ほんで、蔵元有志会のメンバー12蔵元(大山・一ノ蔵〈欠席〉・開華・久寿玉・若戎・春鹿・白嶺・嘉美心・五橋・司牡丹・西の関〈欠席〉・天盃〈欠席〉)中9蔵元の社長メンバーらあと山形の武田庄二商店の武田社長さんが集まって、15時から岡永さんの幹部の方々らあと、情報交換を含めた新年会議を開催したがよ。


まずは飯田社長さんからのご挨拶があり、引き続き飯田社長さんから、「2020年日本名門酒会基本方針」のお話があったがやき。


まずはラグビーワールドカップについて、リーチ・マイケル選手の「ラグビーをずっと好きでいてもらえるように、毎週いい試合をしたい」っちゅうコメントを取り上げ、“にわかファン”で始まったラグビー人気が定着し、さらに昇華し、真の需要につながっていくっちゅう流れは、日本酒業界にとったちこぢゃんと参考になるっちゅうがよ。
ほんで、厳しい日本酒の現状について触れ、「イベント盛況実需低迷」っちゅうおかしな状況を打破するにゃあ、「新しい顧客の開拓」しかないっちゅうて語られたがやき。
RTDの4年連続2桁増らあを見よったら、やっぱし日本酒は「ライトユーザー」を取り込まにゃあイカンっちゅうがよ。
ゼロからライトユーザーへの導入を果たすにゃあ、やっぱし「体験」が重要なポイントになるっちゅうがやき。

酒販店の「体験価値」っちゅうたら、真っ先に考えられるがが、「立ち飲み」「カクウチ」やっちゅうがよ。
昨年10月1日にオープンさいた「岡本屋永吉商店」じゃあ、あらためて「定番」の強さや、「季節商品」の「季節跨ぎ飲み比べ」らあの楽しさや、「全国の酒肴」の凄い力らあを実感したっちゅうがやき。
ほんで、お客様は知っちゅうようで実は知らんっちゅう、このような「体験価値」を、スタートラインにしたいっちゅうて、力強う語られたがよ。
また、「物語」(ストーリー)は名詞やけんど、「物語り」は動詞やっちゅうて語られ、蔵元はこの動詞としての「物語り」を語り、周りを巻き込みもって動き続けにゃあいかんっちゅうお話もされ、まっこと身が引き締まる思いやったがやき。
続いては宮本部長さんから、営業全体の数字についての報告があり、宮原部長さんからは都内・首都圏・業務用・デパートらあの数字についての報告があり、石木支店長さんからは非加盟店らあの数字についての報告があり、西野部長さんからは特化店らあについての報告があったがよ。
全体的になかなか厳しい数字やけんど、そんな中でも「1升瓶よりか4合瓶」やとか「食品は好調」やとか、新たな需要も目覚めつつあるっちゅうことながやき。
お次は、森部長さんから、「麹米と掛米の精米歩合違いの酒」について、「品質の向上と生産性の両立」やっちゅうお話があり、また田村部長さんからは、今年の企画について、「五寸瓶」の新商品開発についてや、「サキニック炭酸」のアピールについて等々、いろいろお話があったがよ。
その後は、有志蔵元会メンバーの蔵元らあが、1人6分ばあずつ前年度の報告や今年度の方針らあについての発表をしたがやき。

ワシからは、司牡丹酒造の今期のメインテーマ、「心が透けて見える時代!明るい未来が描ける、子孫に誇れる仕事を成そう!!」についてを発表さいてもうたがよ。
ただし、こちらのメインテーマ(詳しゅうは、「2019年11月7日」のブログ参照)についちゃあ、ワシからのお話は簡単に済まさいてもうて、昨年10〜12月の当社も含めた日本酒業界の数字があまりに悪いことにこぢゃんと危機感を抱いて、急遽新たなテーマ「ライトユーザーの心が動く働きかけを実戦し、彼らを『動機づけ』する!」についてを、詳しゅう語らいてもうたがやき。
この日本酒業界の落ち込みを何とかするにゃあ、もはや「ライトユーザーの心が動く働きかけを実戦し、彼らを『動機づけ』する!」っちゅうこと、もうコレに尽きると断言さいてもうたがよ。
日本酒におけるライトユーザーっちゅうたら、「飲めるけんど日本酒にほとんど興味がない人」らあながやき。
そんなライトユーザーの心が動く働きかけを実戦し、彼らを「動機づけ」するにゃあ、どうすりゃあえいかっちゅうたら、お客さんが買おうと思うてない、けんど買うべき(とこちらが考える)もんを教え、買うてもらうためにゃあ、まずはミドルユーザーやヘビーユーザーやマニアに向けての働きかけとおんなじ言葉は絶対に使わんことながよ。
ほいたら何を語るがかっちゅうたら、そりゃあ「日本酒本来の価値」ながやき。
たとえば、次のようなキャッチコピーを使うっちゅうことながよ。
「おまさんがお酒が飲めんわけやないがやったら、絶対に知っちょいた方がより人生が豊かになる秘訣があるがぜよ!」
この「人生が豊かになる」の部分は、「人間関係を良好にする」でも、「ストレスを解消し若さを保つ」でも、「幸せになれる」でも、自身が最も信じる日本酒本来の価値を語るべきながやき。
ほんで、このような言葉を使うて、たとえば初心者限定の「日本酒と珍味のミニ試飲試食会」らあを開催し、「見込み客」(ライトユーザー)を集客し、彼らを「既存客」にし、「常連客」に育てていくっちゅうことながよ。
このライトユーザーの獲得を、名門酒会全体で組織を挙げて、命懸けでやり抜きましょうぜや!・・・ちゅうて力強う語らいてもうたがやき。
さらに続いては、本年度のブラッシュアップ・重点商品・新企画・新商品らあの計画について、ちくとお話さいてもうたがよ。
そんな具合で、9蔵元と武田社長さんの発表が終わりゃあ、質問や意見交換らあがちくとあり、ほんで18時過ぎにゃあ、無事新年会議は終了したがやき。
その後は、「岡本屋永吉商店」さんにてちくと立ち飲みをしてから、みんなあでタクシーに分乗し、両国に移動したがよ。

ほんで、19時前ばあから「ちゃんこ巴潟」さんにて、新年懇親会ながやき。

各社1本ずつ持ち込みさいてもうたお酒を出して、みんなあで注ぎ合うたがよ。
ちなみに司牡丹は、頒布会に使うた「麹米と掛米の精米歩合違いの純米酒」を持ち込みさいてもうちょって、このお酒で乾杯したがやき。

付き出しや前菜盛りらあをいただきもって、各社のお酒を次々と飲み比べ、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて盛り上がったがよ。


刺身盛りや煮物や焼き魚らあが登場し、酌み交わしまくりもって語り合いまくって、大盛り上がりになったがやき。



メインのちゃんこ鍋は、「塩ちゃんこ」と「醤油ちゃんこ」の2種類が登場し、これがどちらもまっこと絶品やったもんやき、さらにお酒も進みまくり、箸も杯も止まらんなったがよ。


とにかく飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・いろいろ参考になる話らあも聞けて、まっこと有意義なひと時やったがやき。
こうして大盛り上がりのうちに、22時過ぎばあにゃあお開きとなったがよ。
日本名門酒会本部の皆さん、蔵元の皆さん、今年も1年、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社