「適切にルールを破る方法を見つけるために、ルールを学ばないかんがよ。」(ダライ・ラマ14世)
チベット仏教の最高指導者で、ノーベル平和賞を受賞しちゅう、ダライ・ラマ14世(1935〜)さんの言の葉ながやき。
仏教の指導者が、こんな言の葉を語っちゅうことに驚くかもしれんけんど、こりゃあまさに、中国が勝手に決めたルールに振り回され続けたダライ・ラマ14世さんやからこその言の葉ながよ。
つまりこの言の葉の真意は、「ルールは破るためにある」っちゅう意味やのうて、「ルールは時代や環境らあに合わせて柔軟に変えていかにゃあいかん」っちゅうことながやき。
柔軟にルールを変えるためにゃあ、時代や環境らあを知ることももちろん重要やけんど、ルールのどこの部分をどう変えるがが最も適切かを見極めることが、一番重要ながよ。
この、「ルールのどこの部分をどう変えるがが最も適切か」は、実は適切にルールを破る方法を見つけることができりゃあ、意外にスムーズに見極めることができるもんながやき。
ほんで、その「適切にルールを破る方法」は、現行のルールを学ぶことで見つけることができるがよ。
つまり、現行のルールに不満があるやったら、まずは現行のルールをしっかり学んで、適切にルールを破る方法を見つけ、ルールのどこの部分をどう変えるがが最も適切かを見極めて、新たなルールをつくっていくっちゅう流れが、最も正解に近いっちゅうことながぜよ。