやき。
★「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)
●水田農園の土佐紅芋のサラダ
「封印酒」の華やかで優しい芳香とスムーズでやわらかな味わいに、皆さんまずはウットリながよ。
料理は、土佐紅芋のホッコリした旨味にピンクペッパーの辛味が絶妙なアクセントとして加わり、「封印酒」との相性も見事で、このお酒が紅芋の美味しさを、より鮮明にクローズアップしてくれるがやき。
★「司牡丹・本醸造樽酒」(本醸造樽酒)
●スルメ烏賊の塩糀(井上糀店)入り塩辛といろいろキノコのバジル炒めシャドウクィーン添え
お次は、あえて常温の「樽酒」とキノコのバジル炒めの組み合わせの登場ながよ。
この酒の、森林浴を想わせるナチュラルな杉の風味が、鮮度抜群のスルメ烏賊の旨味、塩糀の塩味と甘味、バジルの独特の爽やかな味わい、いろいろなキノコの木の風味らあと抜群の相性で、相乗効果でお互いを引き立て合うて、こりゃあまっこと旨いの何の!
ワシゃあ、そのあまりの美味しさに、目ん玉が飛び出しそうになったばあながやき!
会場も騒然となるばあ、皆さんから「美味し〜〜い!」「こりゃ旨い!」の声が連発して、会場全体に幸せ感が充満していったがよ。
★「きもと純米かまわぬ」(きもと仕込純米酒)<ぬる燗>
●キノコと土佐あかうしのすき焼き風(えのき、マッチャンカボチャ、ゴボウ、セリ、シカクマメ、自家製一味)
お次は、ワシが湯煎でベストのぬる燗につけた、高知県唯一のきもと仕込み「かまわぬ」と、幻の牛肉「土佐あかうし」の登場ながやき!
土佐あかうしらしい赤身の旨味に、すき焼きの風味と共にエノキやいろんな野菜らあの様々な味わいや、自家製一味の辛味が加わり、これまた旨いこと旨いこと!
こりゃあ旨い!旨すぎる!
さらに「かまわぬ」のぬる燗と合わせりゃあ、この酒のナチュラルな風味と幅のあるコクと最上級のヨーグルトのような上品な酸味が、土佐あかうしの美味しさをさらにグッと引き立ててくれ、もはや口中に天国が出現したような美味しさながよ!
食べる!飲む!食べる!飲む!食べる!・・・が、皆さんも止まらんなっちょったようながやき。
★「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし純米酒」(純米酒)
●松崎先生流・土佐ジロー玉子寿司 サバ寿司 田舎寿司(茗荷、大豊産原木シイタケ、リュウキュウ)
続いては、秋限定の「純米ひやおろし」と、松崎先生直伝の土佐寿司の登場ながよ。
シンプルに旨みを堪能できるこの酒は、飲んだ瞬間よりか、ちくと時間をおいて後から、腹の底からジンワリと美味しさが沁み出してくるような酒ながやき。
料理は、どの寿司も柚子酢が効いちょって、寿司飯の甘味とのバランスが絶妙で、松崎先生の長年の経験と優しさがこめられちゅうがよ。
玉子寿司は、心の奥底にキューンと届くようなやわらかな甘味があり、まさにこれぞ「お袋の味」ながやき。
サバ寿司は、鮮度抜群のサバならではのタップリの旨味と、生姜の辛味と柚子酢飯の酸味と甘味が絶妙に調和しちょって、やっぱし絶品!
田舎寿司は、茗荷、シイタケ、リュウキュウ、それぞれのナチュラルな美味しさを、柚子酢飯が見事に包み込んで昇華さいたような美味しさやったがよ。
「ひやおろし」をキュッとやりゃあ、この酒がまるで出汁のように、それぞれの寿司の素材そのものの美味しさを下から支えて押し上げるようにして引き立て、さらにさらに旨さを倍増さいてくれるもんやき、箸もグラスも止まらんなって、会場全体に満面笑顔が満開状態となっていったがやき。
★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●さつま芋と黒糖のアイスクリーム
ラストのデザートは、世界中で大人気のリキュール「山柚子搾り」と「さつま芋と黒糖のアイスクリーム」の組み合わせながよ。
さつま芋のチップスも黒糖のアイスクリームも、甘さ控え目でナチュラルな甘味がまっこと絶品やって、「山柚子搾り」のナチュラルな酸味と控え目な甘味が、見事にバッチリやったがやき。
こうして21時半ばあにゃあ、3時間におよぶ至高のフルコースは、大団円のお開きとなったがよ。
帰り際に皆さんから悦びの声を、足るばあいただいたがやき。
ご参加いただきました皆さん、ファーム・ベジコの長崎さん、そして「草や」の皆さん、まっことありがとうございました!
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声のほんの一部を、以下にご紹介さいていただきますぜよ。
●今日は楽しく飲めました。
●天高くの秋に、ちょっと食材が・・・キノコとお芋・・・でしたけど、大満足の夜でした!!
●久しぶりに参加させていただきました。あらためて日本酒と食のコラボの凄さを実感しました。
●土佐人でよかった〜
●何年も参加できなくて、久々の参加。料理もお酒も美味しかったです。
●大満足
●すべてがすごい!
●楽しく、美味しく、素敵な時間をありがとうございました。
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司牡丹酒造株式会社