高知県の農業は、園芸作物が主体で、飯米も含めて米の品評会は4年前までなかったがよ。
そのため、平成27年に設立された産官学連携組織「土佐酒振興プラットフォーム」(竹村昭彦会長)が、高知県のオリジナル品種の酒造好適米「吟の夢」(&一昨年から適性米のフクヒカリも)を生産する全農家を対象に企画したもんで、いずれ劣らぬ高品質の酒米が出品され、その表彰式が行われたっちゅう訳ながやき。

高知大学の大崎さんや窪添さんをはじめ、県内各地のJA高知県の皆さん、生産者の皆さん、県農業振興部、工業技術センター、農業技術センター、各地の農業振興センター、各地の農業改良普及所、県農業振興部環境農業推進課、高知県酒造組合のメンバーらあ59名が集まったがよ。

会場入口や舞台袖らあにゃあ、土佐酒ブランドコンセプト「TOSA NAKAMA SAKE」のパネルやノボリらあが飾られ、会場後方にゃあ、受賞者の酒米サンプル(「吟の夢」「フクヒカリ」)が展示され、土佐酒18蔵のお酒もズラリと並べられ、さらに新酒造好適米「土佐麗(とさうらら)」を使うた各社の新酒も並べられちょったがやき。





ほんで13時にゃあ開会し、まずは土佐酒振興プラットフォームの会長を務めさいてもらいゆう高知県酒造組合理事長のワシから、開会のご挨拶をさいてもうたがよ。

お次は、ご来賓のご紹介があり、その代表として、高知県農業振興部の有馬副部長さんから、お祝辞をいただいたがやき。

続いては、審査員長である高知県農業技術センターの亀島企画監さんから、審査講評があったがよ。

ちなみに審査方法は、玄米を用いて調査し、「千粒重」「タンパク質含有率」「整粒割合(吟の夢は心白整粒割合)」「デンプン消化性(アルカリ崩壊性)」「外観品質」の5つの項目で各20点の配点にて評価したっちゅうがやき。
ほんで、舞台の配置換えを行い、いよいよ表彰ながよ。


まずは「吟の夢部門」からで、最優秀の高知県知事賞は、和田守正さん!
有馬副部長さんから、表彰状と、副賞の大吟醸酒1升瓶1本らあが手渡され、拍手喝采やったがやき。
お次の優秀賞は2点で、まず高知県酒造組合理事長賞は和田光正さん、高知県農業協同組合長賞は河野幸良博さん!
前者はワシから、後者はJA高知県農畜産部の松岡部長さんから、表彰状と副賞の大吟醸酒720ml瓶1本らあが手渡され、拍手喝采やったがよ。
続いての特別賞は1点で、高知県農業振興部長賞は、三橋通久さん!
高知県農業振興部の有馬副部長さんから、表彰状と副賞の吟醸酒720ml瓶1本らあが手渡され、拍手喝采やったがやき。
さらに奨励賞7点は、土佐酒振興プラットフォーム会長賞で、高橋勉さん、前田博さん、和田浩俊さん、田岡信男さん、岡崎誠さん、伊藤公善さん、西岡英男さん!
土佐酒振興プラットフォーム会長のワシから、表彰状と副賞の土佐酒720ml瓶1本が手渡され、拍手喝采やったがよ。
続いては「フクヒカリ部門」で、最優秀の高知県知事賞は、中越武俊さん!
有馬副部長さんから、表彰状と、副賞の大吟醸酒1升瓶1本らあが手渡され、拍手喝采やったがやき。
お次の優秀賞は2点で、まず高知県酒造組合理事長賞は中越幸俊さん、高知県農業協同組合長賞は右城洋一さん!
前者はワシから、後者は高知県農業協同組合農畜産部の松岡部長さんから、表彰状と副賞の大吟醸酒720ml瓶1本らあが手渡され、拍手喝采やったがよ。
お次の特別賞は1点で、高知県農業振興部長賞は、中越好明さん!
高知県農業振興部の有馬副部長さんから、表彰状と副賞の吟醸酒720ml瓶1本らあが手渡され、拍手喝采やったがやき。
さらに奨励賞3点は、土佐酒振興プラットフォーム会長賞で、森義勝さん、斎藤寿雄さん、別役朋之さん!
土佐酒振興プラットフォーム会長のワシから、表彰状と副賞の土佐酒720ml瓶1本が手渡され、拍手喝采やったがよ。
ほんで、受賞者代表の方から謝辞があり、ワシらあも含め受賞者の皆さんらあと、記念撮影が行われたがやき。

皆さん、まっことおめでとうございますぜよ!
さてその後は、ちくと休憩タイムがあり、配置換えもあり、そんな合間に皆さん土佐酒の試飲をされ、引き続き情報提供と講演ながよ。

まずは「令和元年度の酒米生産の概況について」、高知県環境農業推進課の溝渕専門技術員さんから報告があったがやき。

お次は、高知県農業技術センターの主任研究員の齋田さんと赤木さんから、「酒米の栽培方法と玄米品質との関係について」の報告があったがよ。


続いては、高知県工業技術センターの研究員の甫木さんから、「土佐麗の酒造適性について」の報告があったがやき。

お次は、ゲストスピーカーとしてお招きした、全国農業協同組合連合会広島県本部米穀部米穀総合課の宮本さんによる講演、「広島県酒米団地における需要に応じた酒米生産・販売への取り組みについて」があり、こぢゃんと学びになったがよ。

こうして、土佐酒振興プラットフォーム副会長の上東さん(高知県工業技術センター醸造企画監)の閉会のご挨拶があり、酒米品評会表彰式は17時ばあにゃあ終了し、ちくと休憩をはさんで引き続いて17時15分ばあから、別会場にて祝賀会ながやき。

まずは土佐酒振興プラットフォーム会長のワシから、祝賀会開会のご挨拶をさいてもうたがよ。
ほんで、高知県農業協同組合松岡農畜産部長さんより、お祝辞と乾杯のご発声があり、声高らかに土佐酒で乾杯し、宴会のスタートながやき。



さあそっから後は、飲んで食べて語り合うての大宴会ながよ。
ちくと食べたら案の定皆さん席を立って、献杯・返杯の乱れ飛ぶ土佐の「おきゃく」となったがやき。


表彰者の生産者の皆さんにもお祝いの言葉と司牡丹を注ぎにうかがわいてもうたがやけんど、皆さんまっこと誇らしげな笑顔やったがよ。

こうして飲んで飲んでちくと食べて語り合うて語り合うて、大盛り上がりの祝賀会は、19時半過ぎにゃあ中締めとなったがやき。

受賞者の皆さん、まっことおめでとうございました!ありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社