「失敗は肥料のようなもんながよ。そりゃあ確かに悪臭を放つけんど、将来的にゃあ物事がより早う育つようになるがぜよ。」(デニス・ウェイトリー)
アメリカ合衆国のモチベーショナルスピーカーで、作家でコンサルタントで人間行動学博士の、デニス・ウェイトリー(1933〜)さんの言の葉ながやき。
誰やち失敗すりゃあ恥ずかしいし、穴があったら隠れとうなるし、失敗だらけの過去らあて、もし可能やったら全部キレイさっぱり消し去りたいと思うちゅうはずながよ。
けんど、思い出しとうもないろうけんど、そんな過去の失敗らあを1つ1つ思い返してみいや。
それらあの失敗は、確かに「恥ずかしい」とか、「情けない」とか、「みっともない」とかっちゅう嫌な臭いを放ちゆうろうけんど、それらあの失敗の後にこそ、おまさんは一番育っちゅう、成長しちゅうはずながやき。
つまり、ウェイトリーさんの言の葉のとおり、失敗は人生における肥料のようなもんで、嫌な臭いがするかもしれんけんど、おまさんをより早うに、より立派に成長させてくれる栄養素の役割を果たしてくれちゅうがよ。
ほいたら失敗は、何ちゃあ恥ずかしいもんでも、情けないもんでも、みっともないもんでもない、おまさんの人生にとって必要やった、大切な栄養素やったっちゅうことながやき。
もう1回、過去の失敗をようよう思い返してみいや。
そりゃあ実は嫌な臭いやのうて、甘美な匂いを放ちはじめるはずながぜよ。