「状況が悪うなりゃあなるばあ、それを好転させるがは簡単になり、さらにゃあ、より大きな結果を生むことができるがぜよ。」(ジョージ・ソロス)
ハンガリー系ユダヤ人の米国の投資家で、「世界一の投資家」と言われゆう、ジョージ・ソロス(1930〜)さんの言の葉ながやき。
「ピンチはチャンス」っちゅうてよう言うけんど、その真意は、「逆境のような状況を絶好の機会と捉える」っちゅうことながよ。
ほいたらたとえば、いま新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の飲食店さんがキャンセルだらけで壊滅的な打撃を受けちゅうけんど、もしこの大ピンチを絶好のチャンスと捉えるとしたら、どんなことがあるろうかと、あえて考えてみるっちゅうことながやき。
いま日本中(世界中ともいえる)すべての人が切望しちゅうことは、「新型コロナウイルスに感染しとうない!」っちゅうことながよ。
けんど、ワクチンや特効薬らあがない以上、現実的に考えられる答えは、「感染しにくうなるための免疫力アップ!」っちゅうことしかないがやき。
「免疫力アップ」っちゅうたら、ワシらあが真っ先に思い浮かぶがは、「発酵食品」ながよ。
ほいたら、いまは閑古鳥が鳴きゆう飲食店さんが、日本中の様々な発酵食品や免疫力をアップする食品らあを取り寄せて、それらあを使うたメニューをドカンと充実さいて、免疫力アップ効果の高い日本酒らあもズラリ揃えて、そんな情報をあらゆるメディアを使うて発信しまくったとしたら、もしかしたら「新型コロナウイルス防御!免疫力アップ効果の高い発酵食品メニューが大充実の飲食店が登場!」っちゅう感じで、マスコミがガンガン取り上げてくれるかもしれんがやき。
しかもそりゃあ、「状況が悪うなりゃあなるばあ」人々の反応もマスコミの反応もより高うなり、つまり「好転させるがは簡単」になり、さらにゃあ「より大きな結果を生むことができる」っちゅうことになるがよ。
もちろんこの話は空想の世界やし、たとえ現実に実践したとしたち、いましばらくは外食を控える人が圧倒的やろうき、すぐに好転したり、すぐに大きな結果を生むことらあて難しいはずながやき。
けんど、そんな逆境の時の行動が、後々ウイルスが沈静化した頃になって、大きな結果を生むっちゅうようなことがあるかもしれんがよ。
否、そういうことがままあるっちゅうんが、おそらくはかのジョージ・ソロスさんの今回の「言の葉」の意味ながやき。
いま、新型コロナウイルス感染拡大により、大きな痛手を被っちゅうすべてのビジネスパーソンの方々(ワシも含め!)に、ちびっとでもヒントになりゃあとの切なる思いから、いっつもよりかちくと長い「幸せの言の葉」を書かいてもうたがぜよ。