8年ばあ前に、有名な「龍安寺」さんの“つくばい”の文字を酒名にした「吾唯足知(われただたるをしる)・純米吟醸酒」を発売さいてもうて、さらに6年ばあ前にゃあ「吾唯足知・純米大吟醸酒」も発売さいてもうちゅうがよ。


なんで高知の司牡丹が京都の「龍安寺」さんの“つくばい”の文字を酒名に使えるようになったかっちゅうたら、「龍安寺」さんを創建された義天玄承禅師(ぎてんげんしょうぜんじ)は土佐の生まれで、司牡丹の故郷佐川町の隣町越知町にて剃髪得度(ていはつとくど)されちゅうっちゅうご縁と、株式会社SBS(http://www.sakebs.co.jp/)の北澤相談役さんのご尽力のお陰ながやき。
さて、その北澤相談役さんと、京都在住の加地(SBS顧問)さんと、JR京都駅にて12時20分ばあに待ち合わいて、3人で「龍安寺」さんに向こうたがよ。
5年前にゃあ寒さが厳しゅうて雪が積もっちょって大変やったことがあったけんど、今年はそれほど寒うのうて、天気も良うてホッとしたがやき。
けんど今回は、例年以上に京都駅は物凄い人混みで、タクシーも大行列やったき、今出川まで電車を使うて、そっからタクシーにて「龍安寺」さんに向こうたがよ。
ほんで、13時15分ばあにゃあ到着したがやき。
さてまずは例年通り、裏の寺務所から入らいてもうて、岩田事務長さんにご挨拶さいてもうて、直ぐに奥の間に通されたがよ。
そこでまずは、本年2月から正式に住職になられる副住職さんに、新年のご挨拶をさいてもうたがやき。
ほんで、お茶やお茶菓子、ちょっとしたツマミ、生ビールやお節料理まで出され、ちくとご相伴にあずかったがよ。


さらにお燗酒もいただき、ちくとえい心地に酔わいてもうたがやき。
また、6年前は歌舞伎の「鏡獅子」のビデオ、5年前はNHKスペシャル「20世紀の幕開け」のビデオ、4年前は「アインシュタインの特殊相対性理論」についてのビデオ、3年前は佐渡裕さん指揮による大阪城ホールでの1万人大合唱コンサートの模様のビデオ、一昨年は「昭和天皇実録」についてのビデオ、昨年は将棋の「電王戦」の佐藤天彦名人とponanza(第4回将棋電王トーナメント優勝ソフト)との対戦のビデオが流されよったがやけんど、今年は「浄瑠璃・文楽・三大名作」の「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」らあのビデオが流されよって、壁一面にゃあそれらあの解説がところ狭しと貼りめぐらされちょったがよ。

そうこうしゆううちに、現住職さんが入って来られ、あらためて新年のご挨拶をさいてもうたがやき。
住職さんのお席の上にゃあ、「次の正月は私はここに座りません」っちゅうて書かれちょって、ちくと一抹の淋しさを感じたがよ。


しばらくビデオを拝見しもって、お酒とお節を結構いただかいてもうて、ホロ酔い気分になってきたき、このあたりでっちゅうことで、席を辞さいてもうたがやき。

さて、龍安寺さんを出て、駐車場にてタクシーを拾うて、お次の目的地「松尾大社」さんに向こうたがよ。
お酒の神様として全国的に有名な「松尾大社」さんに到着したがは、14時半ばあになっちょったがやき。


初詣の参拝客でごった返す屋台が連なる参道を抜け、本堂に向こうたがよ。
今年の干支「子」の巨大な絵馬も飾られちょったがやき。

混雑の中、人混みを掻き分け掻き分け、社務所に向こうたがよ。
ワシらあは、毎年こちらにて初ご祈祷をお願いしゆうがやき。
申し込みをしてから、すんぐに20人ばあの方々と共にワシらあも呼ばれ、ご本殿へ。
残念ながらご本殿は撮影禁止やったき画像はないけんど、司牡丹酒造の「酒業繁栄」のご祈祷も滞りのう終了したがよ。

その後は、是非御神酒をっちゅうことで、ご案内いただいた場所は、大宴会ができそうな大広間やったがやき。
「月桂冠」の四斗樽から酌まれた御神酒を、「松尾大社」さんの葵のご紋の入った大杯に並々と注いでくださり、その大杯をみんなあで回し飲みさいてもうたがよ。


その後は、ちくと「松尾大社」さんを散策さいてもうて、美酒醸造祈願の「醸酒守」、酒販繁盛祈願の「販酒守」、健康飲酒祈願の「服酒守」の3つのお守りらあも購入さいてもうたがやき。
こうして、北澤相談役さんと加地さんと分かれ、ワシゃあ伊丹空港へ向こうて、高知に戻んて来て、日帰りの京都出張は無事終了したがぜよ。
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司牡丹酒造株式会社