
プロジェクトメンバーの、理事長で「司牡丹」社長のワシと、「土佐鶴」の廣松社長、「豊能梅」の高木社長、高知県工業技術センターの上東醸造企画監さん、高知県中小企業団体中央会の小澤さん、高松国税局の皆さん3名、高知県酒造組合事務局の秋久さんらあが集まり、会議のスタートながよ。
まずはワシから、全国新酒鑑評会の審査方法が、来年からグルコース濃度順審査が導入されることに決まったっちゅう業界紙記事を回し、報告さいてもうたがやき。
日本酒造組合中央会に対し、高知県酒造組合理事長として提言さいてもうちょった内容ながやけんど、3年ばあはかかるろうと思うちょった提言が、1年ちょいで実現することになったがは、まっこと嬉しいかぎりながよ。
これで、来年の造りから無理して甘い大吟醸を仕込まんでようなって、これで全国の日本酒の同質化を防ぐことができ、日本酒の地域の個性が守られることになったっちゅうたち過言やないがやき。
また、辛口で取得しようとしゆう「GI高知」にとったち、嬉しい追い風となるはずながよ!
続いては、上東先生から、1月12日に大阪にて開催された「GI日本酒シンポジウム」についての報告があったがやき。

ゲストとして俳優の三田村邦彦さんが参加されちょって、辛口が大好きながやけんど、ある蔵元に吟醸酒を飲ませてもうたら、あまりに甘うて「これはシロップですか?」っちゅうてしもうたっちゅうことやったがよ。

まっこと、我が意を得たりながやき!
続いては、いよいよ本番の会議で、高松国税局の方から、「GI高知」提出書類らあについての修正案の報告があったがよ。
みんなあで侃々諤々意見を出し合うて、ひとつひとつ修正案を検討していったがやき。
認定を受ける際の提出書類らあについても、いろんな意見が噴出し、なかなか大変やったがよ。
また、ラベルや裏貼りや化粧箱らあについても、「高知」と記載されちゅう場合、「GI高知」に抵触するがやないかっちゅう点らあについても、いろんなパターンを検討していったがやき。
結局、地域を意味する「高知」の記載は、日本酒についての記載やなけりゃあ大丈夫やっちゅうことらしいがよ。
たとえば「高知の酒蔵」やったら問題ないけんど、「高知の日本酒」やと「GI高知」の認定を受けにゃあ記載NGやっちゅうことらしいがやき。
その後も、いろいろ議論を尽くし、来月に理事会を開催して詳細を発表し、その後に全体会を開いて詳細を発表さいていただくことになったがよ。
何とか今年にゃあ、「GI高知」を取得できそうな目処が立ってきたがやき。
長引いた会議も、17時40分ばあにゃあ何とか終了。
続いては、ワシゃあ急いで、高知電気ビルに向こうたがよ。
こちらの「東京海上日動火災保険株式会社・高知支店」さんの6階中会議室にて、18時から「土佐経済同友会・人づくり委員会」の会議やったがやき。
ワシが入室したがは18時ちょい過ぎやって、丁度会議が始まったところやったがよ。
実はワシゃあ、20年ばあ前に創立した「土佐経済同友会」のチャーターメンバーながやけんど、ここ18年ばあスリープしちょったがを、新たに「人づくり委員会」委員長に就任した中田委員長さんに叩き起こされ、副委員長(3名のうちの1人)に就任させられたがやき。




けんど、さすがは「起こしの中田」、20名近いメンバーが参加しての委員会となっちょって、活気にあふれちょったがよ。
今年度からの「人づくり委員会」は、中田委員長さんが全く新しい基本方針を掲げての船出となるがやき。
その基本方針たぁ、次のとおりながよ。
「人づくり委員会では、委員会の活性化に繋がるよう『見える化』を図りながら、運営方針にもある『土佐文化の継承人材の育成支援』をテーマとして取り上げる。なかでも高知県ならではのウリになり、かつ今後の継承が危ぶまれている『土佐の伝統文化』について、その種類や歴史等を調査・研究し、現状把握。それぞれの『土佐の伝統文化』が抱えている、『継承人材の育成』についての問題点等を炙り出す。その上で、県・市町村にも参画していただき、『土佐の伝統文化』の人づくりを支援する団体の設立を提言できるように努める。このような『土佐の伝統文化』が持続可能となれば、より魅力的な高知県となり、必ずや経済発展にも繋がるものと考える。」
ワシゃあ「GI高知」からまだ頭が切り替わってなかったき、リセットするがにちくと時間がかかったがやき。
ほんでまずは、高知県にゃあどんな「伝統文化」があるかについて、意見が出されたがよ。
高知県にゃあ国の伝統工芸品として指定されたもんと、県の伝統的特産品として指定を受けた産業が、合計13品目あるっちゅうがやき。
すなわち、「土佐和紙」「土佐打刃物」「土佐古代塗」「宝石珊瑚」「尾戸焼・能茶山焼」「土佐備長炭」「安芸國鬼瓦」「内原野焼」「まんじゅう笠」「フラフ・のぼり」「土佐凧」「虎斑竹細工」「土佐硯」らあながよ。
それらあ以外にもさらに、「伝統的食文化」「伝統的な祭りや神楽」「土佐派の家(木材)」「土佐酒文化」「土佐のお座敷遊び文化」「土佐芸妓文化」等々、次々と挙げられたがやき。
そんな中で、「土佐打刃物」についちゃあ、「鍛冶屋創生塾」研修生が募集されたりしよって、既に継承人材育成に向けて動きゆう業界らあもあるっちゅう報告があったがよ。
またワシからも、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」にて、かつて「絶滅危惧の産業と文化の研究会」があり、そこで「土佐備長炭」をメインに取り上げちょったがやけんど、結局絶滅危惧どころか復活したき、応援の必要がのうなって、研究会自体もないなったっちゅう事例を報告さいてもうたがやき。
そんな絶滅が危惧されよった伝統文化が、なんで復活することができたがからあについてを、キチンと調査・研究することも、他の伝統文化にとってこぢゃんと役に立つがやないかっちゅう意見も出されたがよ。
その後も、様々な意見や発表が成され、まずはやっぱし高知県の方から、様々な土佐の伝統文化についての現状について、衰退しゆうがか、復活しちゅうがからあについてを、しっかりヒアリングしょうっちゅうことになったがやき。
また、元代表幹事の吉澤文治郎さんが、土佐の歴史や伝統文化らあについてこぢゃんと詳しいき、吉澤さんを招いてお話を聴くっちゅう提案も出されたがよ。
こうして19時半ちょい前ばあにゃあ、「人づくり委員会」の会議は無事お開きとなったがやき。
その後は、みんなあで徒歩にて移動し、「居酒屋たけふく」さんにて懇親会ながよ。

委員会参加の大半の方々が懇親会にも参加され、店内は大入り満員貸し切り状態となったがやき。
ほんでまずは皆さん生ビールらあで乾杯し、懇親会のスタートながよ。
美味しいお料理が既にセッティングされちょって、みんなあお腹もペコペコやったもんやき、飲んで食べて飲んで食べて語り合うて、いきなり盛り上がったがやき。


途中からは、「土佐司牡丹・生貯蔵酒」を注文さいてもうて、皆さんとガンガン酌み交わさいてもうて、さらに盛り上がったがよ。

あんまり日本酒は飲まんかと思いよったら、皆さんガンガンに酌み交わしもって飲みまくりだいて、次々に空瓶が転がっていったがやき。
一気に皆さん大酔い状態になっていき、席を移動したり立ち飲みしたりしだいて、大盛り上がりの大宴会となったがよ。
何でやりだいたがか分からんけんど、「土佐司牡丹・生貯」のキャップを額にくっつけたりして大爆笑!
記念写真(?)を撮ったけんど、う〜むシュール!
こうしてワイワイに盛り上がりまくり、夜は更けていったがやき。
「土佐経済同友会・人づくり委員会」の皆さん、今後とも何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社