3月7日(土)は、山梨市の「和菜屋 宴(わさいや えん)」(山梨県山梨市小原西1073-2 TEL:0553-23-3615)さんにて、『司牡丹のお酒と「和菜屋 宴」の料理を楽しむ会・第14回』が開催されたがぜよ。
こちらのお店を経営されゆう中嶋公人さんは、若い頃に司牡丹を飲んで、初めて日本酒のおいしさに目覚めたっちゅう方ながよ。
ほんで、自分がお店を持ったら絶対に司牡丹をメインに扱いたいと決めちょったっちゅうがやき。
その後、ちょうど20年前に山梨市でお店を開かれ、今やなかなか予約が取れんばあの大人気店になっちゅうに、初心を忘れんと司牡丹をメインに10数アイテムも常に置いてくださっちゅうがよ。
日本中、いや世界中探いたち、これほど司牡丹のアイテムが揃うちゅう飲食店は他にないろうき、まっこと蔵元冥利に尽きる、こぢゃんとありがたいことながぜよ!
そんなお店が、13年前に初めて「司牡丹を楽しむ会」を開催され、ワシも参加さいてもうたがやき。
それ以来、毎年春に開催(一度だけ秋に開催)してくださりよって今年は第14回、つまり第1回より13年目の開催になるがよ。
さて今回は、司牡丹の会としちゃあ14回目やけんど、「和菜屋 宴」さんオープン20年っちゅう節目となるきに、記念のスペシャルイベントを実施するっちゅうことで、いっつもよりかちくと早めの16時半ばあに、ワシゃあお店に到着したがやき。
まずは中嶋さんご夫妻とスタッフの方らあにご挨拶。
お店のセラーにゃあ、いっつも通り充実の司牡丹ラインナップがズラリながよ!
まっこと、ありがとうございますぜよ!
さて、今回はオープン20年記念のスペシャルイベントとして、「司牡丹・純米大吟醸・袋吊り今搾り」を開催することになっちゅうがやき。
早速、奥様にお手伝いしてもらいもって、準備をさいてもうたがよ。
ちなみに、この「袋吊り今搾り」、酒税法違反にならん方法で搾りよりますきに、その点は誤解なきようお願い申し上げますぜよ。
「今搾り」のセッティングが終わりゃあシーツで覆うて、お客様に見えんように隠さいてもうたがやき。
さて、ぼちぼちお客様が集まられだいて、19時ばあにゃあほぼ満席28名(ワシを含め)のお客様がお越しになり、いよいよ開会ながよ。
まずは店主の中嶋さんのご挨拶があり、続いてはワシの挨拶と乾杯ながやき。
世の中は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、宴会がキャンセルだらけになっちゅうけんど、そんな中で28名ほぼ満席のお客様にお越しいただき、まっことありがとうございますっちゅうて、心からの御礼を申し上げさいてもうたがよ。
乾杯のお酒は、昨年「日本名門酒会・全国大会」にてご来場者特典として限定で予約注文を取らいてもうた隠し酒、「司牡丹・大吟醸限定酒」(大吟醸原酒)やったがやき。
その華やかな香りと滑らかな味わいの至高の調和に、あちこちから「おいし〜い!」っちゅうて、ため息が漏れよったがよ。
さらにすぐ後に、中嶋さんがキープされちょった、「司牡丹・立春朝搾り」(純米吟醸薄にごり生原酒)も出されたがやき。
ちゅうことで、この日の宴のお酒とお料理の組み合わせは、以下の通りやったがよ。
★乾杯:「司牡丹・大吟醸限定酒」(大吟醸原酒)
★「司牡丹・立春朝搾り」<令和1BY>(純米吟醸薄にごり生原酒)
●春菜:
・春菜胡麻和え
・鯛と長葱の正油マリネ
・胡麻豆腐 美味出汁 菜の花
・飯蛸甘酢漬け 芽キャベツ
・椎茸 春豆 京人参 みぞれ和え 正油いくら
・春菊 人参 白和え 桜金時人参
まっことどのお料理もおいしゅうて、酒の肴としてバッチリで、お酒が進むこと進むこと!
「立春朝搾り」の、フルーティな香りと薄にごりのやわらかな膨らみと深い味わいが、一層おいしゅう感じられるナチュラルな味付けの肴ばっかしやったがやき。
ほんで、早くもオープン20年記念スペシャルイベントの「袋吊り今搾り」の登場ながよ。
ちくとワシから、「袋吊り搾り」っちゅうんが如何に滅多に見れん貴重な搾り方かを解説さいてもうてから、隠しちょったシーツを取り去りゃあ、「袋吊り今搾り」が登場し、会場は一気にヒートアップながやき!
ほんで、皆さんがグラスを片手に行列になったがよ。
「袋吊り今搾り・純米大吟醸しぼりたて薄にごり生原酒」の華やかな芳香とフレッシュぴちぴちの美味しさに皆さん大悦びやったがやき。
新型コロナウイルス対策もあり、ワシがズーッとマスクと手袋をつけて搾ったお酒を掬うて皆さんのグラスに注がいてもうたき、行列らあの画像がないがはお許しくださいや。
★「司牡丹・袋吊り今搾り」(純米大吟醸しぼりたて薄にごり生原酒)※酒税法違反にならん方法で搾りよります。
●油菜:春の野菜化粧揚げ
お客様全員に「今搾り」を注ぎおえた後は、隅っこにあった「袋吊り今搾り」と「受け樽」を、お客様に見えやすい場所に移動さいてもうたがよ。
その後も、お客様が次々におかわりに来られ、盛り上がったがやき。
一段落ついてから、ワシも料理と一緒に堪能さいてもうたがやけんど、フレッシュぴちぴちの「今搾り」の生命力あふれる美味しさと、春野菜の化粧揚げの鮮度抜群の美味しさが見事にマッチして、お互いの美味しさを引き立て合うて、美味しさ倍増やったがよ。
★「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込純米酒)
●季節菜:春鰹タタキ 玉葱スライス 打ち野菜 二十日大根
続いては、「船中きもと」と「鰹のタタキ」の最強タッグの登場ながやき。
このお酒の、きもとならではの酸の膨らみが、鰹の旨味とポン酢の酸味と見事に融合してグンと膨らみを増し、超辛口ならではのキレが後口を爽やかに流してくれるがよ。
ほいたらまた鰹タタキが食べとうなる、食べたらまたこのお酒が飲みとうなる・・・こりゃあ交互にやりゃあ箸も杯も止まらんなるがぜよ!
お客様も皆さん大悦びの最強タッグやったがやき。
場もかなり盛り上がってきたっちゅうことで、このあたりでお楽しみ抽選会のスタートながよ。
ワシと中嶋さんご夫婦がクジを引いて、お客様に何等賞が当たるか決まるっちゅう抽選会やったがやき。
全員のご参加者の皆さんに空クジなしで、土佐の高知の物産や、司牡丹のお酒らあが当たって、一気にヒートアップとなったがよ。
ちなみに高知の物産らあは、中嶋さんがわざわざ銀座の高知県のアンテナショップ「まるごと高知」に行って購入されたもんながやき。
袋の中身を空けて、皆さんこぢゃんと嬉しそうにはしゃぎよったがよ。
ワシゃあ、口直しとして各テーブルに置かれちょった「よっちゃんイカ」と「焼きメザシ」をいただいてみたがやけんど、このB級のチープな味も、なかなかオツな味わいやったがやき。
★「司牡丹・純米生酒〈通称:裏生〉」(純米生酒)
●香菜:鮭塩焼き グリーンアスパラ 高野豆腐ふくませ 蓮根甘酢漬け
お次は、「裏生」と「鮭塩焼き」の登場ながよ。
このお酒の純米生酒らしいメロンのような生の風味が、鮭の美味しさとバッチリやって、お互いを引き立て合うたがやき。
ありゃ?ふと気がついたら、「袋吊り今搾り」のお酒が、おかわりの連続でスッカラカンになっちょったがよ。
★「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)
●炊き菜:甲州ワイン豚 正油煮 時の野菜
続いては、「封印酒」と「ワイン豚の正油煮」のペアリングながやき。
このお酒のフルーティな香りと品のあるなめらかな味わいが、この料理の品格をワンランクアップさせてくれ、お酒も料理もグンと美味しゅうなるがよ。
お次は、「袋吊り今搾り」の袋の中身を空けて、これまた貴重な、トロットロの「もろみ酒」の登場ながやき!
★「司牡丹・もろみ酒」(純米大吟醸しぼりたてにごり生原酒)
これまた皆さん、グラス片手に行列となって、「こりゃ旨い!」と大絶賛やったがよ。
おかわりに来られる方や、大きなカラフェに注いで席にもって帰る方もおられ、アッちゅう間に、スッカラカンになっちょったがやき!
★「司牡丹 AMAOTO」(純米酒)
●食菜:牛蒡うどん 葱 高知生姜
〆は、昨年大人気で完売したもんを中嶋さんが秘蔵しちょった、佐川町出身の人気声優・小野大輔さん完全プロデュースの日本酒「司牡丹 AMAOTO」と、高知県産の生姜を効かいた牛蒡うどんの組み合わせながよ。
こちらも、相性バッチリで、お酒も料理も美味しかったがやけんど、さすがにお腹いっぱいで、よう食べきれんかったが
やき。
中嶋さんのお料理は今年もさらに進化しちょって、どれもこれも美味しゅうて、さらにお酒にもバッチリやって、まっこと皆さん大悦びやったがよ。
ワシも歳をとってあんまり食べれんなってきたきに、ちくと量を減らしていただけりゃあ完璧ながやけんど・・・。
とにかく最初から最後まで、ワシゃあアチコチ移動しもって、いろんなお話をさいてもうて、美味しいお酒を皆さんと、足るばあ酌み交わさいてもうたがやき。
こうして22時ばあにゃあ、中嶋さんからの御礼のご挨拶があり、続いて塩山酒販の岸本社長さんの中締めがあり、無事お開きとなったがよ。
皆さんまっこと至福の全身笑顔のちくと千鳥足で(人によっちゃあフラッフラで)、帰路につかれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、そして中嶋さんご夫妻と「宴」さんのスタッフの皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社