「自分が正しいと思う方向に向こうて正々堂々と歩きゃあ、死ぬまで歩けるがよ。その人生さえ構築できりゃあ、自分自身の中で精神的に敗北するこたぁないぜよ。」(三國連太郎)
個性派俳優として日本映画界を牽引し、圧倒的存在感をスクリーンに残した日本を代表する名優の1人、三國連太郎(1923〜2013)さんの言の葉ながやき。
人生、勝ち負けで決まるわけやぁないけんど、男子はどういたち、一つ一つの勝負に勝ったか負けたかが気になるもんながよ。
そん時に重要ながは、一つ一つの勝負において実際に勝とうが負けろうが、どっちにしたち精神的に敗北しちゃあイカンっちゅうことながやき。
つまり、たとえ今は負けたち、次回は、あるいは将来は、必ず勝てると信じることができりゃあ、精神的にゃあ敗北してないっちゅうことながよ。
逆に、今回はたまたま勝てたけんど、ライバルの成長が著しゅうて、次回はまったく勝てる気がせんっちゅうがやったら、精神的にゃあ敗北しちゅうっちゅうことながやき。
この、勝とうが負けろうが、精神的に敗北せんようにするためにゃあどうすりゃあえいかを、かの名優三國連太郎さんが語ったがが、今回の言の葉ながよ。
そりゃあ、自分が正しいと思う方向に向こうて正々堂々と、死ぬまで歩き続けるっちゅう人生さえ構築できりゃあえいっちゅうがやき。
そりゃあ簡単なことやないろうけんど、まずはたてまえやとか周りの評価やとかそんなもんは関係なしに、自分が心の底から理想と信じる方向に向こうて、正直に真っ直ぐに、死ぬまで歩き続けるっちゅう覚悟を持つっちゅうことながぜよ。
