2020年03月28日

幸せの言の葉〈1348〉

「日本人の美しき礼儀の良さは、外国人旅行者の誰もが認めるところながよ。けんど、もし礼が、『品の良さ』を損なう恐れがあるがために行われるがやったら、そりゃあ貧弱な徳といわにゃあならんぜよ。」(新渡戸稲造)


流麗な英文で書かれて、長年読み続けられゆう「武士道」の著者であり、日本の教育者・思想家の、新渡戸稲造(1862〜1933)さんの言の葉ながやき。


日本人の礼儀の良さは、いまや世界中でよう知られちゅうがよ。


けんど、その礼儀の良さにも、貧弱な徳からくるもんと、ホンマもんの徳からくるもんとがあると、かの新渡戸稲造さんは喝破するがやき。


貧弱な徳からくる礼儀の良さは、「品の良さ」を損なう恐れがあるがために行われるもんながよ。


つまり、自分は品がえい人やと思われたいき、無理して礼儀良うしゆうだっけっちゅう人は、貧弱な徳の持ち主やっちゅうことながやき。


一方、ホンマもんの徳からくる礼儀の良さたぁ、そこにおる相手を人間として尊重しちゅうがゆえに、自然ににじみ出してくるもんながよ。


つまり、自分がどう見えるからあて関係なしに、相手のことを自然体で慮ることができて結果として礼儀がえいっちゅう人は、ホンマもんの徳の持ち主やっちゅうことながぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)