「一歩ずつ運びゃあ山やち移せる。」(白川静)
福井県出身の漢文学者・東洋学者で、立命館大学名誉教授、白川静(1910〜2006)さんの言の葉ながやき。
結局、誰もが驚くような偉業を成すにゃあ、いきなり凄いことをしょうとしたちイカン、ちんまいことを積み重ね積み重ねして、地道に一歩ずつ進むしかないっちゅうことながよ。
大きな成果を手に入れるためにゃあ、何か大きな手を打たにゃあイカンと、人間誰しも勘違いしてしまいがちながやき。
けんどそういう時にゃあ大抵、フルスイングの空振り三振に終わってしまうもんながよ。
大きな成果も、誰もが驚くような偉業も、奇跡のような大成功やち、結局はちんまいことを積み重ねることでしか、成し遂げるこたぁできんっちゅうことながやき。
人間がたった1人でスコップを使うて一歩ずつ土を運ぶっちゅう、地味で地道で、誰もがバカにするような行為やち、長い年月を積み重ね積み重ねすりゃあ、山を移動させるっちゅう奇跡を起こすことやちできるがぜよ。