牧野博士は、佐川町で「菊の露」っちゅう銘柄を醸す酒蔵の息子として生まれられたがやけんど、その酒蔵を売りはろうて植物学者になられたがよ。

ほんで、その酒蔵は最終的に司牡丹酒造の一部となっちゅう関係らあもあり、また東京での日本酒会でワシゃあ岩佐さんとお会いした関係らあもあり、お付き合いさいていただきゆうがやき。
岩佐さんご家族は、息子さんの卒業祝いに、ホンマは海外旅行に行く予定やったがやけんど、新型コロナウイルス騒ぎで中止になったき、ほいたらっちゅうことで高知旅行に切り替えられたっちゅうことやったがよ。
高知にも佐川にも何度か来られちゅうらしいけんど、司牡丹の中に入るがは初めてやっちゅうことやったき、せっかくやきっちゅうことで、ワシが簡単に蔵見学にご案内さいてもうたがやき。
ホンマは、現状新型コロナの関係で酒蔵見学は中止にさいてもうちゅうがやけんど、ちくと特別にご案内さいてもうたがよ。
玄関の酒林、江戸時代末期建築の白壁蔵らあをご案内し、モロミの発酵室にご案内さいてもうたがやけんど、もう既に造りの最終段階で、全部搾ってしもうちょって、残念ながらモロミは1本も残ってなかったがやき。

その後は、元牧野富太郎さんくの蔵や生誕碑らあをご案内し、「司牡丹・酒ギャラリーほてい」にて、ちくと試飲をご堪能いただいたがよ。

造りの時期に、ここでしか手に入らん「司牡丹・しぼりたて生原酒」の3種類(「純米吟醸しぼりたて生原酒」「純米しぼりたて生原酒」「本醸造しぼりたて生原酒」)と、「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」らあを、試飲していただき、岩佐さん満面満開笑顔になっちょったがやき。
その後は、ご家族で牧野公園を散策され、佐川名物「大正軒」さんにて鰻蒲焼き定食をお昼ご飯に堪能されたようながよ。
岩佐さんと奥さんと息子さん、わざわざご来社いただき、まっことありがとうございましたぜよ!
さてその後は、午後からワシゃあ高知市内に向こうて、高知県酒造組合に15時半前に入ったがやき。


高知県中小企業団体中央会の古木さんからの依頼で、高知大学の先生方からの取材があるっちゅうことで、うかごうたがよ。
古木さんと、高知大学人文社会科学部の新井准教授さんと深山講師さんがお越しになり、高知県酒造組合理事長のワシと事務局の秋久さんが対応さいてもうて、まずは海外展開についての質問らあに、いろいろ答えさいてもうたがやき。
ホンマはアメリカから、Ramseyer氏も月末に来られる予定やったがやけんど、新型コロナの関係で延期となってしもうたき、Ramseyer氏からの質問も、いくつかあったがよ。
途中からは、旭食品株式会社の社員でもあり高知大学教育研究部総合科学系の研究員でもある窪添さんも来られたがやき。
窪添さんは、ワシが会長を務めさいてもらいゆう「土佐酒振興プラットフォーム」の酒米研究者としてのメンバーながよ。
海外展開についての質問の後は、酒米についての質問となったき、ワシと窪添さんとで、いろいろ答えさいてもうたがやき。
先生方からのいろんな質問に答えさいてもらう中で、海外展開と酒米について、高知県酒造組合の強みや弱みらあが、あらためてハッキリと見えてきたように感じたがよ。
2時間を超える取材は、18時前ばあにゃあ終了したがやき。
新井先生、深山先生、古木さん、長時間に渡る取材、ありがとうございましたぜよ。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社